旅好きライターが独断と偏見で選んだ超個人的2023年高速バスベスト3!
年に何度も旅に出ていますが、決してお金持ちというわけではありません。家計を預かる主婦なので、交通費や宿泊費を抑えて楽しんでいます。でも、安いからといって乗り心地がイマイチなのは辛い。
リーズナブルなのに快適、もしくはプラスαの価値があるというのが今回の選考基準です。
【第3位】シダックスグループ・大新東「サンアンドムーン」
トイレなしの4列シートバスが第3位です。
サンアンドムーンは、千葉・房総と関西、京阪神と山陽・九州などを結ぶ夜行バス。
私が乗車したのは千葉県津田沼・東京駅と、滋賀県南草津駅・梅田・なんば・USJを結ぶ夜行バスです。関西方面の終点はUSJなので、千葉から乗り換えなしでUSJまで行けちゃうんですよ。また、USJから千葉方面に行く便もあります。
4列シートですが、隣のシートとの間にはカーテンがあるので隣の人が気になりません。しかも、女性の隣は女性、男性の隣は男性と、同性同士が隣に座るよう席を配慮してくれます。
トイレはありませんが休憩は3回。降りるときに渡されるネックストラップは、バスを探すのに便利でした。
Wi-Fiもサクサクで、充電ポートもあり。そして、無料のお水のサービスまで!こういう無料サービスに主婦は弱いのです。
そして選んだ理由は、ずばり運賃! 季節により異なりますが、平日なら3,500円前後という日もあります。 津田沼駅~大阪駅間は新幹線+電車利用で約15,000円。1/4ほどの値段で行ける計算になります。
※2023年12月現在
※新幹線はのぞみ・指定席・通常期の料金
リーズナブルな4列シートで、設備もサービスも満足でした。
サンアンドムーンの運行便
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【第2位】日本中央バス「前橋・高崎~川越・東京線」
続いて2位は、群馬県の前橋・高崎と東京都内の池袋・秋葉原・新宿・東京間を結ぶ「前橋・高崎~川越・東京線」。群馬県と都内間を平日なら早割適用で最安1,700円(※2023年12月現在)で移動できちゃうんです。やっす!
一部のバス停に駐車場が整備された、パーク&バスライドシステムというのも、このバスで知りました。自宅からバス停近くの駐車場にマイカーを停めて、東京に遊びに行くことができ、しかも座席が空いていれば当日でも乗れちゃう、路線バスのような気軽さで利用できるバスです。
乗車時間は約3時間なので途中休憩なし、ノンストップで目的地へGO。でも、車内にトイレがあるので休憩なしでも問題ありません。
しかも、トイレがあるということは安心して食べたり飲んだりもできるということ。アルコール以外なら飲食OKです。
筆者が気に入った理由に、車内がとってもほんわかしていたというのもあります。おにぎりを食べる人、サンドイッチを食べる人、新聞を読んでいる人…ここはお家のリビングですか? ってくらい、みなさん寛いでいました。筆者は駅弁をモグモグ。
通勤電車ではありえない光景。のんびりバス旅を楽しみたい人にオススメです。
前橋・高崎~川越・東京線のバス便
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【1位】JRバス東北「仙台~首都圏線」
栄えある1位は、東京と仙台間を結ぶJRバス東北の高速バスです。3列独立シートで、各シートにカーテンが完備されてて、しっかりプライバシーが守られます。
車内にはトイレもあって、その付近にはレディースシートもありました。女性には嬉しいシート配置。さらにトイレ内ではせせらぎと鳥の鳴き声で使用中の音を消してくれます。
サクサク使えるWi-Fiとコンセント、さらにカーテンで他人の目を気にしなくてすむので、バスの中は自分だけの世界。好きな動画やMVを見ながら移動すれば、もはや走るエンタメ空間と言えるでしょう。あっという間に目的地に着いちゃいますよ!
こんなに豪華なのに、運賃は平日なら3,000円台から(2023年12月現在)! 新幹線の1/3ほどの料金で行ける日もあるのですから、とってもお得です!
※新幹線ははやぶさ・指定席・通常期の料金
JRバス東北「仙台~首都圏線」
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【番外編】関東バス「新宿・豊橋エクスプレスほの国号 昼行便」
2023年、一番感動したのが関東バスの2階建て車両「新宿・豊橋エクスプレスほの国号 昼行便」。
1階は4列シートですが、2階は3列独立シート。2階建てなので車高が高く、普通に窓際に座っても景色が良いのですが、一番前の席は全面窓でパノラマ絶景が楽しめるようになっています。東名高速は景色が良いところも多いので、バス乗車中は退屈しなさそうです。
設備も充実していました。
では、なぜ番外編なのかというと…残念ながら2023年11月いっぱいで運行が休止となってしまったんです。車両内は満席で人気のバスだったのに…。
いつか復活することを願っています。復活したら今度こそ一番前に乗りたい!
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2024年も楽しいバス旅を!
コロナでしばらく旅行ができなかった分、2023年は多くの人が旅行に出かけていたように思います。バスならアクセスが面倒なところにも乗り換えなしで行けるし、フリーパスでお得に周遊することも(大好きなのは九州SUNQパス)。
2024年も高速バスでいろんな所に出かけて、みなさんの旅の参考になるレポートをお送りします。
※本記事は、2023/12/25に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。
さとちん
フリーライター・ブロガー 女性
出産後、子育て情報誌の編集部に9年勤め、退職後はフリーライターとして旅とグルメのジャンルを中心に取材とライティングに励む。子育てが落ち着いてから一人旅に目覚め、時間を見つけては国内各地を旅行。2020年47都道府県制覇しました。高速バスや電車代がお得になるチケット情報に目がなく、それらを活用しながら効率よく旅することを得意としています。 温泉ソムリエ、サウナ・スパ健康アドバイザー、銭湯検定4級
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