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by バス比較なび

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【動画あり】第1回 静鉄バスドライバーズコンテストの審査の様子をレポート! 10名の精鋭ドライバーがすごすぎる

しずてつジャストライン株式会社が「第1回 静鉄バスドライバーズコンテスト」を開催。各営業所から選び抜かれた精鋭ドライバーが栄冠を目指して、持てる技術のすべてをぶつけ合いました。コンテスト当日の審査の様子を取材してきたので紹介します。

第1回 静鉄バスドライバーズコンテスト開催!
第1回 静鉄バスドライバーズコンテスト開催!

2019年2月11日、どんよりした冬の曇り空の下、「第1回 静鉄バスドライバーズコンテスト」が静鉄自動車学校で開催されました。

しずてつジャストライン株式会社 三浦孝文社長
しずてつジャストライン株式会社 三浦孝文社長

開会式では、しずてつジャストライン株式会社の三浦孝文社長、来賓の中部運輸局静岡運輸支局長 古橋由忠氏より挨拶があり、選手宣誓の後いよいよ競技が始まります。

選手宣誓
選手宣誓

出場者は各営業所を代表する8名の精鋭ドライバーと運転士経験のある監督職の営業所所長が1名、運行保安係長から1名、合計10名が本日のコンテストに挑みます。

営業所を代表する運転士
営業所を代表する運転士

競技は事前点検と走行の8種目。それぞれ100点から減点方式を採用し、総合得点の上位から金賞、銀賞、銅賞の3名を表彰します。


精鋭運転士が挑む8種目の難関競技

選抜で選ばれた10名の運転士が挑むのは8つの競技種目です。

・ 始業点検
・ 縦列駐車
・ 方向転換
・ S字走行
・ 方向変換
・ 鋭角走行
・ クランク走行
・ 縦列直進

走行競技では、それぞれ所要時間が定められています。縦列駐車と方向転換を除く5種目では、前進に加えて後進(バック走行)も含まれているため、想像以上にハードルの高さを感じます。

1)縦列駐車

車両をバックで所定の位置に停車させる縦列駐車。

踏んではいけない黄色いテープ
踏んではいけない黄色いテープ

バックでハンドルを切る際、路面に貼られた黄色いテープを踏む、もしくは越えてしまうと減点対象になってしまいます。

縦列駐車2
縦列駐車5

縦列駐車4

さらに壁(後方のポール)から50cm手前が停車位置で、そこから外れると前後5cm単位で減点になります。競技試験のため、普段は使用しているバックモニターはオフになっています。

わずか50cmの停車位置
わずか50cmの停車位置
普段はバックモニターがオン
普段はバックモニターがオン

そのため、ハンドルを握るベテラン運転士の顔にも緊張が走ります。

縦列駐車6


2)方向転換(たこつぼ)

コーンとバーの配置を真上から見ると、フラスコのような形状をしていることから「たこつぼ」の愛称で呼ばれている方向転換。可愛い愛称とは裏腹に、高い運転技術が問われる競技となっています。

たこつぼに見えるユニークなコース
たこつぼに見えるユニークなコース

直径15mの円の中を全長11mのバスで、バックと前進を繰り返し方向転換を行います。その際コーンやバーに接触すれば減点。さらに「据えきり」と呼ばれる停止した状態でハンドルを切る行為も減点の対象となります。

切り返しの回数制限はないものの所要時間は5分間。縦列駐車同様にバックモニターを使えないため目視での確認が重要なポイントになる競技です。

方向転換(たこつぼ)2
方向転換(たこつぼ)3
方向転換(たこつぼ)4
方向転換(たこつぼ)5
方向転換(たこつぼ)6
方向転換(たこつぼ)7


3)S字走行

S字走行は道幅5m、カーブの半径が12.25m。車長と車幅を把握していなければいけない競技です。

S字走行のコース
S字走行のコース
S字走行2
S字走行3

最接近!
最接近!

いまにも触れていまいそうになりながら、わずか4分間の所要時間でクリアしていく運転士の技術には脱帽です。


4)方向変換(車庫入れ)

方向変換でも、"50cm"の難関が運転士にプレッシャをかけます。

所要時間が2分間と競技の中でもっとも短い時間で行われる方向変換は、途切れることない集中力が求められます。停車位置は縦列駐車と同じで後方50cm。ベテラン運転士が「ここは要注意だよ」と教えてくれました。

方向変換(車庫入れ)1
方向変換(車庫入れ)2
方向変換(車庫入れ)3
方向変換(車庫入れ)4


5)鋭角走行

鋭角60度の中でバスの向きを変える
鋭角60度の中でバスの向きを変える

所要時間3分で抜けきるにはハンドルを切るタイミングが大きなポイントです。わずかなズレでもコースアウトしてしまいそうで、近くで見ていると気が気でなりません。

鋭角走行2
鋭角走行3

鋭角走行は、通常のバス運行でこんなケースがあるのかと思えるような競技ですが、それでもクリアするバス運転士の高度な技術を垣間見ました。

動画でも撮影しました!

