広福ライナーで福岡から広島へ、汁なし麺の文化探究のバス旅へ
ざっくり、こんな移動
- 博多バスターミナルから広島まで約4時間半、最安なら3,600円程
- 絶品の元祖広島まぜ麺「一平や」で〆はビビンバ風
- 帰りは広島バスセンターから、カープカラーのバス
麺を求めて高速バスの旅をしているヌードルライターの山田です。
これからいろいろな麺とバス旅を紹介していきます。
今回は、広福ライナーで福岡から広島にやってきました。
4時間半程のバス旅、広島で「元祖広島まぜ麺」を食べるのが目的です。
博多バスターミナルを出発、広島バスセンターへ!
旅のきっかけは広島特有の麺文化への好奇心。ゴマやラー油を加えたピリ辛仕立ての冷たいつけダレで楽しむ「広島つけ麺」、辛さに山椒のシビれが加わった「汁なし担々麺」などなど。そういえば、広島はお好み焼きにも麺が入っていますね。
福岡にない「汁なし麺」文化に興味が膨らむばかりです。
「汁なし麺」文化を求めて博多バスターミナルから高速バスに乗りこみました!
博多バスターミナル
8:20のバスに乗り4時間半程で広島に到着。お目当てのお店へ直行して、ちょうどピークタイムをかわしてゆっくりとランチを楽しめる見通しです!
初めて乗った広福(こうふく)ライナーはもちろん全席禁煙。4列シートでしたが、思ったよりも足元が広く道中はとても快適でした。
また、トイレ付きなのも嬉しいポイント。
車内でぐっすり寝て気が付いたら広島バスセンターに到着。
広島バスセンターの中にはグルメタウンがあり、お好み焼きなどのご当地グルメが満喫できます。帰りはバスの待ち時間に一杯というのも良さそうです!
広島バスセンター内にはコインロッカーもありました。数も多くて使い勝手が良さそうです。早速、荷物を預けてみました。
広島バスセンター
路線バスで広島まぜ麺の老舗「一平や」へ
路線バスで「一平や」を目指します。広島バスセンターの目の前に市役所があり、その目の前からバスが出ていました。
広島というとなんとなく「カープ」の赤をイメージしていましたが…
やってきたのは可愛らしいオリーブグリーンを基調にしたバスでした。
車窓からパシャリ。路面電車も走っている広島の街並みは写真映えしますね。
ちょっぴりレトロな建物もちらほらあります。
最寄りのバス停で降り、歩いて約3分。あっという間に「一平や」に到着です。
狙い通りピークの時間が過ぎていたので、店内もゆったりした雰囲気。
注文はもちろん「元祖広島まぜ麺」です。
さらに裏におすすめの食べ方が書いてありました。
「最後に残った具にご飯ともみのりを入れてビビンバ風に」
なるほど、郷に入っては郷に従いご飯を追加でオーダー。まぜ麺を目一杯堪能することにしました。
卓上には、四川山椒や唐辛子油、にんにくチップとアレンジは自由自在にできる仕組み。
紙エプロンとヘアゴムもあり女性への配慮がされています!
広島まぜ麺と初対"麺"!これぞ広島の汁なし麺文化の真髄!?
ミンチ、ネギ、揚げ玉、卵の黄身、そして辛味噌が麺の表面を覆い尽くすように盛られています。このビジュアルにテンションは一気にヒートアップ!
見た目はもちろん、香ばしさにも食欲を刺激されます!
スタッフさんに「よくまぜてお召し上がりくださいね」と言われ、まぜる、まぜる。
具が全体に行き渡り、麺にほどよく絡んでいきます。ここまでくれば準備万端、あとは思いっきり、かき込むのみ!
ピリ辛ではあるものの、旨味のある辛さで、むせるような激辛ではありません。
唐辛子の味わいがしっかり生きています。そしてミンチ、揚げ玉、ネギの食感が心地よく、どんどん食が進みます。この一体感がたまりません。
僕は割と辛いのが大丈夫な方なので、唐辛子油、そして四川山椒を投入。すると、ググッと辛さ、シビれが際立ち、箸を持つ手が止まらない状態に。
聞けば、麺を特製の醤油ダシに絡ませ、隠し味にゴマ油を加えているとのこと。見えない部分へのひと手間がこの至福の一杯を支えているんですね。
お楽しみはこれだけではありません。そう、ご飯ともみのりを入れ、ビビンバを楽しみましょう。
〆のご飯に絡む分の具材を少しだけ残しておくのがポイントです!こちらもご飯に行き渡るようにしっかりとまぜていきます。
完成したのがこちら。ご飯との相性も抜群で、こちらもあっという間に完食しました。
予想通り、いやそれを上回る広島汁なし麺文化、やはり侮れません。
一平や
帰りは広島バスセンターから博多バスターミナルへ
現代美術館やセンスの良い本屋を巡って広島市内の観光も満喫。
日も暮れた頃、広島バスセンターに戻ってきました。
博多バスターミナル行きは1番乗り場から出発。
広島へ観光で来ている人は結構多いみたいで、帰りのバスは満席でした。
席の間隔は行きと同様で足元ゆったり。
帰りは充電用のコンセントが備えてありました。
博多バスターミナルに戻ってきた頃には、すっかり夜の街です。
冬のシーズンは博多駅がイルミネーションによって彩られています。旅の締めくくりに嬉しい演出ですね。
さて、次はどこの麺を食べに行こうか、今からワクワクしています!
※本記事は、2016/01/12に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。
山田祐一郎
ヌードルライター 30代 / 男性
福岡を拠点に活動する日本で唯一(※本人調べ)のヌードルライター。麺の専門書、雑誌、webマガジンなどで麺に関する記事を執筆する。地元福岡のテレビ、ラジオにも時折出演。著書に福岡初のうどんカルチャーブック「うどんのはなし 福岡」。 自身のwebサイトhttp://ii-kiji.com で麺に特化した日々の食べ歩きを連載中。
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