高松エクスプレスの高速バス「フットバス 大阪うどん線」乗車レポ! 3列独立・うどん柄のシートに揺られ…大阪~高松を移動
ざっくり、こんなバス
- 大阪・神戸~淡路・高松を運行する高速バス
- うどん柄がかわいい3列独立シート!
- トイレ・Wi-Fi・電源付きで快適移動
大阪・神戸~淡路・高松を走る高速バス・フットバス
今回のご紹介は、高松エクスプレスの運行する「フットバス」! 大阪・神戸~淡路・高松を結ぶ高速バスです。同バスには4列ハイグレードシートと3列独立シートの2タイプがあり、今回乗車してきたのは3列独立シート。高松駅⇒大阪のなんばOCAT間を乗車してきました。
ちなみに、高松~関西を走る高速バスには「高松エクスプレス号」もありますが、こちらは別会社の運行する路線。高松エクスプレスが運行する高速バスは「フットバス」のみです。
フットバスの路線は全部で4つ。大阪うどん線(大阪~高松)、神戸うどん線(神戸~高松)、大阪あわじ線(大阪~淡路島)、淡路うどん線(淡路島~高松)があります。今回私が乗車したのは、中でも最長となる大阪うどん線。上下あわせて1日32便が走っています。
フットバスで印象的なのは、コミカルで可愛いグリーンの車体。側面には大きく足のイラストが描かれていて、街中を走っているだけでも目を引きます。
実はフットバスは、「みなさまの足として、気楽に使っていただける高速バスに」との思いから FOOTBUSと名付けられたそう。親しみやすいデザインに納得です!
また、今回乗車してきたのは高松駅⇒なんばOCATでしたが、高松駅へ向かう場合は、バスの行先表示が「うどん県(高松駅)」になりますよ。さすが高松を拠点とするフットバス、地元への愛を感じます~(勝手な解釈)。
ではまず、車内設備をご紹介します。
フットバスの3列独立シート車両はトイレ・Wi-Fi・電源付き
今回乗車してきたフットバスの車両は、3列シート。横3列×縦10列で、車内の一番後ろにトイレがあり、座席は全部で29席です。座席は基本的に独立シートですが、最後列のみペアシート仕様となります。
座席シートはなんと、讃岐うどん柄! 可愛い!
座席は、リクライニングを倒す前の状態でもゆったり。そのまま座っても充分にくつろげるゆとりがあります。
ここからリクライニングをフルに倒すと、かなりのくつろぎ感に! 足元にはレッグレストとフットレストもあり、足を持ち上げてリラックスできるようになっています。ドリンクホルダーは、前座席の人がリクライニングを倒してもドリンクが零れないよう、足元に設置されていますよ。
座席背面には可動式のヘッドレストがあり、その上には飛沫防止の透明ボードが設置。座席脇や前辺には個別コンセント、読書灯、荷物掛け、網ポケットなどの設備が集まっています。
網ポケットの中にはフリーWi-Fiの説明ボードが。パスワードを入れるだけで簡単に利用できる上に、手元で確認できるのが嬉しいですね。
各座席の間はカーテンがあり、プライベートが確保できるようになっています。カーテンレールの脇や座席周囲には降車ボタンがありますよ。
バス前方にはモニターがあり、行先や停車バス停などを確認できます。
座席最後列にはトイレ。中には手洗い器や鏡もあります。
嬉しいのが、毛布の貸出しサービスとおしぼりの無料サービス! どちらも乗車時に出入口付近に設置されますよ。枚数・個数に制限があるため、利用は1人1枚・1つずつ。
さらに今回は特別に、運転席も撮影させていただきました。モニターやスイッチ類の数の多さにびっくり! これらの機器によって、安全運転はもちろん、車内空調や乗降バス停の確認、客席へのアナウンスなどまですべて行われているんですね。
フットバス乗車記:19:30、高松から大阪への最終便へ乗車!
フットバス・大阪うどん線のバス停は、便によって17~20カ所あります。そのうち関西側で全便が停まるのが3カ所、南海なんば・なんばOCAT・JR大阪駅で、便によって増えることがあるのがUSJ・神戸三宮・高速舞子。淡路・高松側は全便ともバス停に違いはなく、栗林公園前や高松駅などを経て終点・国分寺まで、全14カ所に停まります。
今回の乗車は、高松側から大阪への最終便。高松駅を19:30に出発し、なんばOCATへ23:00に到着する、約3時間30分のバス旅です!
乗車日は2月平日。この日は雨が降っていたため、バスを待つ間に雨に濡れないか心配だったのですが、実際に行ってみたら高松駅からはまったく傘要らずでした。高松駅高速バスターミナルは屋根付きの上に待合所も完備だったのです。やったー!
