微笑みの国タイの夜行バス乗車記 意外と快適? やっぱり過酷? バンコクから南に500キロ、人気リゾートタオ島を目指す旅 | 高速バス・夜行バス・バスツアーの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

乗車体験記

タイで夜行バスに乗る方法から、おなかに優しいタイ料理まで! バンコクからタオ島への行き方詳細レポート

バックパッカーなど多くの旅行者に人気の国、タイ。夜行バスと高速船を乗り継いで、タイの首都バンコクからタオ島に行ってきました。チケットの買い方から車内の様子まで。タイの夜行バス乗車記です。

ざっくり、こんな旅

  • バスと船を乗り継ぎ、バンコクからタオ島まで500キロの旅
  • タイ語がわからなくても大丈夫! チケット購入はアプリから
  • 夜行バスと高速船がセット。便利でお得なジョイントチケット

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タイの首都バンコクから、夜行バスと高速船を乗り継いで、タイの人気リゾートであるタオ島に行ってきました。

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日本ではあまり馴染みのないタオ島ですが、様々なダイビングポイントがあることで有名。
さらに、絶景スポットや美味しいレストランもたくさんあることから、ダイバーを中心に多くの旅人に愛されている島です。

旅行サイト「トリップアドバイザー」のアジアのベストアイランドに選出されたことで、最近さらに注目を浴びています。


アプリをダウンロードし、夜行バス&高速船のチケットを購入

バンコクからタオ島までは、バスと船で移動します。

まず夜行バスに乗ってバンコクからチュンポンという街に行き、チュンポンで高速船に乗り換えてタオ島へ。距離にして500キロ、合計12時間の移動です。


運行会社は、高速バスと高速船を運行する「ロンプラヤ」社を利用。
タオ島行きのバスは1日に2便運行されており、6時出発の早朝便と、21時出発の夜行便があります。今回は夜行便を利用することに。

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ロンプラヤのサイトから、バスと船の乗車券がセットになったジョイントチケットを購入しました。
料金は片道1,100バーツ(約3,600円※2017年8月時点)。

サイトをチェックしたところ、スマートフォンアプリがあったので早速アプリをダウンロード。
アプリは英語とタイ語のみの対応でしたが、簡単な英語のため、それほど戸惑うこともなく10分程度で空席確認、予約、決済まで一気に終えることができました。

決済が完了すると登録したメールアドレス宛に確認メールが。予約した情報はアプリからも見られるので安心です。


夜行バスでバンコクを出発

ロンプラヤのバスは、大きなバスターミナルからではなく、カオサン通りに程近いバス停から出発します。

まずは、ロンプラヤのオフィスに行ってチェックイン。アプリの予約画面を見せると、バスと船の乗車券をもらえます。

バスの座席はチェックインした順に前から埋まっていきます。
座席指定はできませんが、全席指定席。紙の座席名簿を持ったスタッフが手書きで名前を入れていきます。
チケットの半券にも、割り当てられた自分の座席番号が書かれて渡されます。


バスの出発時間が近づくと、スタッフの案内でオフィスから近くのロータリーまで移動。
そしてロータリーで待っていると、2階建てのバスが到着。荷物を預けてバスに乗り込みました。


バス車内の様子はというと、1階の前方には運転席と乗客用の4列シートが数席。さらに入口付近にトイレと階段、後方はトランクルームになっています。

そして2階はすべて4列シートの席になっており、1階と2階で合計55席用意されています。

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ブランケットを受け取り自分の席をチェック。
席にはフットレストは付いているものの、充電用のコンセントやWi-Fiは付いていませんでした。
このあたりは、日本の高速バスのほうが設備が充実している印象ですね。


そして、定刻通り21時にバスは出発。
動き出してしばらくすると車内の電気が消え、代わりに緑色の照明が点灯。ちょっとSF気分。

出発後、しばらくは外の景色を眺めていましたが、旅の疲れもありすぐに眠くなりました。

運よく隣の席に人がいなかったため、席を2列使って横になって寝ようとしたのですが、クーラーが効きすぎてなかなか眠ることができません。
まさかこんな暑い国で眠れないほど寒い思いをするとは…。

上着を着て、ブランケットを羽織って、寒さに耐えながら何とか眠りにつきました。


ドライブインに到着。夜食はおなかに優しいタイ料理

夜中の1時頃。バスはドライブインに到着し一回目の休憩になります。
バスから降りてトイレに行って体をストレッチ。ドライブインは広く、トイレもきれいで売店やレストランもあります。

お腹が減っていたのでレストランに移動。
深夜だったので比較的お腹に優しいものを探していたところ、あっさりスープで、量も手ごろで食べやすいタイのラーメン「バミー」を見つけ注文しました。

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しかし、近くの席でバミーを食べていたタイ人は、スープが真っ赤になるほどの七味唐辛子をかけており、まったくお腹に優しくない食べ物に!

びっくりしてその様子を見ていると、親切にも「お前も食べるか?」と言って一口分けてくれました。口の中がしびれるほど辛かったのですが、タイ人は何事もなく完食していたので驚きです。


チュンポンの港に到着

休憩を終え出発したバスは順調に走り、早朝5時頃チュンポンに到着。
運転手が大声で「チュンポン! チュンポン!」と叫び、乗客に降りるように呼びかけます。

もう少し寝ていたかったけど、荷物をまとめてバスを降り待合所まで移動。船が出発する7時までここで待ちます。


待合所にはコンビニもカフェもあり、時間をつぶすには十分でした。

また、空港にあるような充電スタンドも。充電中のスマホやタブレットを置きっぱなしにしている人もいましたが、盗まれるのが怖くて僕は利用しませんでした。

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カフェに入り朝ごはんを食べながらのんびり過ごしていると、夜が明けて少しずつ空が明るくなっていきます。
船が出発する時間には、すっかり日が昇っていました。

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高速船でタオ島へ

桟橋を歩いて、タオ島へ向かう船に乗り込みます。

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クーラーが効いた船内は心地よく、移動中はぐっすり眠ることができました。揺れも少なく、快適な船旅。
 
そして、出航から約2時間でタオ島に到着。
荷物を持って船着き場に降りると、たくさんの人でにぎわっています。

昨日までいたバンコクとは一味違った過ごしやすい気候から、長い距離を移動したことを実感。
自然を感じられる心地よい雰囲気に、移動の疲れも忘れることができました。

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まとめ

画像提供:室橋裕和
画像提供:室橋裕和
画像提供:室橋裕和
画像提供:室橋裕和

海外での夜行バスということで、いつも以上に盗難に気を使いましたが、トラブルにあうことなくスムーズに移動できました。

タイの道路はきれいに整備されているため、車酔いなどの心配もありません。思っていたよりもずっと快適な旅でした。

今回は利用しませんでしたが、バスターミナルの設備も非常に充実しており、バスで旅行するには最適な国だと思います。


また、タオ島には飛行機を使えばもっと短い時間で行くこともできます。バンコクからサムイ島まで飛行機で飛んで、そこからタオ島まで高速船に乗って行くルートです。
ただ、バスは時間がかかりますが、バスならではの旅情緒を味わうこともできます。値段も比較的リーズナブルなのでおすすめですよ。


今回の旅行で、改めてバス旅の魅力を感じました。
日本は島国なので飛行機を使わないと海外に行けませんが、東南アジアは陸続きなので、バスだけで国境を超えることもできます。

これからも、バスに乗っていろんな国を旅したいと思います!


※本記事は、2017/09/14に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

  • この記事を書いたライター

    バスとりっぷ編集部

    なかのひと 

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