青森~東京・南部バス新型車両「MEX青森」高速バス乗車記! 12時間のバス旅の快適度や車内設備をレポート | 高速バス・夜行バス・バスツアーの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

乗車体験記

青森~東京・南部バス新型車両「MEX青森」高速バス乗車記! 12時間のバス旅の快適度や車内設備をレポート

首都圏~東北地方を結ぶ岩手県北自動車南部支社(南部バス)の高速バス「MEX」。今回は「MEX青森」に乗車し、12時間かけて青森から東京へ移動しました。気になる車内設備や乗り心地などをレポートします。


・2024年3月追記

2024年5月7日(火)青森出発便より、MEX青森の車両を「トイレ付・全席2人掛け4列シート車両」にリニューアルします。シートピッチ(前後の間隔)が披露目になり、全席に改良を加えた「プライバシーシェード」が完備されます。


・2021年5月追記

MEX青森とMEX八戸の4列シート車両では、隣座席との間に仕切りカーテンと、顔をすっぽりと覆えるオリジナル安眠・快眠フード「プライバシーシェード」の設置がされています。

プライバシーシェード3.jpg
プライバシーシェード4.jpg

遮光性99%のフードで、抗菌・抗ウィルスの加工済み。首から上を広く覆う大きめのフードで寝顔も隠れ視界も遮断されるため、4列シートでも隣の人が気になりません。途中停車地や休憩場所においても車内照明の眩しさも気にならないため、従来より安眠・快眠できるうれしい機能です。感染予防対策としても有効です。


待ち時間を快適に過ごせる青森港フェリーターミナル

今回乗車する「MEX青森」の出発地は、青森駅ではなく青森港フェリーターミナル。途中で青森駅も経由するものの、ぼくはこのフェリーターミナルから乗車しました。

ここにはフェリーと高速バス乗車前の待機施設があり、これがなかなか綺麗で過ごしやすい場所です。


夕方、雪の降る青森フェリーターミナル
夕方、雪の降る青森フェリーターミナル

建物は3階建てで、フードコートやフリーWi-Fiが使えるラウンジスペースなどのある、広くて綺麗な場所。

バスの出発時間まで2時間ほどあったけど、それぐらいの時間を潰すには全然困りませんでした。軽くごはんを食べたりラウンジのテーブルでパソコンを使ったりして過ごします。


テレビのあるラウンジスペース
テレビのあるラウンジスペース
Wi-Fiやコンセントも利用できるテーブル
Wi-Fiやコンセントも利用できるテーブル

2Fのフードコートで夜ごはん。「そう、ラーメンはこういうのでいいんだよ」っていう感じのシンプルなラーメン
2Fのフードコートで夜ごはん。「そう、ラーメンはこういうのでいいんだよ」っていう感じのシンプルなラーメン


ゆったりくつろげる「MEX」車内

出発時間18:55の5分ほど前になり、建物を出てすぐのところにあるバス乗り場に行くと、すでにバスが停車していました。
早速受付を済ませて乗車します。やっぱりこのフェリーターミナルから乗車する人は少ないようで、ぼく以外に1人だけでした。


建物のすぐ下にある乗り場から「MEX」に乗車
建物のすぐ下にある乗り場から「MEX」に乗車


4列シート&3列独立シートの混在車両

   
「MEX青森」はのシートは、前方半分ほどが4列で、後方が3列独立シートの混在車両になっています。3列独立シートに座りたい場合は、予約時に指定しておきましょう。


車内前方には4列シート
車内前方には4列シート
車内後方には3列独立シートが並んでいる
車内後方には3列独立シートが並んでいる

ぼくの座席は前方の4列シート。「乗車人数が少ないため移動してもOKです」とアナウンスされるのを待ち望んでいたものの、聞いてみるとこの日はほぼ満席とのこと。

若干へこんだものの、「MEX」は快適な4列シートでした。座ると柔らかいけど、表面はツヤのあるスポーツタイプの雰囲気を感じるシートで、位置を調整できる枕付き。足元にはレッグレスト&フットレストが付いています。

ツヤのあるスポーツタイプの雰囲気を感じるシート
ツヤのあるスポーツタイプの雰囲気を感じるシート
位置を調整できる枕付き
位置を調整できる枕付き
レッグレスト&フットレスト付きのシート
レッグレスト&フットレスト付きのシート


その他、シート横にコンセントがあるほか、車内Wi-Fiも利用できます。

通路側席は右の肘掛けの下にコンセント
通路側席は右の肘掛けの下にコンセント
窓側席は足元にコンセントがある
窓側席は足元にコンセントがある

1回あたり12時間まで利用できる「MICHINORI Free Wi-Fi」
1回あたり12時間まで利用できる「MICHINORI Free Wi-Fi」


また、車内最後部にはトイレがあります。(運行車両による)

車内後方にあるトイレ
車内後方にあるトイレ

アメニティはクリーニング済みブランケット、スリッパ、腰当クッション、マスクと豊富! 長時間のバス旅なので充実した設備は嬉しいです。


青森から東京まで約12時間のバス旅

青森駅へ向かう「MEX」
青森駅へ向かう「MEX」

青森港フェリーターミナルを出発したバスはまず青森駅へ向かい、ここで10人ほどが乗車。
その後、1時間ほど走り弘前へ。ここで青森駅以上に多くの人が乗車。車内はほぼ満席に近い状態になりました。

その後、 パーキングエリアでの休憩を計4回経て、東京へ向かいます。

22時過ぎに停車した「岩手山サービスエリア」のほか休憩地は計4か所
22時過ぎに停車した「岩手山サービスエリア」のほか休憩地は計4カ所

途中のパーキングエリアでは雪が積もっていたため、外に出るとどうしても靴に雪が付いてしまい、車内に戻ると床が濡れてしまいます。なので、フットレストがあるのは助かりました。これが無ければ靴を履いたまま寝ることになったので、快適度がかなり違ったはず。


個人的には4列シートにはちょっと苦手意識があるんですが、疲れていたのかMEXの快適性のおかげかすぐに眠たくなり、24:00頃から朝の到着まではほとんど眠りっぱなしでした。


そして早朝6:30頃に、バスタ新宿に到着。
フェリーターミナルで乗車してから12時間近くが経っているけど、よく眠れたおかげでそこまでの長さは感じない乗車でした。


出発から約12時間、バスタ新宿に到着
出発から約12時間、バスタ新宿に到着

まとめ

新車納入時のMEX(岩手県北バス南部支社提供)
新車納入時のMEX(岩手県北バス南部支社提供)

車内の綺麗さや乗り心地の良さが印象に残ったバスでした。
より快適に過ごしたい人は3列独立シート、よりコストを抑えたい人は4列シートと、同じ車両の中で選択肢があるのもMEXのポイントですね。

ちなみに「MEX青森」の終点は東京ディズニーシー。青森からディズニーに行く人にもおすすめです!

MEXのバス便

※取材協力/岩手県北自動車南部支社(南部バス)

※本記事は、2019/02/11に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

  • この記事を書いたライター

    タナベセイジ

    ライター 30代 / 男性

    京都出身→都内のシェアハウス在住。行ったことない場所に行くのが大好き。2018年はサッカー観戦でイギリス&ドイツへ旅行予定です。高速バスは夜行よりも、いろんな過ごし方ができる昼便が好き。

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