JR四国バス「高知エクスプレス号」「京阪神ドリーム高知号」で関西へ!カーテン付き3列独立シートでプライベート感はバッチリ | 高速バス・夜行バス・バスツアーの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

乗車体験記

JR四国バス「高知エクスプレス号」「京阪神ドリーム高知号」で関西へ!カーテン付き3列独立シートでプライベート感はバッチリ

高知と神戸・大阪・京都とを結ぶ高速バス「高知エクスプレス号」に乗車しました。今回はJR四国バスが運行するバス便に乗車。この高速バスは、利用者にとって快適なポイントがたくさん! トイレ完備の3列独立シートで、シート横のカーテンも閉められ、プライベート感あふれるバス旅ができました。

※2019年8月1日より「高知エクスプレス号」の夜行便は「京阪神ドリーム高知号」に改称されましたが、昼行便と車内設備に差異はありません。昼行便の名称は引き続き「高知エクスプレス号」です

※2020年7月22日より順次「高知エクスプレス号・京阪神ドリーム高知号」はスカニア製2階建てバス(InterCityDD)に変更されます

スカニア製2階建てバス概要

・2階3列シート29席、1階4列シート8席
・2階席クレイドルシート使用、プライベートカーテンあり
・フリーWi-Fi搭載、各座席USBポート設置
・1階車両中央部にトイレ設置
・車いすスペース1台分設置
・空気清浄機設置


カーテン付きの3列独立シート&充実の設備で快適に過ごせる車内

※2020年7月22日より順次、スカニア製2階建てバス(InterCityDD)に変更されます。以下は変更前の車両紹介です

乗車したJR四国バスの車両は、ゆったりとした3列独立シート。トイレ付き・ドリンクサービスありといった魅力をたくさん実感できました。順番に紹介していきます。

高知エクスプレス号
高知エクスプレス号
3列独立シートの車内
3列独立シートの車内

バスの中央、進行方向に対して右手にトイレがあり、そのすぐ近くに紙パックのお茶がサービスで提供されています。クーラーボックスで冷やしてくれているので、冷たいお茶が飲みたいときに1ついただきましょう。

窓側両サイドの席すべてにカーテンが備わっており、プライバシーへの配慮が感じられます。また、隣の席との間も比較的広く、乗降時の移動もそれほど窮屈に感じません。

隣の席との間隔もゆったり
隣の席との間隔もゆったり

ブランケットは夜行便の場合は、あらかじめ全席に置かれています。分厚く大きいため体が冷えやすい方でも安心。

昼行便の場合も数枚ずつまとめて、車内の棚の上などに設置されているので、必要に応じて自由に使って良いそうです。

前の席とのスペースも広い印象で、目いっぱいに倒しても圧迫感は少なかったです。

ブランケット
ブランケット
前席とのスペースも広め
前席とのスペースも広め

バス内ではフリーWi-Fiの利用が可能ですが、人数が限られています。パンフレットにSSIDとパスワードが記載されているので、速度制限が気になる方はぜひ活用しましょう。

先着順でWi-Fiを利用できる
先着順でWi-Fiを利用できる

長旅で気になるのが携帯電話のバッテリー。高知エクスプレス号では、全席に1つずつコンセントが完備されています。アームレストの直下にあるので、睡眠中に誤って抜けることもありません。

アームレスト付近にあるコンセント口
アームレスト付近にあるコンセント口

とくに印象的だったのが、ヘッドレスト部分。両サイドが少し盛り上がったかたちになっており、これが頭を支えてくれます。

ヘッドレスト
ヘッドレスト

はじめはそれほど気にしていなかったのですが、このヘッドレストが睡眠中に効果を発揮! 知らぬ間に頭がシートの外へ落ちていく……といったことがほとんどなく、首を痛めて目覚めることもありませんでした。小さなことですが、気持ちのいい眠りを与えてくれるうれしいポイントです!

フットレストは足を置くスペースが広く、シートと同じ質感なので長時間乗せても違和感がありません。シートの片側にはドリンクホルダーも設置されています。レッグレストもあり足を少しでも上にあげることでむくみの軽減に効果的です。

ふくらはぎと床面のフットレスト
レッグレストとフットレスト

また、上を見上げると、暖色系の読書用ライトが2つ。通路側のライトとは違ってやわらかい光なので、周囲の乗客が夜中に点灯しても気になりません。

読書ライト
読書ライト

さらに、ライトの近くには洋服用のフックまで!
こちらも小さなポイントですが、とくに冬季は衣類が多くなるためうれしい設備です。

上着を掛けるフック
上着を掛けるフック

窓側の席に備わったカーテンは、天井からちょうど座面くらいまでの長さ。前後の席のカーテンとマグネットで付け合わせることで、外からの視線だけでなく光も入りにくくなります。

窓際席と中央席の間のカーテン
窓際席と中央席の間のカーテン

カーテンを開けたまま寝る方も少ないため、結果的に右・中央・左と完全に仕切られたかたちになります。したがって、中央席の場合でも隣席を意識せずにくつろげるのです!
これは高知エクスプレス号のなかでもとくに魅力的なポイントといえるでしょう。

カーテンを閉めると光も漏れにくい
カーテンを閉めると光も漏れにくい

バスの中央右側にある階段を3段下りると、衛生管理のいきとどいたトイレがあります。バスのトイレというと狭い内観をイメージする方も多いと思いますが、洋式で手洗い場も広く、ごみ箱も設置されていました。
階段が少々急なため注意が必要ですが、手すりを持ちながら移動するとスムーズに行き来できると思います。

トイレの階段
トイレの階段
トイレ
トイレ

高知エクスプレス号・京阪神ドリーム高知号


高知エクスプレス号で高知のJR須崎駅~大阪間を移動!

