福井はワンダー。東尋坊だけじゃない見どころ、教えます
ざっくり、こんな観光
- 道の駅で買った「らっきょdeワンダーライス」が美味だった
- 「東尋坊」は本当に火曜サスペンス劇場の世界だった
- 遊園地「ワンダーランド」がいろいろワンダーだった
東京から福井行きのバスは、大人気
やっとやっと、福井へのバスの予約ができました。電車での便が悪いため、新宿からのバスは大人気。
週末は1か月前から満席になっていることも多くて、いつもぎりぎりに予約しようとするため、何度も諦めていました。
新宿駅西口から23時30分発。
乗ったバスは、「MKツアーランド」の便。前方が料金の高い3列シート、後ろが4列ワイドシートという仕様です。
通常より少しゆったりめの座席には「毛布」と「ビーズ枕」が付いており、車内にトイレ付き。快適、安心、ぐっすり眠って7時半に福井駅の東口へ到着しました。
えちぜん鉄道の「1日フリーきっぷ」を購入して、一日目は鉄道移動。まずは、三国芦原線に乗り東尋坊の最寄りである三国駅へ行って、自転車を借ります。えちぜん鉄道では、鉄道利用者に限り1日50円で自転車が借りられます。
えちぜん鉄道
道の駅「みくに」
まずは20分ほど自転車を漕ぎ、道の駅「みくに」へ。
特産品売り場を物色することにすると、惣菜コーナーは安くて豊富、焼き魚もありました。気になったのが「花らっきょ料理レシピ最優秀賞」と書いてある「らっきょdeワンダーライス」という、へんな混ぜご飯。
手に持って悩んでいると、お弁当を並べていたおばさんが、「それ、きょうテレビで取り上げられたのよ」とうれしそうに教えてくれたので買うことに。
らっきょのほかにオクラや赤玉ねぎ、ゴマ等が混ぜてあり、さっぱりとして美味でした。
道の駅「みくに」
そしてこのあと、いよいよ「東尋坊」へ!40分ほど自転車を漕いで、向かいました。
東尋坊
ざぱーん、ざばーん。
日本海の荒波が打ち寄せる断崖絶壁が1キロほど続く様は、絶景です。
観光客も多く、欧米人の姿もちらほら見られます。
観光地の岬には先端部に柵があってがっかりすることが多いのですが、ここは柵なんか考えられない広大さ。
いまはなき「火曜サスペンス劇場」の犯人自白のクライマックスシーンが、あっちでもこっちでも同時に撮影できそうです。
どこでも自由に歩き回れるため、「よーし」と岸壁ぎりぎりまで行こうとするも…
意外と怖い!
3歩くらい手前で、もう十分だ、よくがんばったと思うことにしました。
東尋坊
三国駅へ戻る途中に遠回りして、気になっていた「ワンダーランド」へ寄り道していきます。
ワンダーランド
まず看板が現れましたが、薄く読める「岩盤浴」という文字の上に、大きくリラックマ風のクマの絵と「ワンダーランド」の文字が躍っており、なんで中途半端に岩盤浴の文字が残っているのか。
しかも次に現れたのは
「おおむねミッキーのようなもの」です。
宇宙人成分3割、ミッキー成分7割。爽やかさをアピールしたいのか、手に「黄色いのでかろうじてレモンなのかと思えなくもないもの」を持っており、ズボンはピンクで背中にまたがれるつくりです。
中に入ると、すぐにあるコーヒーカップにも
ドナルドダックのようなもの3兄弟がくるくると回っているし、
白雪姫と7人の小人のようなものもいました。
中国のパクリ遊園地が時々話題になりますが、実は日本にもあったのです。このままこの危険なイッツアディズニーワールドがつづくのかとわくわく奥に行きましたが、あとはリラックマ風クマに恐竜、カーボーイなど、なにもありませんでした。
乗り物にはセグウェイもありましたが、こう寂れていると「乗り物はちゃんと動くのか、安全なのか」と不安になり、乗りづらい感じもします。
「どうかどうか、潰れないで欲しい…」
そう祈りつつ、三国駅へ戻ったのでした。
【閉業】ワンダーランド
※この記事はかとうちあき著「バスに乗ってどこまでも 安くても楽しい旅のすすめ」の内容に写真を加えて掲載しています。
※本記事は、2015/09/24に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。
予算1万円で楽しめる旅をたくさん書きました
かとうちあき
「野宿野郎」編集長(仮) 30代 / 女性
1980年神奈川県生まれ。野宿旅行に憧れた中学時代を経て、高校一年生でめでたく野宿デビュー。以後、順調に野宿を重ね、人生をより低迷させる旅コミ誌「野宿野郎」の編集長(仮)&社長(自称)。著書は『野宿入門』(草思社文庫)と『野宿もん』(徳間書店)『バスに乗ってどこまでも』(双葉社)。
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