ミャンマー最大のバスターミナルで日本産オールドバスを発見!【計30台】 | 高速バス・夜行バスの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

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ミャンマー最大のバスターミナルで日本産オールドバスを発見!【計30台】

2016年の新政権樹立から急速な民主化が進行中で、「アジア最後のフロンティア」として旅人たちから注目を集めるミャンマー。古くから親日国として知られるこの国では、日本のバス会社やツアー会社で使われていた中古バスがほぼそのままの姿で活躍中。ここではヤンゴンのバスターミナルで発掘してきた日本のオールドバス(OB)を写真とともに紹介します!

ざっくり、こんな記事

  • ミャンマーの街には日本車がいっぱい
  • ヤンゴンの長距離バスターミナルは超巨大
  • そこで日本製の中古バス(OB=オールドバス)を大発見!


日本よりも日本産の車があふれている!? ミャンマー・ヤンゴンの街

日本から約4000km離れた東南アジアの国・ミャンマー。国内最大の都市・ヤンゴンは世界からの空の玄関口になっています。

2006年まではこのヤンゴンが首都でしたが、今は約300km北にあるネピドーに首都機能が移されています。

さて、ミャンマーについてあまり知らない人でも、ノーベル平和賞を受賞したアウン=サン=スーチーさんのことはご存知でしょう。

そのスーチーさん率いる国際民主連盟(NLD)が政権を奪取した2016年から、この国では急速な民主化が進行しています。いままさに“閉じられた国”から“開かれた国”へと転換中のミャンマーは、「アジア最後のフロンティア(未開地)」と呼ばれ観光地としての注目度も高まっています。

ヤンゴンの街並み
ヤンゴンの街並み
市内中心部にあるミャンマー最大のパゴダ(仏塔)、シュエダゴン・パゴダ
市内中心部にあるミャンマー最大のパゴダ(仏塔)、シュエダゴン・パゴダ
巨大涅槃仏(ねはんぶつ)があるチャウッターヂー・パゴタ
巨大涅槃仏(ねはんぶつ)があるチャウッターヂー・パゴタ
路上の古本屋にもスーチーさんの本がいっぱい
路上の古本屋にもスーチーさんの本がいっぱい

ミャンマーを訪れてまず驚いたのは街を走る日本車の数。古くからの親日国ということもあってか、シェアで言えば日本を超えてしまうのでは、と思うくらいに日本車ばかりが走っています。

街を走るのは日本車ばかり
街を走るのは日本車ばかり
タクシーもトヨタ車!
タクシーもトヨタ車!

さらにヤンゴンの街を歩いていると、私のすぐ近くを「Highland Express」と書かれた見覚えのあるバスが走っていきます。「え、アルピコ交通???」とおもわず振り返ってしまいました。

そう、ここミャンマーでは日本のバス会社やツアー会社で活躍した中古バスたちが、ほぼ当時のままのラッピングで走っています。

日本のOB(オールドボーイじゃなくて、オールドバス!)たちが長距離バスや路線バスとして現役で走っているんです。

そんなOBたちをもっとたくさん見たいと、ヤンゴンの長距離バスターミナルを訪れてみました。


バスすれすれの場所に人・人・人! 巨大ターミナルはまさにカオス状態

ヤンゴンの長距離バスターミナルはアウン・ミンガラー・バスターミナル(Aung Mingalar Bus Terminal)といい、街の中心地から北へ20kmほど行った郊外にあります。

市街地からはタクシーを利用して1時間ほど。料金はドライバーとの交渉制で、8,000〜10,000チャット(日本円換算で約650円〜800円)が相場です。

市街地から路線バスでも行けますが、乗り間違いやバスターミナルの複雑さを考慮するとタクシーを使うのが賢明です。

朝のアウン・ミンガラー・バスターミナル
朝のアウン・ミンガラー・バスターミナル

大抵の場合、大都市のバスターミナルというとメインとなる大きな建物がありますが、ヤンゴンのバスターミナルは少し異なります。

各バス会社の待合所兼駐車場の集まった建物が何ブロックも点在していて、ターミナル全体が小さな町のようになっています。

驚くべきは「これ!」という場所を一枚の写真に収めきれないくらいのその広さ。同じようなターミナルがいくつもあって、その周りにいろんな商店やローカルレストランが立ち並んでいます。

似たような場所がいくつもあるバスターミナル
似たような場所がいくつもあるバスターミナル

チンロンという伝統スポーツを楽しむ若者たち
チンロンという伝統スポーツを楽しむ若者たち

ターミナルの光景は、お世辞にも綺麗とは言えず、なかには舗装されていないようなところもあって、地面がゴツゴツしています。

駐車しているバスの周りには、客、物売り、タクシーの客引き、子ども、クルマ、野良犬などが居て、何ともアジア的なゆるさが漂います。

歩行者すれすれのところを通行するバス。日本ならまずアウトですが、それでも事故が起こらないというのが不思議です。まさに自己責任の世界といった様子。

建物と水路の狭い間に駐車しているバス
建物と水路の狭い間に駐車しているバス

広くて似たような場所ばかりなので迷ってしまいそうですが、タクシードライバーにバス会社を伝えておけばその会社の建物まで送ってくれます。

もしその場所を知らなくても、周りに尋ねればちゃんと送り届けてくれるところに、ミャンマーの人たちの優しさを感じます。


古い日本産バスを見つけるためにターミナルを探検!

