あっという間に目的地に到着! 京王バスの昼行便・4列シート「新宿~甲府線」乗車記 | 高速バス・夜行バス・バスツアーの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

乗車体験記

あっという間に目的地に到着! 京王バスの昼行便・4列シート「新宿~甲府線」乗車記

高速バス「新宿~甲府線」は、京王バス・富士急バス・山梨交通の3社によって運行されています。往路・復路とも1日20便、平日・土日祝でも同じダイヤで運行する昼行便です(2022年8月時点)。今回は京王バスの運行便でバスタ新宿から乗車、石和バス停まで乗車しました。


京王バスの新宿~甲府線(4列シート)車内設備

まずは、京王バス車内の設備などをご紹介します。

入口に消毒液とお手拭きあり
入口に消毒液とお手拭きあり

座席は4列標準シートで11列
座席は4列標準シートで11列

シート幅は女性には十分な広さ。ちなみに女性専用シートは4列目の1列(4席)です。

女性専用席
女性専用席

コンセントの設置場所は、通路側席は通路側のアームレストの下、窓際席は壁側のアームレストの下です。帰りの便にはなかったので尋ねたところ、現在すべてのバスをコンセントありに移行中とのことですが、ごく稀に設置されていないバスでの運行もあるそうです(2022年8月時点)。

コンセント.JPG

フットレストやドリンクホルダーもあります。

フットレスト.jpg
[
ミニテーブル.jpg
ミニテーブル
一番前の席はドリンクホルダーが2つ…….JPG
一番前の席はドリンクホルダーが2つ

トイレは後方にあります。

トイレ
トイレ


バスタ新宿から乗車!

バスタ新宿には、入口に体温計と消毒液が設置されており、安心感がありました。

バスタ新宿入口.HEIC

「新宿~甲府線」は切符売り場で当日購入することもできます。

乗り場は切符売り場のそばの「B5乗り場」でした。

3B5乗り場.JPG
バスが来た~
バスが来た~


いざ、山梨へ出発!

乗車時には名前だけでなく、「WEB乗車券」や「ケータイ乗車券」などを提示。みなさん準備よく、15名ほどの乗客がスムーズに乗り込み、7:05の定刻通りに出発しました。

出発するとすぐ音声案内でマスク着用のお願い、手指の消毒などの感染対策がアナウンスされます。ほかにはゴミの持ち帰りのお願いなども。それから運転士さんが、各停車場所と到着時刻の案内をしてくれました。

また、携帯電話をマナーモード、イヤフォンからの音漏れ注意、貴重品の管理、走行中は揺れに気を付けて着座でトイレ使用のお願いなどもありました。

各座席には紙面でもコロナ対策のお願いや空調システムの説明が。車内は25℃に設定されているとのことです。

6コロナ対策.JPG

6車内の空調.JPG

すぐに首都高に入り、分岐から中央道へ。「中央道三鷹」「中央道深大寺」「中央道府中」とバス停に寄り、「中央道日野」で1人が乗車しました。八王子を過ぎたところで、途中乗車の乗客が揃うタイミングだからでしょうか、再び音声案内が流れます。

八王子を過ぎると車窓に山々が現れ、小旅行感気分です。「中央道相模湖」を通り過ぎて「中央道上野原」へ。

7相模湖.JPG

「中央道上野原」は乗車と降車の両方ができる唯一のバス停で、以降は降車のみとなります。「降車ボタン」を押すと停車する路線バスのような仕組みですが、放送後、再度降りる人がいないか運転士さんが肉声で確認してくれるので安心でした。

「降車ボタン」はそれぞれの席の頭上に
「降車ボタン」はそれぞれの席の頭上に

「中央道野田尻」「中央道猿橋」「中央道真木」を通り「中央道笹子」から長い笹子トンネルを抜けた後、「中央道甲斐大和」を通過。この便ではここから数カ所のバス停には停車せず、「勝沼」へと進みます。

さすが産地だけあってぶどう畑や桃畑がちらほら
さすが産地だけあってぶどう畑や桃畑がちらほら

「勝沼」で1人が下車し、「一宮」を通り過ぎて「石和」へ到着しました。この後バスは、「山梨学院大学」「善光寺」「中央3丁目」を通って、終点の「甲府駅」まで向かいます。便によっては、終点が「竜王」「湯村温泉」「甲府上阿原」になります。

石和バス停
石和バス停
降りるとすぐ足湯がありました
降りるとすぐ足湯がありました

所要時間は約1時間50分。「バスタ新宿」から「石和」まで常にほぼ定刻通りの運行で、乗ったと思ったらする~っと目的地に着いちゃった……って感触です。これはなかなか、快適だ。


新宿から石和温泉・甲府のアクセス方法を電車とバスを比較してみた

電車

新宿~石和温泉や甲府へは新宿~高尾を京王線で移動すると、石和温泉へは所要時間は約2時間40分~で1,710円、甲府へは約3時間前後で、1,890円です。

時間重視の場合は、特急かいじやあずさを利用すると約1時間30分、3,890円(通常期・指定席利用)で行けます。

高速バス

対して高速バスは、道路状況にもよりますが、時間通りなら約1時間50分で石和、約2時間10分で甲府へ到着。料金は2,100円(石和)と2,200円(甲府)ですが、サイト「ハイウェイバスドットコム」から予約してWEB決済をすると、200円引きになります。

所要時間 料金
電車 石和温泉:約2時間40分
甲府:約3時間
石和温泉:1,710円
甲府:1,890円
有料特急 約1時間35分 3,890円
高速バス 約1時間50分 石和:1,900円~
甲府:2,000円~

※2022年8月調べ
※特急は通常期・指定席を利用

新宿から乗車する場合、乗ってしまえば目的地まで乗りっぱなしで楽々、必ず座れてトイレ付きで安心、といいことづくめ。またバス停が多いので乗車・降車がしやすく、途中のバス停を利用したい方にも、使い勝手がよさそうです。

というわけで、なかなか便利な「新宿~甲府線」! 個人的には高速バスの方が楽です! 甲府方面に行かれる方は、ぜひ選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

新宿~甲府線の運行情報

※取材協力/京王バス

※本記事は、2022/08/12に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

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    この記事を書いたライター

    かとうちあき

    「野宿野郎」編集長(仮) 30代 / 女性

    1980年神奈川県生まれ。野宿旅行に憧れた中学時代を経て、高校一年生でめでたく野宿デビュー。以後、順調に野宿を重ね、人生をより低迷させる旅コミ誌「野宿野郎」の編集長(仮)&社長(自称)。著書は『野宿入門』(草思社文庫)と『野宿もん』(徳間書店)『バスに乗ってどこまでも』(双葉社)。

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