加越能バスのバスツアーで気軽に参加! 人気すぎて予約制になった白川郷のライトアップイベントに行ってきた | 高速バス・夜行バス・バスツアーの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

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加越能バスのバスツアーで気軽に参加! 人気すぎて予約制になった白川郷のライトアップイベントに行ってきた

世界遺産の白川郷。毎冬大人気だというライトアップイベントへ、加越能バスの「白川郷ライトアップ2019見学バス」に乗って行ってきました。展望台から見る景色はとんでもなくきれい! 集落の散策も満喫! 乗車&ライトアップイベント体験をレポートします。

人気過ぎて、イベントに異変が……!?

世界遺産の「合掌造り集落」で有名な白川郷。

雪の降る季節になると多くの観光客でにぎわい、6日間限定のライトアップ期間中がもっとも混み合うといわれています。そのライトアップイベント、近年人気が高まりすぎて、33年目の今年(2019年)から、イベント当日は入村制限が設けられ、事前抽選式の完全予約制になったとのこと!

ライトアップイベントは、雪が2m近く降り積もる、一年の中で最も美しい季節に開催されているそうです
ライトアップイベントは、雪が2m近く降り積もる、一年の中で最も美しい季節に開催されているそうです

個人で行く方法としては、
1)当日村内に宿泊
2)日帰りで駐車場を利用
があるのですが、どちらも数に限りがあり先着順。抽選の締め切りが前年(2018年)の8月31日と、なかなかのハードルでした……。

抽選を逃した人は、
3)旅行会社のツアー(東京や関西発)
4)公共バスのツアー(高山、富山、高岡、新高岡などから出発)
に参加する、という方法があります。

特に、4つめの公共バスなら、ひと月前くらいに予約をするだけで、人気イベントの白川郷ライトアップを楽しめてしまうのです!

だから、バス! バスすごい! 

ということで、今回わくわくで乗車したのが、加越能バスの「白川郷ライトアップ2019見学バス」の中の「展望台行きシャトルバスチケット付き白川郷ライトアップバス」。
高岡駅発のバスで、料金はおとな7,000円/こども4,600円。駅周辺にある4つの協賛ホテルの宿泊予約を行なった上で申し込みができるというものでした。

バスの料金は、当日に高岡駅北口にある加越能バスの「乗車券センター」で、支払います。

乗車券センター
乗車券センター
乗車券センター

そばにドラえもんポストがありましたー
そばにドラえもんポストがありましたー

乗り場の「高岡駅前」は「ホテルルートイン高岡駅前」の横でした。

乗車券センターから徒歩数分です
乗車券センターから徒歩数分です

加越能バスの高岡発「白川郷ライトアップ2019見学バス」は、ほかにも2つのコースが出ていたのですが、どの便も人気で、おおむね当日には満席になっているとのこと。
さらに今回わたしが参加したツアーは展望台まで行くことができます。旅行会社のバスツアーでは展望台に上がれない決まりもあって、とくに人気のようでした。

国際色豊かな車内、ひとりでも楽しいぞ!

出発は15時。乗客は家族や恋人、友人たちとグループで来ている方が多いとはいえ、ひとりでの参加者もちらほら。
わたしの隣は50代の韓国人女性。スマートフォンの翻訳機能で会話すると、日本の小都市を回る一人旅中とのことでした。見回すと中国や台湾、韓国から来ている方が半数以上といったかんじで、国際色豊かな車内で楽しい。運転士さんだけでなく、添乗員さんも乗車していました。

オーソドックスなバスです
オーソドックスなバスです
遠足っぽい気持ちに~
遠足っぽい気持ちに~

全員乗ったところで、さあ、バスは一路、白川郷へ!!
って、その前に、もう一つの乗車場所である「新高岡駅」へ。「新高岡駅8番のりば(ホテル東横イン前)」からも8名ほどの人が乗り込み、これで満席となりました。

新高岡駅から乗る人は、車内で料金を払う仕組みです。添乗員さんがまず集金作業をしたのち、全員にパンフレットと「展望台行きシャトルバス乗車券」が配られて、今後の説明があります。

パンフレットは3種類。日本語のほかに英語と中国語が
パンフレットは3種類。日本語のほかに英語と中国語が
パンフレット
パンフレット

これが貴重なチケットかー
これが貴重なチケットかー


いざ、白川郷へ~

途中から雪景色になり、車窓を楽しみながら1時間ほど。16時10分頃、白川郷に着く少し前に「白川パーキングエリア」でトイレ休憩がありました。

白川パーキングエリア
白川パーキングエリア

そこから「白川郷バスターミナル」へ着くと、バスの乗客全員で、シャトルバス乗り場へ移動。展望台に上がって、それから帰りのバスの集合時間19時40分まで、自由行動となります。

人がたくさんのシャトルバス乗り場
人がたくさんのシャトルバス乗り場
シャトルバスの中では、ライトアップの時間や、譲り合いのお願い、徒歩での下山時間のアナウンスなどが
シャトルバスの中では、ライトアップの時間や、譲り合いのお願い、徒歩での下山時間のアナウンスなどが

16時45分ほどに展望台へ到着。シャトルバスはピストンで、どんどん人を運んできます。見やすい場所はそこまで広くなかったので、ライトアップ開始の17時30分(終わりは19時30分です)まで、場所取りもかねて、じっと待つことに……。さ、さむい。

一段上の展望台から見ています。下の段にも人がいっぱい
一段上の展望台から見ています。下の段にも人がいっぱい
展望台
17時30分ちょうど、ライトアップがぽつぽつと始まりました
17時30分ちょうど、ライトアップがぽつぽつと始まりました
ライトアップ

徐々に増えて…
徐々に増えて…

暗くなってきて…
暗くなってきて…

きれいです…!