自分の乗るバスの待ち時間を利用して日本のOB探しをスタートしました。

長野県を拠点とするアルピコ交通の高速バス
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千葉交通の空港バス
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ツバメマークだけ残されたJRハイウェイバス
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歴史を感じる大阪バス
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「YADANAR EXPRESS」に生まれ変わった岐阜バス
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軽井沢を拠点とする草軽交通のバス
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……とはいえ探すまでもなく、歩いていればそこらじゅうに日本の会社名の書かれたバスが見つかります。

阪神バスのサラダエクスプレスのはずが、後輪のそばには名鉄観光バスの名前……
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日の丸リムジンの観光バスだけど、なぜか「エアポートバス」の文字が
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これは北鉄バス? それとも名鉄観光バス?
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おそらく「OKHOTSK(オホーツク) EXPRESS」が「JYUBAN EXPRESS」に書き換えられた網走バス
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岡山 北観光? 詳しい情報求む(笑)
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福島県・裏磐梯猫魔ホテルの送迎バス
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宝探しの気分で日本のバスを見つけてはカメラでパチリ。自分たちのバスを嬉しそうに撮影している変な異邦人(←私)を見て、運転席にいるドライバーたちは苦笑い。

今は合併して名鉄観光バスになった名古屋観光日急のバス
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和歌山県を拠点とする明光バス
和歌山県を拠点とする明光バス
名古屋でおなじみ名鉄バスの路線バス
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熊本県を拠点とする天草城観光のバス
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西日本JRバスのハイウェイバス
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2台目の岐阜バスを発見!
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ミャンマー・ヤンゴンで故郷のバスと感動の再会

さらにターミナルの横にはだだっぴろ~い待機場があり、端っこが見えなくなるくらい多くの数の大型バスが列を作って停まっています。

バス好きにはたまらない光景?
バス好きにはたまらない光景?

ミャンマーは左ハンドルの国ですが、日本のOBは右ハンドルのまま。日本人が外車に乗るのと同じような感覚なんでしょうか。

どこのバスかわからないけど、西武のレオマークがついたバス
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長野県を走るやまびこバス
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この日2台目のアルピコ交通
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北海道の女満別を拠点とするたいせつバス
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香川県を走る大川観光のバス
香川県を走る大川観光のバス
滋賀観光バス
滋賀観光バス

日本で走っていた当時のままの姿をしたバスもあれば、ミャンマー語の文字が付け足されて“プチリノベーション”されているものもあります。

某有名グルメタレント風に言うと「大型バスの異文化交流や〜」といったところでしょうか(ふざけてスミマセン…)。

島根に本社がある石見交通のバス
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今日2台目の網走バス。こちらも「YADANAR EXPRESS」に
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新潟交通の貸切バス
新潟交通の貸切バス
茨城県の玉里観光バス
茨城県の玉里観光バス

北海道でバスツアーを行なう札幌観光バス
北海道でバスツアーを行なう札幌観光バス

待機場のバスの中には、私の故郷で走っている遠鉄バスのOBもありました。まさか日本から4,000km以上も離れた場所で「Entetsu」の文字を見るとは……。

自分も遠鉄のバスで通学していただけにちょっと感動。

私の地元、浜松市に拠点を置く遠鉄バス
私の地元、浜松市に拠点を置く遠鉄バス
ミャンマーで遠鉄バスと滋賀観光バスが夢の共演!?
ミャンマーで遠鉄バスと滋賀観光バスが夢の共演!?

「東京シャトル」じゃなくて「東京シャイン」という謎のバスも…
「東京シャトル」じゃなくて「東京シャイン」という謎のバスも…

この日は2時間で30台以上のOBを発見。こうなってくると「ポケモン、ゲットだぜ!」的なコレクター根性が沸きあがってきますが、次の街でもレアものが見つかりそうなので程々にして探検終了。
予約していたバスに乗り、バガンに向けて出発しました。

ヤンゴン以外の街でも多くのOBたちと出合いました
ヤンゴン以外の街でも多くのOBたちと出合いました
福島県の会津交通のバス
福島県の会津交通のバス

大阪空港交通のバス
大阪空港交通のバス

ちなみに、ミャンマー政府は2018年から右ハンドルの中古車の輸入を禁止するそうです。これだけ多くの日本のOBたちがミャンマーの道路を走るのが見られるのは、あと数年の間だけなのかもしれません。

今後ますます旅行客が増えそうなミャンマー。訪れたら、ぜひヤンゴンのバスターミナルまで足を伸ばして、懐かしい日本のOBたちを見つけてみてはいかがでしょう。

※本記事は、2018/03/29に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

  • この記事を書いたライター

    鈴木翔

    編集者兼ライター 30代 / 男性

    面白いことが大好きな編集者兼ライター。仕事やプライベートで世界各地を旅しているのでバスは常に欠かせない交通手段。これまで最高だったバス旅は、ペルーのチチカカ湖周辺からボリビアのラパスまでの「インカの聖地ルート」。最悪だったのはラオス北部の村から世界遺産のルアンパパーンまでの「12時間耐久・山岳酷道ルート」。最近、中野区から勝どきに引っ越して、なんちゃってセレブ生活を満喫中。

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