東京~長野間が1,000円台! 格安でも快適な昌栄交通「どっとこむライナー」の高速バス旅に大満足! | 高速バス・夜行バス・バスツアーの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

乗車体験記

東京~長野間が1,000円台! 格安でも快適な昌栄交通「どっとこむライナー」の高速バス旅に大満足!

バス旅愛好者の間では「どっとこむライナー」の名称で知られている昌栄交通の高速バス。東京~長野間が最低1,000円台と格安な料金設定ながら、確かなサービスで高い評価を得ています。今回はそのどっとこむライナーの「東京〜長野便」で、長野市観光へ出かけてきました!

  • 2018.01.16(更新:2022.06.28)
  • 鈴木翔

ざっくり、こんな移動

  • 格安かつ確かなサービスで人気の「どっとこむライナー」
  • 浅間山や妙義山など、車窓に映る山々の稜線がきれい
  • “駅弁グランプリNo.1”に輝いたこともある、あのお弁当も買える

バス旅愛好者の間では「どっとこむライナー」の名称で知られている昌栄交通の高速バス。

こちらの会社では、長野市を拠点に東名阪の各都市と神戸への長距離バスを運行。
東京~長野間が最低1,000円台と格安な料金設定ながら、確かなサービスで高い評価を得ています。

「どっとこむ」は、言うまでもなく「どっと混む」と「.com」をかけた名前。高速バスの予約がほとんどネット経由になった時代に、なかなかナイスなネーミングセンスですね。

今回はそのどっとこむライナーの「東京〜長野便」で、長野市観光へ出かけてきました!


ピッカピカの「どっとこむライナー」に乗車!

今回乗るどっとこむライナーは、東京駅八重洲南口から歩いて5分の鍛冶橋駐車場を午前9時に出発。2番の停車場にはすでにピッカピカのどっとこむライナーが出発を待っていました。

※2022年6月現在、東京~長野線で東京駅鍛冶橋駐車場発の便はありません。
以下で発着地をご確認ください。

どっとこむライナーのバス便(4列シート)

鮮やかなピンクのカラーリングで、ボディには「Syoei」「HIGHWAY EXPRESS」、そして「.com」の文字がラッピング。運転手さんに聞いてみたところ、ピンクのほかにグリーンやシルバーの車体もあるのだとか。

鍛冶橋駐車場に停車した「どっとこむライナー」
鍛冶橋駐車場に停車した「どっとこむライナー」
午前9時に鍛冶橋駐車場を出発
午前9時に鍛冶橋駐車場を出発

そうして鍛冶橋駐車場を出発したどっとこむライナーは、もうひとつの乗車地であるバスタ新宿へ。
新宿からのお客さんが乗って“どっと混む”前に、バスの設備をくまなくチェックしておきましょう。


フロントガラスが大きく面長な印象を受ける車体は、三菱ふそう製のエアロエース。

コックピットもかっこいい
コックピットもかっこいい
運転手さんの帽子には昌栄交通のエンブレム
運転手さんの帽子には昌栄交通のエンブレム

ややポップなカラーリングの外装に対して、内装は木目調の床など落ち着きのある雰囲気で、赤と紫の中間色に唐草模様のシルエットをあしらったシートも上品な印象です。

シート配置は2席+2席の4列シートで、計11列の定員42人。
使用する車体によって異なるそうですが、この日の車体には後部にトイレが付いていました。

4列シートの車内
4列シートの車内
足元もゆったり
足元もゆったり
アームレストは上げ下げ可能
アームレストは上げ下げ可能
どっとこむライナーではトイレ付き車両を増加中
どっとこむライナーではトイレ付き車両を増加中

各席にUSBポートもあるのでスマホの充電忘れも問題なし♪
そしてブランケットも乗車時に準備されていて、コンパクトなスペースながら快適な設備が整っています。

※新型コロナウイルス感染対策のため、ブランケットの貸し出しは当面の間、中止しています

座席上部の荷物置き
座席上部の荷物置き
シートはリクライニング可能
シートはリクライニング可能
ブランケットも乗車前に各席に用意
ブランケットも乗車前に各席に用意
各席にあるUSBポート
各席にあるUSBポート


東京のおみやげも充実している三芳パーキングエリア

バスは麹町や四谷あたりを通過しながら都内を横断。出勤ラッシュで忙しい朝の東京の風景を車窓から眺めつつ、20分ほどでバスタ新宿に到着します。

さらに20分ほど追加のお客さんを待って再び出発し、練馬インターチェンジから関越道へ。
長野市までは関越道と上信越道を経由。途中、軽井沢に寄り、終点の長野駅前まで約5時間半の道のりです。

バスタ新宿でしばしの停車
バスタ新宿でしばしの停車

2度ある休憩のうち1度目は、関越道の三芳パーキングエリアにて。

こちらはバス旅でも利用頻度の高いPAですが、だいたいが飲み物を買うか、トイレに寄るだけというのが正直なところ。

スタバもある三芳パーキングエリア
スタバもある三芳パーキングエリア
いつも綺麗に管理されているトイレ
いつも綺麗に管理されているトイレ

しかし今回じっくり売店を覗いてみると、東京帰りの方々の利用が多いからか、地元名物に加えて東京の定番土産がたくさん売られていました。
かさばって運びづらいので、独り旅にとっては意外な悩みどころの“バラマキみやげ”も、帰りにここで買っちゃえば楽だなぁ〜としみじみとした感想。