日本語、中国語、韓国語で、「見終わった人は待っている人とかわるように」との誘導があって、展望台もやっぱり国際色豊か。ついついせっかくなら暗くなるところも見たいと、長く前を陣取ってしまっていたので、小さくなって順番をかわりました。

展望台から集落へは、ものすごくゆっくり歩いても30分くらいです。そこからは、思い思いに村の中を散策。

水面にもうつる合掌造り。いやー、幻想的!
水面にもうつる合掌造り。いやー、幻想的!

ツララがすずなりです
ツララがすずなりです
お土産屋さんもたくさんあって、楽しい。食べ物屋さんもあります
お土産屋さんもたくさんあって、楽しい。食べ物屋さんもあります
お土産屋さん

合掌造りの内部も、19時まで見学をやっているところがあって、見ることができました。

「神田家」は4階まで上がることができ、養蚕の作業場・道具や生活用具などの展示が!
「神田家」は4階まで上がることができ、養蚕の作業場・道具や生活用具などの展示が!
囲炉裏で休めます
囲炉裏で休めます

神田家

岐阜県大野郡白川村荻町796 Google Map
05769-6-1072 9:00~17:00(ライトアップの日のみ19:30まで)
3~11月 第4水曜定休、12~2月 毎週水曜定休
入館料 大人300円、小人(小学生)150円
Webサイト
「ふる郷 長瀬家」にも展示がたくさん。サービスで薬草茶をいただけました
「ふる郷 長瀬家」にも展示がたくさん。サービスで薬草茶をいただけました

ふる郷 長瀬家

岐阜県大野郡白川村荻町823-2 Google Map
05769-6-1047 9:00~17:00 不定休
入館料 大人250円、小人(小学生)120円
Webサイト



迷子、ダメ、絶対……

そんなわけで、時間いっぱい楽しく散策したのですが、旅行会社のバスの駐車場と公共バスの駐車場は違うのに、わたしはうっかり人の流れに乗って、まったく違う場所にある旅行会社のバスの駐車場へ行ってしまい、なにかがおかしいぞ、と慌てることに…。

人の流れに乗っていくと…
人の流れに乗っていくと…
なんかライトできれいに見える…
なんかライトできれいに見える…

これがツアーバスの駐車場です。バスの量がスゴイ!
これがツアーバスの駐車場です。バスの量がスゴイ!

急いで戻って、集合時間前に公共バスの駐車場に着いたのでほっとしましたが、同じように迷っているのか、出発時間の19時50分になっても来ない方たちが…。

「15分待つことになっていますので」と添乗員さんのアナウンスのあと、その方たちは5分ほど遅れただけで戻ってきたのですが、あんまり遅れると出発してしまうかもしれないので、注意が必要です。あそこで取り残されたら、泣いちゃうかも…。

こっちが「白川郷バスターミナル」です
こっちが「白川郷バスターミナル」です

白川郷バスターミナル

美しい景色を堪能できた満足感と、興奮のあとの心地よい疲れでしょうか。行きと違って車内はしんと静か。トンネルの多い車窓に眠気を誘われ、うとうとしていたら、21時過ぎには、高岡駅へと戻っていました。

バスは各ホテルの前まで運んでくれるので、セレブ気分です
バスは各ホテルの前まで運んでくれるので、セレブ気分です


まとめ

自力で行こうと思ったら早くからの申し込みや抽選に当たる運、スタッドレスの車などの準備が必要ですが、このバスに乗ったら、気軽に冬の白川郷に行けてしまって、めちゃくちゃきれいな景色を見ることができました。ライトアップは幻想的で、とくにこの「展望台行きシャトルバスチケット付き白川郷ライトアップバス」は人気の展望台にも上がることができて、満足度がとっても高いです。

翌年からのライトアップイベントの体制がどうなるかはわかりませんし、バスの便の人気もさらに高まるかもしれませんが、ぜひ、早めにチェックして、体験してみてください~。


※本記事は、2019/02/28に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

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    この記事を書いたライター

    かとうちあき

    「野宿野郎」編集長(仮) 30代 / 女性

    1980年神奈川県生まれ。野宿旅行に憧れた中学時代を経て、高校一年生でめでたく野宿デビュー。以後、順調に野宿を重ね、人生をより低迷させる旅コミ誌「野宿野郎」の編集長(仮)&社長(自称)。著書は『野宿入門』(草思社文庫)と『野宿もん』(徳間書店)『バスに乗ってどこまでも』(双葉社)。

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