富士急ハイランド行きバスの利用者は半数が◯◯だった! 富士急行バスの高速バス「渋谷〜富士山駅・河口湖線」乗車記 | 高速バス・夜行バス・バスツアーの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

乗車体験記

富士急ハイランド行きバスの利用者は半数が◯◯だった! 富士急行バスの高速バス「渋谷〜富士山駅・河口湖線」乗車記

富士山や河口湖、富士急ハイランドへ行くなら、高速バスが安くて便利! ということで今回は、富士急行バスの高速バス「渋谷〜富士山駅・河口湖線」に乗車しました。乗客の半数は外国人の方々という、国際色豊かな車内の様子やシート周りの設備などを紹介します。

ざっくり、こんな乗車記

  • 出発は渋谷マークシティ5階! 乗り遅れに要注意
  • 人気観光地行きの高速バスだけに、車内は半数が外国人
  • 河口湖駅の周辺は人気観光地がいっぱい!


標高3,776mにそびえ、日本を代表する風景である富士山。
2013年にはユネスコの世界遺産に登録され、いまや世界中の観光客がより一層訪れるスポットになっています。東京から富士山を訪れるならバスで行くが安くて便利。

今回は富士急行バスが運行する渋谷〜富士山駅・河口湖線を利用して、富士山観光の拠点となる河口湖駅へ。2018年7月14日から入園無料になった富士急ハイランドにもアクセス容易なルートなので、富士山五合目とアミューズメントパーク「富士急ハイランド」を組み合わせた日帰り旅もありですよ!


河口湖まで約2時間10分! 出発は渋谷マークシティ高速バス乗り場

東京と富士山方面を結ぶ高速バスにはいくつかの路線がありますが、今回は1日12往復運行されている渋谷駅発の路線をチョイス。
渋谷で乗客を乗せて東名道を経由し、御殿場市立図書館前、富士学校前、富士急ハイランドに停車して河口湖駅に到着します(夕方の3便は富士山駅にも発着)。

目指す河口湖駅までの乗車時間は、渋谷から約2時間10分。運賃は片道1,800円。


渋谷のバスターミナルは渋谷駅前のバス乗り場ではなく、「渋谷マークシティ」という複合ビルの5階にあるので注意が必要です。複雑な渋谷駅ゆえに道に迷うことを考えて早めに到着しましょう。

渋谷駅西口から見た渋谷マークシティ。奥の一番高いビル
渋谷駅西口から見た渋谷マークシティ。奥の一番高いビル
地上からマークシティ2階へ続くエスカレーター
地上からマークシティ2階へ続くエスカレーター

JRの場合、とりあえず2階の玉川改札を出てマークシティ内にある京王井の頭線の渋谷駅を目指せばOK。
井の頭線の改札があるビルの5階がバスターミナルになっています。

4階のインフォメーションと銀座ライオンの間に5階バスターミナルに行ける階段がある
4階のインフォメーションと銀座ライオンの間に5階バスターミナルに行ける階段がある
バスターミナルには待合室も。電源コンセントもある
バスターミナルには待合室も。電源コンセントもある


乗車を待つ人の列は国際色豊か〜

10時40分発のバスは出発10分前に乗り場に到着。まもなくして乗車が始まります。
世界遺産の富士山、そして絶叫マシンで人気の富士急ハイランドを目指す路線だけに、平日だけどほぼ満席。
そして乗客の半分ぐらいが欧米人やアジア人と思しき外国人の方々です。

乗り場に入ってきた富士急行バスの高速バス
乗り場に入ってきた富士急行バスの高速バス
平日昼間にもかかわらず多くの乗客が
平日昼間にもかかわらず多くの乗客が

車体は日野セレガのハイデッカー。車内は白とブラウンをベースとした落ち着いた雰囲気です。

木目調の床など落ち着きのある車内
木目調の床など落ち着きのある車内
座席は少しだけリクライニング可能
座席は少しだけリクライニング可能

座席上部のラック
座席上部のラック

約2時間という乗車時間の短い路線なので内装はシンプルなのですが、足元の広さなどは十分快適。
途中休憩はありませんが、車内にトイレがあるのでもしもの時も大丈夫です。

ミニテーブル
ミニテーブル
エアコンと読書灯
エアコンと読書灯
シンプルなフットレスト
シンプルなフットレスト
車内はフリーWi-Fiも利用可
車内はフリーWi-Fiも利用可


東名を利用して、御殿場、富士急ハイランド、そして河口湖駅へ!

