ジャムジャムエクスプレスの新型二階建てバス「アストロメガ」に試乗! 二階からの眺めや乗り心地は? | 高速バス・夜行バスの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

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ジャムジャムエクスプレスの新型二階建てバス「アストロメガ」に試乗! 二階からの眺めや乗り心地は?

全国32路線で高速バスを運行する「ジャムジャムエクスプレス」は、今春、新型二階建てバス「アストロメガ」を導入します。東京ディズニーリゾート・東京駅〜大阪・神戸線での運行開始にさきがけて、2018年4月3日(火)に試乗会がおこなわれました。今回は、試乗会で体感した二階建て夜行高速バスの乗り心地や、車内設備を紹介します。

ざっくり、こんなバス

  • ヨーロッパ製の新型二階建てバス「アストロメガ」
  • 二階建てだから一度に大勢乗れる
  • 安全装置が備えられているので安心!


全国32路線で高速バスを運行する「ジャムジャムエクスプレス」は、新型の二階建てバス「アストロメガ」を2018年4月20日(金)より東京ディズニーリゾート・東京駅〜大阪・神戸線に導入します。

同型車両が夜行高速バスとして導入されるのは、これが国内ではじめてのこと。2台が導入され、ディズニーリゾートから出発する便と神戸から出発する便が、毎日1便ずつ運行されます。

導入にさきがけ4月3日(火)に開催された試乗会に参加して、二階建て夜行高速バスの乗り心地や車窓からの眺めを体験してきました。


日本仕様のヨーロッパ製二階建てバスで連休期間の需要に応える

ボディのサイズは全長11.99m、幅2.49m、高さ3.78m
ボディのサイズは全長11.99m、幅2.49m、高さ3.78m

試乗会に現れた車両は、二階建てというだけあり周囲のバスと比べて高さがありました。

ジャムジャムエクスプレスがアストロメガの導入にいたった理由は、週末や連休期間などに高まる高速バスへの需要に対応するためです。

高速バスは、早めに予約しなければ満席になる人気路線であっても、運転士不足や制度的な面で増便が難しい状況にあります。

なかでも高い人気を誇る、東京ディズニーリゾート・東京駅〜大阪・神戸線は、連休期間の3週間前には予約がいっぱいになるのだとか。より多くの需要に応えるためには、1便あたりの定員を増やす必要がありました。


二階席には48席が用意されている
二階席には48席が用意されている

トイレ付き4列シート車両の座席数が40〜48席であるところ、二階建て車両であるアストロメガは59席を備えています。

この度導入される車両はスウェーデンのエンジンメーカー「SCANIA(スカニア)」が、ベルギーの大型車両メーカーとタッグを組んで開発したもの。両社が日本向けにボディサイズを調整して完成した「アストロメガ TDX24型」という車両です。


乗車口は前後2カ所。乗客は後ろの扉から乗り降りする
乗車口は前後2カ所。乗客は後ろの扉から乗り降りする
後部に広いトランクルームが設けられている
後部に広いトランクルームが設けられている

日本では、バス車両への規制強化にともなう開発コストの増加などを理由として、2010年までにすべての国産自動車メーカーが二階建てバスの製造を終了しています。

2016年に輸入が開始されて以降、「はとバス」をはじめとした国内の交通会社が定期観光バスとして同型車両を導入してきました。

今回導入されるのは、ジャムジャムエクスプレスがメーカーや専門の業者と共同で開発した夜行高速バス使用の車両。トイレや運転士用仮眠室、車椅子でも利用できる設備のほか、衝突被害軽減ブレーキをはじめとした数々の安全装置を備えています。


アストロメガは快適!? 乗り心地と車内設備について


後方のドアから入ると、すぐ右手に二階へと続く階段がある
後方のドアから入ると、すぐ右手に二階へと続く階段がある
階段の左手、後方ドアの正面にはトイレが
階段の左手、後方ドアの正面にはトイレが

東京ディズニーリゾート・東京駅〜大阪・神戸線における関東の停留所は、東京ディズニーリゾートと東京駅のふたつ。東京駅を出発したあとは、休憩を3回はさみ、関西の停留所である梅田駅・難波駅・天王寺駅・三宮駅へと順に停まります。その走行距離は562km。
アストロメガは、このルートを約10時間15分かけて走ります。


運転席側から見た一階席
運転席側から見た一階席
後方のドアから見た一階席
後方のドアから見た一階席

ディズニーリゾートから三宮駅まで移動する方は、10時間以上も乗車することになるため、乗り心地が気になるはずです。試乗した感想を先に述べれば、アストロメガのシートは一般的なスタンダードタイプの車両に比べてやや快適であるといえます。


二階席前方からみた車内の眺め
二階席前方からみた車内の眺め
二階席の最前列は前方にゆとりがある
二階席の最前列は前方にゆとりがある

シートは、おおむね前後に83cmまたは86cmの間隔を開けて配置されており、一般的な4列シートの車両よりも広く感じるでしょう。

また二階席の最前列と同じく二階席の右側最後列は、それ以上にゆったりとしたスペースが設けられていて、さらに快適にすごせます。

奥がリクライニング前。手前がフルリクライニングした状態
奥がリクライニング前。手前がフルリクライニングした状態
アイマスク・スリッパ・ブランケットが各座席に用意されている
アイマスク・スリッパ・ブランケットが各座席に用意されている

