バスコレ展示会に潜入! JR8社セットにアニメラッピングなど、全国各地を走るバスの模型が新登場
トミカでおなじみのタカラトミーグループの一社で、交通関連のミニチュア模型で国内有数のシェアを誇るトミーテック。
同社の2017年秋〜2018年新春・新商品展示会に行ってきました。
たくさんの新商品が集まる中で、私のお目当てはもちろん「ザ・バスコレクション」。
今回もバスファンの心をくすぐられる新商品が目白押しでした!
JRバス30周年を記念した「8社セット」が発売!
アニメ、ゆるキャラ、ヒコーキ、電車など、好きなものがあれば、そのミニチュアを手元に置いておきたいと思うのがマニア心というもの。
バスマニアにとって、そんな欲望を満たしてくれるのが、トミーテックが2003年から展開している「ザ・バスコレクション(通称・バスコレ)」です。
バスコレでは、全国各地を走る長距離バスや路線バスを、主に1/150スケールのミニチュア模型に再現。
自動車マニアや鉄道マニアも唸らすほど、精巧な車両模型のノウハウを持つ同社。細かなディテールにも手を抜かないリアルさがファンの心を掴んでいます。
興味深いバス模型がいくつか並んでいますが、まずはやっぱり高速バスが気になる(!)ということで、真っ先に私の目を引いたのは「JRバス30周年記念8社セット」(12月発売予定/税抜予価:9,600円)。
商品名の通り、北海道、東北、関東、東海、西日本、中国、四国、九州のJRバス8社の主要車両が、なんとワンセットになっています。
私がよく使うJR東海のバスも、つばめマークからパーツのつなぎ目の細い線まで細か〜く再現されていて、そのリアルさには脱帽。
「多くの方が利用しているバスですし、初めて模型になる車両もあるので、いつにも増して人気のセットになりそうです」と会場にいた担当の方も話していました。
バス旅を愛する人なら、きっと一度は乗車したバスがあるはず。このリアルな模型を見れば、コンプリートしたいと感じること間違いなしです。
▼この日は「JRバス30周年記念8社セット」のうち4台が展示されていました。
バスコレ第23弾はバリエーションが豊富! 三菱ふそうローザとエアロミディ&JR高速バス8社セットが12月に発売
同じくセット商品では、「神戸三宮バスターミナルセットⅠ」(税抜:3,600円)も展示。
こちらは、神戸三宮バスターミナルを発着する、神姫バス、淡路交通、徳島バスの3台セットで、西日本のバスファンに人気を集めそう。
神戸三宮ターミナル発着のバスがバスコレ地域密着シリーズに! 神姫バス/淡路交通/徳島バスの3台セットで9月発売
主要都市の大手バス会社の車両が定番商品化!
併せて行なわれた説明会の中で、目玉企画として案内されていたのが、バスコレのシリーズに新たに加わる「わたしの街バスコレクション」(11月発売予定/税抜予価:各1,200円)。
このシリーズでは、国内主要6都市と、首都圏・関西圏の大手バス会社のバス模型を定番化。
バスコレの場合、モデルによっては一定数量で生産終了になることもありますが、このシリーズは常に手に入るよう生産するとのこと。
東京都交通局や名古屋市交通局、広島電鉄など8社がラインナップされています。
また、もうひとつ目玉として紹介されていたのが、東京北部と埼玉南部を走る国際興業バスのリニューアル版。
こちらは以前に発売されてすぐに売り切れになってしまった、バスコレの中でもとりわけ人気の高いバスです。
前回はさいたま東営業所の車両でしたが、リニューアル版では練馬営業所の車両に変更され、方向幕も「成増駅」行きに。
そんな“わかる人にしかわからない”細かな仕様変更なのですが、それを楽しそうに話す社員さんの姿を見て、やはりトミーテックが乗り物マニアの集団であるのを垣間見た気がしました。
さらに路線バスの新作では、神奈川県の川崎市交通局と九州3県を走る昭和バスなどが登場。
残念ながら、この日はこれらの見本は展示されてなかったのですが、日頃の生活で利用されているバスだけに、子供たちからの人気も集めそうです。
▼会場にはそのほか、すでに廃線となったバスなど珍しい車体も展示されていました。
“巡礼地”を走る「ガルパン」バスの2号車も登場!
さらに、“聖地巡礼”で人気の、アニメラッピングバスの新作も登場。
茨城交通の「ガールズ&パンツァー」ラッピングバス2号車や、立川バスの「フレームアームズ・ガール」ラッピングバスが展示されていました。
特別なラッピングバスは期間限定の運行となるだけに、メモリアルアイテムとしてもぴったりですね。
「フレームアームズ・ガール」「ガルパン」のラッピングバスが手のひらサイズに! バスコレで11月・12月に発売
以上、バスコレ新作の紹介でした。気になる車両はあったでしょうか?
バスコレの模型は、別売りの走行ユニットを使えば実際に走らせることもできます。
そのため、コレクションして満足感を得るだけではなく、自分の部屋でガンガン走らせて遊ぶのも楽しみ方のひとつ。
本物さながらのミニチュア模型は、バス旅の楽しさを広げてくれそうなアイテムです。
※本記事は、2017/09/15に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。
鈴木翔
編集者兼ライター 30代 / 男性
面白いことが大好きな編集者兼ライター。仕事やプライベートで世界各地を旅しているのでバスは常に欠かせない交通手段。これまで最高だったバス旅は、ペルーのチチカカ湖周辺からボリビアのラパスまでの「インカの聖地ルート」。最悪だったのはラオス北部の村から世界遺産のルアンパパーンまでの「12時間耐久・山岳酷道ルート」。最近、中野区から勝どきに引っ越して、なんちゃってセレブ生活を満喫中。
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