バスの到着は定刻の10分前。ロータリーの向こうからグリーンのバスが入ってくるのはよく目立つので、万が一バス停を間違えて待っていたとしてもすぐにわかって便利です。
荷物をバスのトランクに預けて乗り込みます。高松駅は3つめのバス停となりますが、この日の先客はいませんでした。と言って高松駅から激混みとなったわけではなく、高松駅からの乗客は、見た感じ10名前後くらい。高松駅以降のバス停からもまた数名ずつ乗ってきて、徐々に増えていく感じでしたよ。
ちなみに、平日とは言え最終便だから混むかな…とも思っていたのですが、乗車率は最終的に7割くらい。1日32便とコンスタントに運行するお陰かもしれませんね。ありがたーい!
休憩は1回、淡路島の室津PAにて
高松駅を発車後には簡単なアナウンスが入りました。それによると、全体アナウンスは高松中央インター南バス停を過ぎてからとのこと。高松駅から4つめのバス停となる高松中央インター南を19:53に出発し、20:00頃に車内説明のアナウンスが入りました。
その後もバス停に停車し、最後の乗車バス停・淡路志知を出発したのが20:55。ここで「乗車バス停をすべて過ぎましたので、これ以降、空いている座席はご自由にお使いいただけます」とのアナウンスが。隣の席に荷物を置いたり移動したりしたい人には嬉しい案内ですね!
そしてその約15分後には早々に、バスは休憩地に到着! フットバス・大阪うどん線の休憩は1回、淡路島の室津PAにて。21:22~21:32まで10分間の休憩の旨が、車内アナウンスで流れましたよ。
車内アナウンスでは「当車両のナンバーは660、黄緑色のバスです」とも説明がありました。この日は最終便だったため休憩PAもかなり暗かったのですが、この説明はわかりやすい! たしかに黄緑色のバスは他にあまり見ないですもんね。
室津PAはコンビニとトイレがあるシンプルな休憩地。車内用の飲み物などを買いたい時にも便利です。
定刻に休憩地を過ぎ、バスは改めて大阪へ発車。降車時は降車ボタンでお知らせください、とのアナウンスが入りましたよ。
なおフットバスは夜行バスではないので、走行中の車内消灯はなし。それは当たり前なのですが、私は普段夜行バスに乗る方が多いので、外は真っ暗なのに消灯せずに走るのがなんだか不思議な感じでした。しかも、座席がめちゃめちゃリラックスできますからね。あと約1時間半後には降りるんだからと思いつつ、ついうつらうつら…。
23:00、大阪のなんばOCAT(湊町BT)に到着
22:35過ぎほどに降車バス停の案内アナウンスが入り、最初の降車バス停は、22:47の大阪駅前。誰かが押した降車ボタンが鳴って、あっ、そういえば降車ボタン押すんだっけ、なんて思い出しました。高速バスでは予約時に降車予定バス停を伝えているので、つい降車ボタンを忘れがちになりませんか? (私だけ?)
私の降車予定はその次、23:00のなんばOCAT。約10分前にアナウンスが入り、降車ボタンも押す…前に他の方が押したので心の中でありがとうと思いつつ、バスは定刻少し前に無事、なんばOCATに到着です。
乗務員さん、ありがとうございました!
ちなみになんばOCATは夜行バスに乗車予定の人で賑わっていましたが、この時間にバスから降りてくるお客は少ないため、帰りの動線はスムーズでしたよ。
フットバスは快適に関西~高松移動ができるバス。シートのリラックス感や毛布・おしぼりなどのサービスでゆったり車内でくつろげるので、3時間半の乗車でも、私はちっとも体に負担がありませんでした。
それに讃岐うどん柄シートや高松行きの時の「うどん県」表示で、乗っていると高松に愛着が湧いてくる感じが。高松に行くときはもちろん、今回の乗車記のように帰るときにも、次に行ったら違うお店の讃岐うどんも食べようかなーなんてつい楽しい気分になってきます。
それに、上下合わせて1日32便と多数走っているので、自分に都合の良い時間を選びやすいのも嬉しいポイント。バスを待つ時間のロスが減れば、それだけ有意義に時間を過ごせますからね。
ではでは、フットバスでバス旅を楽しんでくださいね。
フットバス 大阪~高松のバス便
※取材協力:高松エクスプレス
※本記事は、2024/03/22に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。
陽月よつか
フリーライター、星空準案内人 女性
東京出身・沖縄経由・奈良在住のフリーライター。体力がなく計画を立てるのも苦手なので、ラクにのんびりの気まま旅が大好き。女性一人旅を主な目線に、知っておくと便利な方法やお得な情報、おすすめ旅スポットなどをご紹介します。書籍「全国 大人になっても行きたいわたしの絵本めぐり」(GB出版)、「はっけん!鉄道NIPPON 地図と路線で知る47都道府県」(ヴィトゲン社/PHP研究所・画像提供)
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2024.02.06
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9,400円 | 7,120円 | ||
3,530円 | 3,530円 | ||
5,050円 | 4,190円 | ||
2,260円 | 2,260円 | ||
4,560円 | 4,370円 | ||
千葉 → 高松市
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--- | 7,120円 | |
12,000円 | 5,100円 | ||
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1,000円 | --- | ||
1,470円 | 1,470円 | ||
4,400円 | 4,400円 | ||
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