シートの背もたれはそこまで高くなく、男性なら背もたれのてっぺんが首にフィットするでしょう。

リクライニング角度は、一般的な4列スタンダードタイプとほぼ同等です。しかし、倒す前からあるていど角度がついているため、おもったよりもリクライニングせず、実際の角度よりも浅く感じるかもしれません。


棒タイプのフットレスト
棒タイプのフットレスト
ひじ掛けはシートの左にひとつづつ付いている
ひじ掛けはシートの左にひとつづつ付いている

シートの足元に設けられているUSBポート
シートの足元に設けられているUSBポート

座席の足元には、フットレストとUSBポートが備えてあります。フットレストは棒タイプのもの。板状のフットレストと好みがわかれそうです。ちなみに車内には、Wi-Fi環境も整えられています。


座席の上に荷物置きはない
座席の上に荷物置きはない
照明のON/OFFと空調の調整ができるコントロールパネル
照明のON/OFFと空調の調整ができるコントロールパネル

フローリングがプリントされた床マット
フローリングがプリントされた床マット

座席の上部に、荷物置きはついていません。荷物はなるべくトランクに入れ、車内には必要最低限のモノだけを持ち込んだほうがよさそうです。

床は、フローリング模様になってます。好みはわかれそうですが、筆者には安らぎをあたえてくれました。


絶景は楽しめる? 二階建て夜行高速バスからの眺め

二階席前列の眺望。カーテンをひらけば開放的な眺めが楽しめる
二階席前列の眺望。カーテンをひらけば開放的な眺めが楽しめる

二階席の最前列はとても見晴らしのよい座席です。しかし、この車両は夜間高速バスであるため、走行中はカーテンが閉められ車窓の風景はみれません。


二階席は、高速道路の防音壁やトラックの荷台よりも高い
二階席は、高速道路の防音壁やトラックの荷台よりも高い
IMG_6185.JPG

カーテンを開いて走行する機会があれば、その時は最前席で景色を楽しみたいものですね。ちなみに、窓はペアガラスになっていて、結露しにくく断熱性にも優れています。


乗客にも運転士にも優しい安全装置

可搬式スロープ
可搬式スロープ

シートをスライドして車椅子での乗車スペースを確保する
シートをスライドして車椅子での乗車スペースを確保する
IMG_6127.JPG

この車両は車椅子の乗客に対応してます。可搬式スロープ板を備えており、それをドアに取り付けることで車椅子での乗り降りが容易になるほか、一階後方の座席をスライドすることで車椅子用の乗車スペースが確保できるようになっています。

また、運転をサポートする数々の機能も備えていることも特筆すべきポイントです。

そのなかのひとつである「車間距離保持機能付きクルーズコントロール」は、平坦な道でも上り坂でも、変わらず設定した速度を保って走行してくれるシステムのこと。先行車が近づいた場合のみ、自動的に車間距離を保って減速してくれます。このシステムを導入することで、運転士が疲れにくくなり、また乗客の安全も高まりました。

二階前方には一階へと続く緊急避難口が
二階前方には一階へと続く緊急避難口が
アストロメガの運転席
アストロメガの運転席

運転士用の仮眠室
運転士用の仮眠室

このほか、障害物を感知すると、車両が運転士へ警告を出し、さらにブレーキの補助作業もおこなう、衝突被害軽減ブレーキや、ドライブレコーダーなども備えています。もちろん乗り心地も大切ですが、長距離を運行する夜行高速バスにとって、やはり一番大事なのは安全性。

また、あくまでスタンダードタイプの車両であるため、運賃が低めに設定されているのも魅力です。

ジャムジャムエクスプレスでは、二階建ての3列シート車両が開発されれば、そちらの導入も検討したいとのことでした。


【ジャムジャムエクスプレス 東京ディズニーリゾート・東京駅~大阪・神戸「アストロメガ」】の詳細

運行開始日

2018年4月20日(金)

対象路線

東京ディズニーリゾート・東京駅~大阪・神戸

時刻表

東京ディズニーリゾート発・神戸発各1日1便運行
ジャムジャムエクスプレス 公式サイトにてご確認ください。

料金

おとな片道4,500円〜

新型車両の特長

1)前後の間隔を広めにとったシート
一般的なスタンダードタイプのシートと比べると足元にゆとりがあります

2)車椅子に完全対応
一階には車椅子の乗車スペースがあります。可搬式スロープで乗り降りもスムーズに

3)いくつもの安全装置で安心走行
車間距離保持機能付きクルーズコントロール、衝突被害軽減ブレーキ、ドライブレコーダーなどが備えられている


※本記事は、2018/04/04に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

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    この記事を書いたライター

    バスとりっぷ編集部

    なかのひと 

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