泉観光バスの高速バス「NETWORK」の3列独立シートで東京~新潟間を移動! 車内設備や充実のアメニティを紹介 | 高速バス・夜行バス・バスツアーの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

乗車体験記

泉観光バスの高速バス「NETWORK」の3列独立シートで東京~新潟間を移動! 車内設備や充実のアメニティを紹介

新潟と東京を結ぶ高速バスを運行する泉観光バス。今回は同社の「NETWORK」3列独立シートで移動しました。車内のシートや設備、充実のアメニティなどを解説。乗車した様子もレポートします。

カーテン付きの3列独立シートで東京~新潟間を移動

2017年に導入されたこの車両は、前方が3列独立シート、後方が4列ゆったりシートという配置です。3列独立シートは少しずつずらして配置してあって、とても広々としたつくり。両端(窓側)の席には仕切りのカーテンが付いておりプライベート空間を確保。個室にいるような気持ちで乗ることができます。

車内はこんな感じです。ずれて座席が配置されているのがわかるでしょうか……?

2.JPG

リクライニングはこれくらい倒れます! フットレスト、レッグレストも付いていて快適!

リクライニングシート

ふかふかの枕、コンセント、ドリンクフォルダーがあり、ブランケットはたっぷりの長さです。

枕
コンセント
コンセント

ドリンクホルダー
ドリンクホルダー

ブランケット
ブランケット

アメニティはこちら。ミントの匂いのリフレッシュシート(季節によって異なる場合あり)は、3列独立シートのみのサービスとのことで、なんだかセレブな気分なのであります!

アメニティ
アメニティ


東京駅→新潟駅の乗車記

新潟行きのバスの始発は東京ディズニーランドですが、今回乗車したのは東京駅からです。東京駅八重洲口方面から徒歩8分ほどの場所にあるバス乗り場「鍛冶橋駐車場」はいつ行っても大にぎわいの大混雑でした。

見てください、バス乗り場へ向かうこの人混みを
見てください、バス乗り場へ向かうこの人混みを

東京駅鍛冶橋駐車場からは定刻通りの23:40に出発。発車してすぐに、今日はほぼ満席のため「リクライニングは最後まで倒さずに少し浅めにお願いします」といったアナウンスと、各下車地の到着予定時刻や「高坂SA」「塩沢石打SA」(新潟→東京では「越後川口SA」「赤城高原SA」「三芳PA」の3か所だそうです)で休憩する案内などがありました。

東京駅からの乗車は5人ほどでしたが、バスタ新宿で多くの人が乗車。さらに池袋サンシャインシティ文化会館で6人ほどが乗車して、4列シートはほぼ満席。3列シートも6割ほどの乗車率となりました。

乗客が揃ったところで、ふたたびアナウンスです。運行中のマナーや、私物の管理の注意、休憩場所、消灯時間など、とても丁寧。1人で運転しながらこんなにたくさんアナウンスができるなんてすごい能力だなあ、なんて、へんなところで惚れ惚れしてしまいました。

下り線の休憩は「高坂SA」と「塩沢石打SA」で2回

アナウンス通り1:00に消灯となったのち、1:50頃に埼玉県東松山市の「高坂SA」で15分ほどのトイレ休憩がありました。

出発時間が前に表示されます
出発時間が前に表示されます
SAはこんなかんじです
SAはこんなかんじです
なぞの自販機が!
なぞの自販機が!
買うと音楽が流れます。真夜中にシュールだ……
買うと音楽が流れます。真夜中にシュールだ……

同じく15分ほど、4:00前に新潟県南魚沼市の「塩沢石打SA」でトイレ休憩がありました。

SAは暗くってうまく映らず……
「塩沢石打SA」でトイレ休憩です。SAは暗くってうまく映らず……
ガンメタリック色のバスが闇に潜んでいる感じがかっこいいです
ガンメタリック色のバスが闇に潜んでいる感じがかっこいいです

その後4:30過ぎに車内が明るくなり、そろそろ「長岡北」バス停に到着するとのこと。4:45に長岡北に着いたのち、バスはあちこちの停車場所に停まりながら進みました。「三条燕」で10人ほど、「巻潟東」でも4、5人下車してゆき、「新潟駅南口8番おりば」には定刻の5:55より15分早い、5:40の到着でした。

この後まだいくつかのバス停を通り終点「新発田駅前」へ
この後まだいくつかのバス停を通り終点「新発田駅前」へ
何気なくバスのプレートを見ると……「888」でした~
何気なくバスのプレートを見ると……「888」でした~

カーテンや気の利いたアメニティで快適

嬉しいポイントはなんといっても、カーテンなのです。運よく窓側の座席だったので、座席間のカーテンを閉めたらものすごく個室感があって、ひたすら快適。カーテンのありがたみを実感した一晩であり、またそのカーテンの柄が、花柄だったのも素敵です。

カーテンの柄ばかりを見ていた、そして眠った。これまた運よく後ろの人がいなかったのでシートを思い切り倒して、カプセルホテルで寝ているみたいな心持ちになって眠った、そんな一晩だったのでありました。

すべてのカーテンに花束を!
すべてのカーテンに花束を!
窓のカーテンも座席間のカーテンも花柄!
窓のカーテンも座席間のカーテンも花柄!

夏場に便利なリフレッシュシートや、意外と夏にもあると嬉しい使い捨てマスクなどのアメニティや、幅はコンパクトながら長さのある毛布。わずかに雨が降っていたからか乗車口にタオルが置かれていたりなどのさりげない心くばりもあって、乗り心地ばつぐん。

乗車口にタオル!
乗車口にタオル!

トイレは付いていないのですが、東京~新潟は6時間ほどと乗車時間が短いので、乗ってしまえばあまり気にならず。休憩場所でもほとんど降りる人がいなかったし、気にせずみなさんぐっすり眠っているようでした。

料金は約4,700円~7,700円と、4列シートにプラス1,000円~1,500円ほどの料金となるようですが、この快適さは病みつきになりそうですよ~!

■NETWORK 3列独立シートのバス便はこちら

※取材協力/泉観光バス


※本記事は、2019/08/24に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

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    この記事を書いたライター

    かとうちあき

    「野宿野郎」編集長(仮) 30代 / 女性

    1980年神奈川県生まれ。野宿旅行に憧れた中学時代を経て、高校一年生でめでたく野宿デビュー。以後、順調に野宿を重ね、人生をより低迷させる旅コミ誌「野宿野郎」の編集長(仮)&社長(自称)。著書は『野宿入門』(草思社文庫)と『野宿もん』(徳間書店)『バスに乗ってどこまでも』(双葉社)。

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