※2019年8月1日より「高知エクスプレス号」の夜行便は「京阪神ドリーム高知号」に改称されました。
昼行便の名称は引き続き「高知エクスプレス号」です

JR須崎駅
JR須崎駅

今回は、JR須崎駅から兵庫・大阪・京都に向かう高知エクスプレス号に乗車しました。上下線ともに、一部の便でJR須崎駅から乗降できます。

須崎駅自体は大きくありませんが、特急電車が停車するため利用者は比較的多い印象です。切符売り場には広い待合スペースがあり、駅を出てすぐ右側にはトイレもあります。

須崎駅付近にあるトイレ
須崎駅付近にあるトイレ

バスの発車予定時刻である21:20よりも大幅に早く着いてしまったため、こちらの待合室で待たせていただくことに。自動販売機や各地の旅行パンフレットもあるので暇することなく過ごせました。

電車駅の待合室
電車駅の待合室


須崎駅の高速バス乗り場で待機

須崎駅の高速バス乗り場は駅からほんの少し歩いた場所にあります。駅を出て正面の道路左側を直進すると「高速バスのりば」の看板が。

駅を出て道路左側を直進する
駅を出て道路左側を直進する
駅を出て道路左側を直進する2

辺りが暗いため不安になりそうですが、時刻表に記載されている情報を見てひと安心。ベンチに座って時間まで待つこと十数分……。

須崎駅の高速バス乗り場
須崎駅の高速バス乗り場
時刻表
時刻表

発車予定時刻の約5分前、暗い道にバスのライトが!

高知エクスプレス号の入線です。須崎駅から乗車するのは、私を含めてわずか2人。5分の間に乗車や点呼を済ませ、21:20ちょうどに出発しました。

「高知エクスプレス号」が到着
高知エクスプレス号が到着

須崎駅を発車後、「高岡高校通」「いのインター口」「高知大学北口(バイパス東口)」「高知旭町三丁目」「高知駅BT」「はりまや橋」「高知インター南BT」の順に停車。とくに「高知駅BT」と「はりまや橋」からの乗客が多く、次々と席が埋め尽くされていきました。

休憩は1回。その後ノンストップで神戸・大阪・京都へ!

23:50ごろ、吉野川SAで停車。今回の休憩はこの1カ所のみで、ここからは大阪までノンストップです。

吉野川SA
吉野川SA

吉野川SAは、駐車スペースは非常に広いですが、平日&深夜の利用者は少ないようです。自家用車・大型車両ともにほとんど停まっておらず、高速バスも高知エクスプレス号のみでした。

駐車場は閑散としていた
駐車場は閑散としていた

大きなサービスエリアに比べるとトイレの数は少ないですが、内観はきれいで利用しやすく好印象。自動販売機が多数設置されているため、バスの乗客も立ち寄っていました。

吉野川SAのトイレ
吉野川SAのトイレ

駐車場は閑散として寂しかったですが、バスを見失うことがないので方向音痴の私にはぴったり。約15分の休憩後、0:05に吉野川SAをあとにしました。

SA停車中のバス
SA停車中のバス

眠り続けて約5時間、4:55ごろに1つ目の降車地である三宮BTに到着しました。若干名の乗客を降ろしてすぐに出発し、5:40ごろにJRなんば駅に到着です。ここでほとんどの乗客が降りました。

私の目的地であるJR大阪駅に到着したのは、5:55ごろ。
なんと、予定よりも15分ほど早く到着する結果に! このあと、高知エクスプレス号はJR京都駅に向けて発車。肌寒い空気を感じながらバスを見送りました。

大阪駅高速BTに到着
大阪駅高速BTに到着


夜から朝まで快適に寝られて大満足!

高知と神戸・大阪・京都とをつなぐ高知エクスプレス号は、乗車前の予想を上回る快適さでした。3列独立シートはもちろん、カーテンやトイレがあるのは非常に魅力的。途中休憩が1カ所のみでしたが、かえってぐっすり寝られたので大満足でした! 機会がある方はぜひ乗車してみてください。

今回私は片道で利用しましたが、上下線ともに同様の車両が利用可能です。発車時刻によって乗降地も変わるので、しっかりチェックしておきましょう。


高知エクスプレス号・京阪神ドリーム高知号

※取材協力/JR四国バス


※本記事は、2019/05/10に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

  • この記事を書いたライター

    琴井とらを

    フリーライター 20代 / 男性

    愛しのアマガエルと二人三脚(?)でフリーランス活動中。小さい体にコンデジぶら下げてプチ旅行を楽しんでいます。得意技は、文章を書くことと歩くこと。いつかカエルを肩に乗せて旅がしたい。

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