三芳パーキングエリアの売店風景
三芳パーキングエリアの売店風景
無料のドリンクコーナーでほっと一息
無料のドリンクコーナーでほっと一息

その後、藤岡ジャンクションで上信越道に入ったあたりから車窓は長閑な風景に変わり、浅間山や妙義山など山々の稜線が清々しい景色も見えてきます。
屏風のように並ぶ、様々な形の山をゆったり眺めながら移動できるのはバス旅ならではの魅力!

車窓には次々と綺麗な山の稜線が見えてくる
車窓には次々と綺麗な山の稜線が見えてくる


横川サービスエリアで“お弁当ウォーズ”が勃発!?

2度目の休憩は横川サービスエリアに停車。

こちらは高崎駅名物、たかべんの「だるま弁当」が買えるサービスエリアで、中にも外にもいたるところにだるまがいっぱい。

横川サービスエリアで休憩
横川サービスエリアで休憩
「たかべん」こと高崎弁当のロゴはやっぱりだるま
「たかべん」こと高崎弁当のロゴはやっぱりだるま
食堂にあるだるまのディスプレイ
食堂にあるだるまのディスプレイ
売店にもやっぱりだるま
売店にもやっぱりだるま

そんな“引力”に吸い寄せられて、「今日のお昼はだるま弁当一択だな」と私も売店に向かったのですが、そこには思わぬライバルが……。

「お弁当に峠の釜めしはいかがでしょうかぁ〜」

お弁当売り場へ向かっている私の耳に入ってくる、威勢の良いおばちゃん店員の声…。
そして、そこには「峠の釜めし」の5文字が…。

「うわぁ〜! 横川といえば、峠の釜めしでも有名だったぁぁぁ(←エコーが効いた私の心の声)」

ここは、数多の駅弁グランプリで何度も王者に輝いている、おぎのやの「峠の釜めし」のお膝元でもあったのです。

横川サービスエリアの売店
横川サービスエリアの売店

もちろん、たかべんの売店のおじさんも「だるま弁当いかがですか〜」と推してきます。

ほぼ隣にある2つの売店の間で大いに迷いまくる私。そして刻々と迫る出発時間。
だるま弁当か、はたまた峠の釜めしか…。私の中で繰り広げられる小さなお弁当ウォーズ。

結果的に車内で食べることを考慮して、“手の中の収まり感”を決め手に、今日はだるま弁当に軍配が上がったのでした。
財布から急いで1,000円札を取り出してお弁当をパシッと受け取り、出発間際のバスに駆け込みダイブ!

たかべんのだるま弁当
たかべんのだるま弁当


長野市に到着! いざ善光寺参りへ!!

横川サービスエリアを出ると、碓氷軽井沢インターチェンジで上信越道を一旦降りて軽井沢へ。
だるま弁当に舌鼓を打つ私の目に、高岩のそそり立った岸壁が映り込みます。

こちらに迫ってきそうな高岩の絶壁
こちらに迫ってきそうな高岩の絶壁
軽井沢を越えると、長野市まではあと少し
軽井沢を越えると、長野市まではあと少し

そうしてつづら折りの峠道を抜けて、軽井沢の高原リゾート地へ。
ここで一旦停車し、一部のお客さんがバスを降りていきます。

そこから再び浅間山を右手に進むどっとこむライナー。
再び上信越道に乗ると、今度は徐々に北アルプスの山々が見えてきます。

再び美しい山の連なりが
再び美しい山の連なりが

スマホで地図を見ながら、どれがどの山かを確認する私。
ここまでの山も綺麗でしたが、やはり信州の山は迫力が違います。

どっとこむライナーが到着する長野市の東急シェルシェ前
どっとこむライナーが到着する長野市の東急シェルシェ前

そうこうしているうちに長野インターチェンジを降りて長野市内へ。

ほどなくして、長野駅近くの東急シェルシェ前に到着し、ここで下車。
時計は午後2時40分。夕暮れ前にいざ、と足早に善光寺へ向かったのでした。

地元では「善光寺さん」と親しまれる古刹・善光寺
地元では「善光寺さん」と親しまれる古刹・善光寺

どっとこむライナーのバス便(4列シート)

※取材協力/昌栄交通

※本記事は、2018/01/16に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

  • この記事を書いたライター

    鈴木翔

    編集者兼ライター 30代 / 男性

    面白いことが大好きな編集者兼ライター。仕事やプライベートで世界各地を旅しているのでバスは常に欠かせない交通手段。これまで最高だったバス旅は、ペルーのチチカカ湖周辺からボリビアのラパスまでの「インカの聖地ルート」。最悪だったのはラオス北部の村から世界遺産のルアンパパーンまでの「12時間耐久・山岳酷道ルート」。最近、中野区から勝どきに引っ越して、なんちゃってセレブ生活を満喫中。

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