第1回 静鉄バスドライバーズコンテスト

2月11日に開催された「第1回 静鉄バスドライバーズコンテスト」を取材しました! 動画は鋭角60度でバスの向きを変える「鋭角走行」の様子です

バスとりっぷさんの投稿 2019年2月14日木曜日


6)クランク走行

パズルゲームのピースのようなコースを走行するクランク。車長の前後感覚がポイントになります。

クランク走行1
クランク走行2
クランク走行3

クランク走行では、中型バスの日野レインボーIIが使用されていました。他の競技では11m級のいすゞエルガを使用していますが、この競技ではすぐに7m級の車両感覚に切り替えて自在に操る技術が求められる競技です。


7)縦列直進(スラローム走行)

縦列直進は、途中4カ所の障害物をかわして規定の停車位置まで進む競技です、車幅は6mありますが、障害物が大きくバスの進行方向をふさいでいます。

縦列直進(スラローム走行)1
縦列直進(スラローム走行)2

縦列直進(スラローム走行)1

定められた停車位置まで進まなければならないので、障害物をよけ切れてもまだまだ気を抜くことができません。

縦列直進(スラローム走行)
縦列直進(スラローム走行)

見事に切り抜けたあと、会場内で歓声があがりました。このコンテストは一般には非公開で行われましたが、静鉄バス関係者と家族は会場内に入ることができ、時折お父さんを応援する子どもたちの声も聞こえてきました。

これでも接触しないプロのテクニック
これでも接触しないプロのテクニック


以上で事前点検を含むすべての競技が終了しました。
これらの競技を目の当たりにすると、日常あまり意識することがないバス運転士の技能の高さを思い知らされました。

さあ、はたして「第1回 静鉄バスドライバーズコンテスト」の栄冠は誰の手に?

しずてつジャストラインの養成バス運転士

コンテスト会場で、代表運転士と行動を共にする若い人の姿が見られました。彼らは「養成バス運転士」として採用された人たちで、本コンテストでベテラン運転士の技術を目と肌で感じてもらうため、経験の場を与えられたそうです。

運転士をめざす「養成バス運転士」
運転士をめざす「養成バス運転士」

バスの運転に必要な「大型二種運転免許」の取得には、年齢が満21歳以上で普通運転免許取得から3年以上が条件になります。しずてつジャストラインでは、例年10名前後の高等学校または専門学校の新卒者を採用。

大型二種運転免許の取得資格が揃うまでの期間、運転以外の整備職や事務職を経験しながら、現場でバスの知識を身につけ運転士を目指す「養成バス運転士」制度を全国のバス会社に先駆けて導入しています。

しずてつジャストラインには、この制度を知って静岡県はもとより、首都圏や大阪からも就職を希望する人が増えているそうです。


「第1回 静鉄バスドライバーズコンテスト」金賞を発表

各競技の終了後、採点結果が集計され表彰式が行われました。最初に部門別の優秀者が発表され、縦列駐車やS字走行など4部門を鈴木正基さんが受賞。

このまま総合得点でも優勝かと思われた会場内でしたが、最終集計の結果「第1回 静鉄バスドライバーズコンテスト」は、宮原幸善さんが見事優勝(金賞)の栄冠に輝きました。

銅賞 曽我勉さん/金賞 宮原幸善さん/銀賞 鈴木正基さん
銅賞 曽我勉さん/金賞 宮原幸善さん/銀賞 鈴木正基さん

銀賞は鈴木正基さん、銅賞は曽我勉さんらが受賞。それぞれ記念品と副賞が授与されました。

しずてつジャストラインが目指す事故ゼロの世界

今回のコンテストは、「お客様を安全に目的地まで送り届けるバス事業者として、責任を果たすためのスキル向上を目的としたコンクール。今回出場した運転士には、それぞれの営業所に戻った後、同僚や後輩に本競技の意義を伝え、安全運行のリーダーシップを発揮してほしい」という三浦社長の言葉で締めくくられました。

「安心と安全」をお客様に提供するために、いかなるケースにも対応できる運転技能と判断力のある運転士を育てる、しずてつジャストラインの熱意が伝わった「第1回 静鉄バスドライバーズコンテスト」でした。


※本記事は、2019/02/14に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

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    この記事を書いたライター

    出雲義和

    ライター 50代 / 男性

    出版関連の仕事を25年間勤務、現在は独立。若い頃から大の旅行好き、徒歩・自転車・バイク・電車・バスなどあらゆる交通機関を使って全47都道府県を制覇。最近は海外トレッキングに出かけたりもする、「アウトドアなおじさん」。数年前より雑誌の文具手帳特集で紹介されるようになり、「文具のおじさん」でもある。

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