【営業終了】ビジネスホテルより安い「ファーストキャビン 築地」がキレイ・安全・Wi-Fiフリーで便利すぎる! まるで宇宙基地
「ファーストキャビン」という次世代のカプセルホテルが話題になっているので、さっそく使ってみました。最近、東京や大阪では、ビジネスホテルの予約が取りづらい状況です。今回は、夜行バスの旅や出張にも使えそうな「ファーストキャビン」のレポートをお届けします。
- 2015.08.06
- 出雲義和
※「ファーストキャビン 築地」は2020年4月24日をもって営業を終了しました
ざっくり、こんなTIPS
- ファーストキャビン築地のビジネスクラスに5800円で泊まった
- セキュリティがしっかりしていて女性専用フロアもあり。安心感あり
- カプセルホテルよりも広く感じる。客室の背の高さも充分。狭くない!
東京への出張が決まって、ビジネスホテルを予約しようと思ったら、すでにどこも満室。
銀座や築地周辺だと週末も絡むから13000円オーバー。これは痛い。
いっそのこと夜行バスで往復もありかと思っていた矢先に、「築地にファーストキャビンっていうカプセルホテルがある」という友人の言葉を思い出しました。
さっそく「ファーストキャビン築地」を予約して泊まってみることにしました。
「ファーストキャビン築地」に到着
夜行バスで早朝着の後、いつもはコインロッカーに荷物を預けるところですが、ファーストキャビンに電話してみると「チェックインは17:00ですが、荷物はお預かりします」との嬉しい言葉。さっそくホテルへ向かいました。
ホテルに着くといきなりバーカウンターがありました。この先がフロントです。
とても丁寧な対応で、荷物を預かってもらいました。
カプセルホテルどころか、ビジネスホテルよりも良い印象です。
17:00過ぎにホテルへ戻ってチェックイン。フロントでカードキーとリストバンドキーを渡されました。
カプセルホテルは簡易宿泊所の扱いなので、法律上、部屋の鍵がありません。
その代わりに入室やエレベーターの乗降はカードキーが必要で、各部屋にあるセキュリティボックスの鍵がリストバンドキーになっています。
外出の際には、このカードキーをフロントへ預けることになります。
セキュリティは万全。エレベーターに乗るにもカードキーが必要
部屋(キャビン)に鍵はかけられない代わりに、その他のセキュリティはしっかり強化されています。
エレベーターに乗るにもカードキーが必要です。
しかも宿泊するフロア以外に行き来できないように、室内エリアの入り口にも同様のセキュリティが施されています。
フロアごとに男女が振り分けられていて、エレベーター内の女性専用フロア用のセンサーにカードキーをかざさないと、女性専用フロアで降りることはできません。
ここでもカードキーによるセキュリティがしっかり施されています。
客室フロアに並ぶ背の高いキャビン(カプセル)
客室フロアには、天井いっぱいの高さのキャビン(カプセル)がズラリと並んでいます。
客室の中は高さが充分にあって広く感じます。二段式ではないので、圧迫感がありません。
バスタオル、フェイスタオル、キャビンウエア(室内着)、歯ブラシなどのアメニティが充実していて、清潔感もあります。
キャビンウエアは浴衣ではなく、頭からすっぽりかぶるTシャツタイプ。
客室内の左手には鍵のかかるセキュリティボックスと照明やテレビ、空調のスイッチ、コンセントがふたつ。
コンセントがふたつあるのはとても便利で、スマホやタブレット、PC、デジカメのバッテリーなどの充電に重宝します。
セキュリティボックスは縦長の深い構造で、出張時なら書類ケースやショルダーバッグなどが余裕で入ります。女性ならセカンドバックやポーチなどは余裕で入るでしょう。
入口のドアの上部にテレビがあります。この位置なら無理なく自然な体勢で観ることができます。音声はヘッドフォンで視聴。
ヘッドフォンはチェックインの際にフロントで無料で貸してくれます。
あいにく写真は撮れませんでしたが、ファーストキャビン築地には大浴場があります。
広々と足を伸ばして湯船につかれて、ボディーソープ、シャンプーももちろん完備。
夜行バスユーザーはもちろん、出張での利用にも嬉しい設備です。
また、ファーストキャビン築地は銀座からも近いので、ちょっと飲み過ぎて終電を逃した場合でも歩いて帰れるのも嬉しいですね。
「ファーストキャビン築地」での宿泊を項目ごとにチェック!
キャビン
身長165cmの私が立ったまま着替えができる高さがあるので、キャビンの空間が狭苦しいと感じることはありませんでした。
ベッドも足下に荷物をおいても邪魔にならず、また横においても寝返りができるスペースがありました。
PC・Wi-Fi環境
キャビン内ではパソコンは使用不可。iPadなどのタブレットはOKで、Wi-Fiが自由につかえるのでメールのチェックやWebの閲覧は可能。
物音
客室のシャッターを上げ下げする音が少し気になる程度で、となりに人の気配を感じることが無いほど、不快に感じるような音はほとんど聞こえなかった。
大浴場
大人数人が足を伸ばしてくつろげるほどの浴槽にシャワールーム。
大浴場にはシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、洗面所にはドライヤーも完備で、朝から入れるのが嬉しい。
女性用には、化粧水、乳液、洗顔料、クレンジング、ヘアアイロンも用意されているとのこと。コインランドリーもあるので長期滞在や急な日程延長の場合にも便利。
朝食
1階「Cafe&Bar15」で本格的なグリーンカレー(サラダ付き)が500円でいただける。しかもおかわり自由。柔らかいながらも弾力のあるチキンの食感が、なんとも言えなく印象的。
ラウンジ
キャビン内では会話や携帯電話ので通話、またPCの操作など音を出す行為は禁止。それらは1階のラウンジで利用するルール。
まるで空港のメンバーズラウンジのような空間で、この日も朝早くからPCを前に仕事をしている女性がいました。ビジネスユースのサラリーマンにもうれしい空間で、もちろんWi-Fi環境もばっちりです。
ファーストクラスキャビン
今回はビジネスクラスのキャビンを利用しましたが、ファーストクラスのキャビンもあります。
こちらはさらに広い空間に120cmのセミダブルベッドなので、さらに快適だと想像できます。
まとめ
ファーストキャビン築地は2015年にオープンしたばかりで、室内がきれいなのはもちろん、フロントの応対も都内のビジネスホテルに引けをとらず、サービスと清潔感だけでなく、安心できるセキュリティを備えている印象でした。
現在は、新橋や大阪、京都、博多などに全部で6店舗を展開しているファーストキャビン。
高速バス、夜行バスを使って旅をする私にとってはもちろん、個人旅行や出張など、幅広い使い方ができるオススメのホテルです!
ファーストキャビン築地
03-5148-1130
ビジネスクラス 5,800円、ファーストクラス 6,800円
※料金は変更の場合あり
チェックイン 17:00 チェックアウト 10:00
※本記事は、2015/08/06に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。
出雲義和
ライター 50代 / 男性
出版関連の仕事を25年間勤務、現在は独立。若い頃から大の旅行好き、徒歩・自転車・バイク・電車・バスなどあらゆる交通機関を使って全47都道府県を制覇。最近は海外トレッキングに出かけたりもする、「アウトドアなおじさん」。数年前より雑誌の文具手帳特集で紹介されるようになり、「文具のおじさん」でもある。
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