車両展示からグッズ販売まで! バス好きにはたまらない「バスまつり2017 in 晴海」に潜入!
3連休の初日となる9月16日、東京都中央区の晴海埠頭客船ターミナルで「バスまつり2017in晴海」が開催されました。
▼会場の様子
バスまつり2017in晴海①(会場の様子)9/16(土)バスまつり2017in晴海が開催されました♪
バスとりっぷさんの投稿 2017年9月20日
たくさんの来場者が訪れ、イベントは大盛況! そして会場の隣では、2020年の東京オリンピックで使用される選手村が建設中です。
直通の臨時バスで会場の晴海へ
当日は台風18号が九州に上陸していた影響もあって天候が心配されましたが、曇天ながら雨は降っていませんでした。
会場となる晴海客船ターミナルにアクセスするには、東京駅丸の内南口から「都05-1系統」、四ツ谷駅から「都03系統」、錦糸町駅から「都13甲系統」の3路線を利用します。さらに、バスまつり開催当日は東京駅八重洲口から臨時の直行バスも運行されました。
早速、東京駅八重洲口を出て、横断歩道を渡り臨時バスのりばに足を運ぶと、早くも長蛇の列が。会場にノンストップで向かう臨時バスなので、並んでいる人全員がバスまつりに行くのが目的です。
臨時バスのほか、会場にアクセスする都バスは3路線もあります。バスのりばに行く前までは、「わざわざ臨時の直通バスに乗るなんて、バスオタぐらいだろう」と思っていたのですが、臨時バス停に並んでいるのはチビっ子を連れた家族連れが大半でした。
臨時バス停では、慌ただしく東京都交通局の職員さんが走っていて、この時点で早くもイベントの盛況振りが窺えます。
並んでいる全員が一回で乗り切れず、次のバスを待ちます。臨時バスは10分間隔で運行されるので、それほど時間を要せず、無事に次のバスに乗車できました。
東京駅を出発したバスは、銀座・築地の街を走り抜け、晴海エリアへと入ります。
晴海エリアに入ると、人通りが多くにぎやかだった車窓は一変。
2020年の東京五輪で、晴海一帯は選手村になるのです。
現在、選手村一帯は急ピッチで工事が進められており、重機がせわしくなく働いています。「ダンプカーが走り回ってるね~」とか「ショベルカーかっこいい」といった親子連れの会話が聞こえます。
バス大好きそうな男の子が、目をキラキラさせながら晴海の工事現場にはしゃいでいました。
メイン会場ではバスの部品・グッズの販売に、親子で楽しめる体験ブース
乗車時間15分ほどで、会場に到着。すでに、多くの家族連れ・バスファンで会場は埋まっていました。
特に、バス車両が展示されているサブ会場は多くの人が詰めかけていましたが、まずはメイン会場へと歩を進めます。
建物に入ると、来場者の熱気で会場はすこし汗ばむ雰囲気が漂っていました。
まず、入り口付近ではガチャガチャがあり、その横では東京都交通局のグッズが販売されています。
子ども参加体験ブースでは、お絵描きや色塗りなど工作を楽しむ親子連れが目立ちます。そのほか、関東バスによる方向幕の操作や車内アナウンスを体験するコーナーがありました。
ここでも、子どもたちが笑顔で機器をいじっている姿を目にすることができました。
また、京王バス・小田急バス・京急バスなどのグッズ販売コーナーは大人、子どもに関わらず大人気。
レアグッズを入手しようとする熱烈なファンも多く詰めかけていました。
廃車の不要になった部品を販売するコーナーでは、ファンが熱心にお宝探し。
また、会場内の各所には8つのスタンプ台が設置されています。それらのスタンプを全て集めると、オリジナルステッカーなどが当たる抽選券がもらえます。
そこでお父さんと一緒に、スタンプ集めをしている親子に遭遇。親子でバス好きということで、スタンプを押す手に力が入ります。
ステージには、フリーアナの久野知美さんや人気のキャラクターが集結
さて、メイン会場の2階からステージイベントが実施されている4階に移動します。
ステージには、各社のマスコットキャラクターたちが勢揃いしました。こうして各社のマスコットキャラクターが一堂に介する機会はほとんどありません。
「バスまつり」は、たくさんのキャラクターと触れ合える貴重なチャンスでもあります。
ステージイベントのMCを務めるのは、電車もバスも好きなフリーアナウンサー・久野知美さん。
ステージイベントは計5回あり、関東バスの“かんにゃん”、小田急バスの“きゅんた”、東急バスの“ノッテちゃん”、京王バスの“ピンポン”“パンポン”などのほか、PASMOの“ロボット”とPASMO10周年を記念して誕生した“ミニロボット”も特別出演。
バスまつり2017in晴海②(バスキャラ大集合!)バスまつり2017in晴海では、各社のバスキャラたちも参加しました! ゆらゆらしています…♡
バスとりっぷさんの投稿 2017年9月20日
子どもたちは、好きなキャラクターに走り寄ってタッチしたり、一緒に記念撮影を楽しんだりしていました。
また、バス会社のマスコットキャラクターに混じって、なぜか都電荒川線のマスコットでもある「とあらん」も登場。
サブ会場では東京都交通局・関東バス・京王バス・京急バス・小田急バス・東急バスの6社の車両が展示されており、ファンは撮影に夢中になっていました。
水素をエネルギーにして走るFCバスの展示も
今回の目玉は、何といっても東京都交通局が導入したばかりの燃料電池バス(FCバス)です。
水素をエネルギーにして走るFCバスは、環境に配慮した近未来のバスとして、期待が高まっています。ただ、充電スタンドの整備が十分にされていないこともあって、東京都全域で運行することはできません。
充電スタンドは東京ビッグサイトにあることから、今のところ運行ルートはお台場・有明地区に限られているのです。
また、導入されたばかりということもあって台数自体も少なく、なかなか目にすることができないレア車両でもあります。
多くの人が来場したバスまつりは、終盤に雨がパラつく感じでしたが、何事もなく無事に終了しました。
※取材協力/東京都交通局
※本記事は、2017/09/21に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。
小川裕夫
フリーランスライター 40代 / 男性
1977年、静岡市生まれ。行政誌編集者を経てフリーランスのライター兼カメラマン。2009年には、官邸開催の総理大臣会見にフリーランスカメラマンとして史上初の参加を果たす。主に総務省・東京都・旧内務省・旧鉄道省が所管する分野とEspañolを取材。海外取材はエクアドル(キト・ガラパゴス諸島)、スペイン(マドリード・バルセロナ・セビーリャ)、香港、マカオ、台湾など
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