さて、席に着き、車窓を見ながら気になってしまうのが空模様。
高層ビル群の上は、うっすら白けた曇り空です。果たして富士山の姿は拝めるのか……。

当日は晴天とは言えない空模様
当日は晴天とは言えない空模様

10時40分にマークシティを出たバスは11時ちょうどに東名高速の東京ICを通過します。
窓の外は私にとって見慣れた景色ですが、外国から来た方々には貴重な旅の一コマ。
周りの席にはスマホで写真を撮る人の姿もありました。

にぎやかな車内
にぎやかな車内

徐々に車窓の色はビル群から穏やかな風景へと移り変わっていき、丹沢方面の山など緑の割合が増えていきます。
ちなみに後ろの席はカナダからのお客さんだったようで、耳に入ってくるリアルな英語でしばしリスニングのお勉強。

東名高速を西へ向かう
東名高速を西へ向かう
徐々に穏やかな風景に
徐々に穏やかな風景に

やがて11時45分ごろに神奈川県を抜けて静岡県の小山市に。さらに10分ほどして御殿場ICで東名を降ります。ここまで来れば右手前方に富士山の雄姿が見えるはずですが、あいにくの天気のため、その裾野すら見ることはできず……。

静岡県に突入!
静岡県に突入!
うっすらと見えるようで見えない富士山
うっすらと見えるようで見えない富士山

御殿場ICからは一般道を少しずつ北上しながら「御殿場市立図書館前」と「富士学校前」に停車しますが、降りる人がいなければ停まらずに進行します。

停車地は車内前方のモニターに表示
停車地は車内前方のモニターに表示

その後、山梨県に入り、12時40分過ぎには「富士急ハイランド」に到着。
ここで半分以上の人が降りていきます。窓の外にはFUJIYAMAのレーンがドーン!!!

窓の外に見えてきたFUJIYAMAに乗客の視線も集中
窓の外に見えてきたFUJIYAMAに乗客の視線も集中

ここまできたらゴールはすぐそこ。再び走り始めて5分ほどして12時47分に河口湖駅到着です。

富士山&フジキュー! 河口湖駅周辺は楽しいスポットがいっぱい!!

河口湖駅は世界遺産の富士山とその周辺スポットの観光拠点。
ここに来るのは数年ぶりですが、駅前には以前来た時よりも多くの外国人による賑わいがあってやや驚き。

河口湖駅に到着!
河口湖駅に到着!
ショップやレストランもある河口湖駅
ショップやレストランもある河口湖駅

富士山に行くには、ここから「富士山五合目」行きの路線バスに乗り換えます(富士山が山開きとなる7月1日〜9月中旬までは1日18〜19往復、それ以外のシーズンは1日7〜8往復の運行)。運賃は片道で1,540円、往復だと2,200円です。
なお、登山シーズンにはバスタ新宿から富士山五合目直行の登山バスも運行しています。

7番乗り場から出発する富士山五合目行きの路線バス
7番乗り場から出発する富士山五合目行きの路線バス

河口湖駅から行けるのは、4つある富士山の登山口のうち「吉田口」と呼ばれる、標高2,305mの富士スバルライン五合目。河口湖駅から富士スバルライン五合目まではバスで55分ほど。
さらに五合目からハイキングレベルで行ける六合目までは歩いて1時間ほどの距離です。

富士山駅の展望台から見た富士山
富士山駅の展望台から見た富士山
以前、富士山に登った時の五合目。この日も曇りだった
以前、富士山に登った時の五合目。この日も曇りだった

もしご来光目当てで山頂まで登るなら、正午過ぎくらいから登り始めて山小屋で一泊するスケジュールがおすすめ。
もちろん靴やウェア、ヘッドランプなど、登山用の装備が必須です。

六合目より上は登山者が鈴なりの列に
六合目より上は登山者が鈴なりの列に
登った人だけが見られる雲上世界
登った人だけが見られる雲上世界

また、河口湖駅からは河口湖や西湖の周辺にある観光スポットを周遊する3本のバス路線が出ていて、1,500円のフリーパス(2日間有効)で自由に乗り降りできます。

鉄道デザイナーとしても有名な水戸岡鋭治デザインの周遊バス
鉄道デザイナーとしても有名な水戸岡鋭治デザインの周遊バス

なお、河口湖駅から富士急ハイランドへも、無料巡回バス(1日20便運行)や富士急線の電車を利用して簡単に戻ることができます。

2018年7月14日から入園無料になった富士急ハイランド
2018年7月14日から入園無料になった富士急ハイランド
FUJIYAMAもアトラクション料金だけでのれちゃう!
FUJIYAMAもアトラクション料金だけでのれちゃう!

河口湖駅からこのまま富士山頂にゴー!……と行きたいところでしたが、この日はまだ山開き前だったので我慢。でも、午後から出てきた晴れ間のおかげで富士山の姿を拝むことはできました。

ランチは富士吉田うどん♪
ランチは富士吉田うどん♪

そのほか、名物の富士吉田うどんを食べたり、富士急ハイランドで遊んだりと満足の日帰りバス旅になりました!

※取材協力/富士急行バス

※本記事は、2018/07/26に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

  • この記事を書いたライター

    鈴木翔

    編集者兼ライター 30代 / 男性

    面白いことが大好きな編集者兼ライター。仕事やプライベートで世界各地を旅しているのでバスは常に欠かせない交通手段。これまで最高だったバス旅は、ペルーのチチカカ湖周辺からボリビアのラパスまでの「インカの聖地ルート」。最悪だったのはラオス北部の村から世界遺産のルアンパパーンまでの「12時間耐久・山岳酷道ルート」。最近、中野区から勝どきに引っ越して、なんちゃってセレブ生活を満喫中。

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