青森~東京「ジャムジャムライナー」ゆったりプレミアムシート乗車記。3列独立シートの車内の様子は? | 高速バス・夜行バス・バスツアーの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

乗車体験記

青森~東京「ジャムジャムライナー」ゆったりプレミアムシート乗車記。3列独立シートの車内の様子は?

ジャムジャムエクスプレスが運行する夜行バス「ジャムジャムライナー」で、青森駅前から東京のバスタ新宿まで乗車しました。青森から関東方面に南下する約11時間のルートです。プレミアムシートの車内設備や寝心地などを紹介します。

ざっくり、こんなバス

  • 青森駅前発のジャムジャムライナーは、弘前~埼玉・大宮経由で毎日運行中!
  • トイレ付き&アメニティも完備!
  • 青森~新宿まで約11時間の旅!


青森駅の目の前、10番ターミナルから出発!

青森駅前から出発する「JAMJAM(ジャムジャム)ライナー」は毎日1便。同じ青森県内の弘前駅・城東口~埼玉県・大宮駅を経由した後、バスタ新宿に到着。その後、終点のお台場・東京テレポート駅前まで運行しています。

乗り場はJR青森駅の目の前にあるバスロータリー内、10番です。

JR青森駅
JR青森駅
バスロータリー地図
バスロータリー地図

乗り場への行き方は、まずJRの改札口を出て目の前にある出口から外に出ます。

出口から外へ
出口から外へ

「青森市観光交流情報センター」の建物前を通りすぎて、ロータリー内にある2本のバスホームへ。駅から2本目のホーム、一番奥が10番乗り場です。

「青森市観光交流情報センター」の建物前を通りすぎる
「青森市観光交流情報センター」の建物前を通りすぎる
駅から2本目のホーム
駅から2本目のホーム
一番奥が10番乗り場
一番奥が10番乗り場

10番乗り場の看板には「十和田観光・下北交通バス」と表示されていますが、時刻表のところに「ジャムジャムライナー」の記載がありました。青森駅の出発時間は19:45です。

看板
時刻表

青森駅前には駅ビルがあり、出発時間まで書店やカフェがオープンしているので、時間を潰す場所には事欠きません。駅構内にはコンビニエンスストアもあります。

特に冬場は、外でバス待ちをするのはなかなか寒さがこたえます。駅構内にある待合所はもちろん、ロータリーに併設されている「青森市観光交流情報センター」にはベンチがあり、自動販売機なども完備されているので、ムリせず温かいところで過ごしましょう。センター内では無料Wi-Fiも整備されています!

青森市観光交流情報センター
無料Wi-Fi

発車時刻の5分前、19:40にバスが到着しました! 予約時のメールの控えを見せて名前を告げると、運転士さんが座席ナンバーを教えてくれます。大きい荷物がある場合は、車内に入る前に運転士さんに声をかけ、トランクに入れてもらいます。

バスが到着

バスタ新宿到着の予定時刻は翌朝7:00。途中1~2回トイレ休憩がありますが(運行状況により回数は異なる)、バスの車内にもトイレが完備されているので安心です。

ゆったりリクライニングの3列独立シート+アメニティも充実!

バスの車内は3列独立シート。車内中央のあたりにトイレが設置されています。

3列独立シート
トイレ

ふかふかとしたパーソナルソファのようなシート。頭の所には、位置を調節できるヘッドレストも付いていました。

シート
ヘッドレスト

各シートの上にはブランケットが置かれています(※2022年1月現在ブランケットの貸出は中止されています)。正面にはちょっとした荷物が掛けられるフックと、小物を入れるネット、シートのリクライニングなどを説明する表示板が。

ブランケット
小物を入れるネット

足もとにあるフットレストの横にはドリンクホルダーがあります。また肘掛けの横に、充電ができるコンセントがあるのも便利!

ドリンクホルダー
コンセント

目の前のネットの中には、使い捨てのアイマスク&スリッパのアメニティが用意されていました。長時間の移動なので、こういう配慮が安眠の助けに……嬉しいです!

アイマスク&スリッパ

靴を脱いで背もたれを倒し、フットレストとレッグレストを上げると身体を楽に預けることができ、かなりリラックス。頭上にはエアコンの調節口と読書灯が設置されています。

靴を脱いでスリッパに
エアコンの調節口と読書灯

通路側の席には仕切りカーテンがついています。カーテンを降ろして、前の席のカーテンとスナップでつなげることで、一列すべてがすっぽりと覆われるような作りになっています。前の席とは背もたれで仕切られているので、パーソナルスペース感も十分! 窓には外からの光と冷気を遮る厚手のカーテンも付いています。

仕切りカーテン
仕切りカーテン


定刻に出発。弘前駅を経由して一路、関東方面へ!

定刻どおり19:45に青森駅を出発し、20:45に弘前駅に到着しました。15分ほど停車した後、21:00発でバスは関東方面に向かいます。

予定到着時刻などの車内アナウンスが流れた後、車内は完全消灯され思いのほか真っ暗。自然にまぶたが重くなってきます。

消灯

22:30頃、最初の休憩地である岩手県・岩手山PAに到着しました。飲み物や軽食はここで購入できます。停車中は、バスのドアを開放して乗客を待っていてくれているありがたい配慮も。

高速バスを利用するとき、駐車場にたくさんのバスが停まっていて、「どのバスだっけ…」と迷うことがありますが、「ジャムジャムライナー」の場合は車体のグリーンが目立つのでそんな心配もありません!

岩手県・岩手山PA
JAMJAMライナー

その後は1:50頃に福島県・国見SAにも停車しましたが、ぐっすり眠っていたので車外に出ることなくそのまま移動。予定到着時刻ぴったりの6:00に大宮に到着したときにハッと目を覚ましました。

その後も、ウトウトしながら1時間。「まもなくバスタ新宿に到着します」という車内アナウンスを確認し、下車の準備。やはり定刻である7:00にバスタ新宿に到着しました。

バスタ新宿に到着


まとめ

今回利用した「ジャムジャムライナー」は、事前に席が選べなかったのですが、乗ってみてその理由に気がつきました。席に着いてみると、周りは女性乗客ばかり。つまり、女性の座る位置が固まるように調整をしてくれているようなのです。そういう心遣いも、車内でリラックスできた一因になっていると思います。

青森~新宿までは約11時間。ちょっとした海外旅行並みの乗車時間を考えると、移動疲れするのではないか? という不安もありましたが、実際に乗ってみると「ぐっすり寝てる間に移動が済んじゃって楽」というのが正直な感想です。

遠いイメージがあった東北ですが、こんなにリーズナブル&楽ちんに移動できると知って、さらに旅の楽しみが広がりました!

ジャムジャムライナーゆったりプレミアムのバス情報

※取材協力/ジャムジャムエクスプレス

※本記事は、2019/01/31に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

  • この記事を書いたライター

    木内アキ

    旅好きライター 女性

    北海道出身、東京在住。"オンナの自然で楽しい暮らし"をテーマに、雑紙やウェブで旅・人・雑貨の記事を手がける。旅の目覚めは小4のときの父娘欧州旅(ベルギー・オーストリア・スイス・フランス)がきっかけ。旅行の好みは国内外問わず、日本は47中40都道府県に訪問。もうひと息!目標は「きちんとした自由人」。執筆活動の傍ら、夫と共に少数民族の手仕事雑貨を扱うアトリエショップ『ノマディックラフト』を運営中。

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