大阪~富山間は列車と高速バスどちらがお得? 阪急バス3列独立シート乗車記 | 高速バス・夜行バスの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

乗車体験記

大阪~富山間は列車と高速バスどちらがお得? 阪急バス3列独立シート乗車記

北陸新幹線が開通してから、大阪から富山へは乗り換え無くJR線1本で行くことができない地域になってしまいました。今回は料金、時間ともに便利でお得な、阪急バス「大阪・富山便」の魅力をお届けしましょう。北陸新幹線が金沢~大阪間まで延長されるとまた1本で行くことができるようになるはずですが、それはまだ遠い先のお話です。

ざっくり、大阪・富山便の魅力を紹介

  • 阪急高速バスターミナルから出発!
  • ヒーター搭載のフットレストからデュアル電源まで、充実の車内設備
  • ズバリ! JR線と比べて高速バスはこんなにお得!


阪急高速バスターミナルから出発! 大阪駅からすぐでアクセス便利

富山行き夜行バスは、ここ阪急バスターミナルから出発します。

大阪のど真ん中梅田にある大きなバスターミナルがこちらです
大阪のど真ん中梅田にある大きなバスターミナルがこちらです
目印はこちらの案内表示
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毎日たくさんの乗降客が利用する阪急梅田駅と同じ敷地内にあって、JR大阪駅からでも徒歩10分ほどの距離。その他の地下鉄線からの乗り換えもすこぶる便利な立地です。


今回乗車する大阪・富山便は、定刻21:40の10分前に入線。

バスターミナルには待合室もあり、少し早く到着しても空調の効いた席で待つことができます。

梅田阪急バスターミナル
梅田阪急バスターミナル

車内で使わない荷物などは、まとめてトランクルームへ預けておけば座席まわりはスッキリ。

私は乗車前にこの荷物分けをするのが習慣で、車内での忘れ物や落とし物防止にも役立ちます。

大きな荷物はコチラへ
大きな荷物はコチラへ


ヒーター搭載のフットレストからデュアル電源まで、充実の車内設備

では、早速乗車してみましょう。

大阪発富山行きバス
大阪発富山行きバス
落ち着いた内装のゆったり空間
落ち着いた内装のゆったり空間


フラット近くまでリクライニングできる! 快適な3列独立シート

   
車内は清潔感のある落ち着いた色調の空間に、3列独立シートが並びます。

乗車時のシート位置
乗車時のシート位置

MAXまでリクライニングさせると天井を見つめるほどフラットに近く、まるでベッドで眠っているような感覚。

シートをMAXまで倒した時のリクライニングの状態
シートをMAXまで倒した時のリクライニングの状態

ヘッドレストの調整はやや固めなので手をしっかり添えて位置を変えましょう。

ただこれは逆に言うと、一度位置を決めるとぐらつき感が少なく寝ている間にずれてしまうことがないというメリットでもありました。

しっかり頭を支えてくれるヘッドレスト
しっかり頭を支えてくれるヘッドレスト

寒い冬にうれしい! ヒーター付きフットレスト

   
冬季の夜行バスでは、窓際カーテンの隙間から冷気を感じる時があります。

阪急バスのフットレストにはなんとヒーター機能が装備されていて、手元のスイッチでON/OFFのコントロールが可能。冬季に限らず、寒い夜にはありがたい設備です。

驚きのフットレストには隠れた機能が…?
驚きのフットレストには隠れた機能が…?

座席にはもちろんブランケットも用意されています。しかも腰から足元まで余裕で包んでくれる大サイズ。
これにフットレストのヒーター機能を加えれば、外がどれほど寒くても暖かい夜を過ごせます。

もちろんブランケットも標準装備です
もちろんブランケットも標準装備です

充電に便利なデュアル電源

   
そしてこのバス1番の魅力といってもいいのが、デュアル電源環境です。

ACコンセントとUSB専用端子の両方が、アームレストの下に配置されているため、うっかりACアダプターを忘れて乗車しても充電用ケーブルさえあれば大丈夫です。

ACアダプターを忘れても大丈夫!?
ACアダプターを忘れても大丈夫!?

大きなバッグも収納できる荷物棚

   
座席まわりを広く快適に過ごすためには、必要最低限の荷物だけを分けておくのがおすすめです。

貴重品は手元に置いておくほうが良いですが、朝まで使うことがないバッグなどはぜひ荷物棚へ。デイパックからコートまで余裕で収納可能です。

ショルダーバッグもしっかり収納できる荷物棚
ショルダーバッグもしっかり収納できる荷物棚


朝まで爆睡! あっという間に早朝の富山に到着

バスは梅田バスターミナルを21:50定刻に出発しました。

富山行き便は消灯まで約2時間あるため、その間自由な時間を楽しむことができます。

車内ではフリーWi-Fiが利用できるのでスマートフォンやタブレットPCで思い思いの時間を過ごすこともできますが、阪急バスターミナルの近くには梅田で老舗の大型書店「紀伊國屋書店」があり、本を買って車内で読むのもおすすめですよ。

車内での過ごし方、スマホもいいけど読書もね
車内での過ごし方、スマホもいいけど読書もね

阪急バスは大阪—富山間の昼便も運行をしていますが、京都駅を経由するのはこの夜行便だけ。梅田を出てから1番乗車する人が多かったのはこの京都駅でした。

バスはこのあと「京都深草」停留所で最後の乗客を乗せて富山へ向かいます。

京都駅では京都八条口から発車します
京都駅では京都八条口から発車します

そして23:50に草津パーキングエリアに到着しました。

このバス便は、ここ草津パーキングエリアが最初で最後の休憩になります。

車内にはお手洗いの設備があるのでこのあと休憩がなくても安心ですが、水やお茶などの手持ちがない人は買っておくといいでしょう。

最初で最後の休憩は草津PA
最初で最後の休憩は草津PA

草津パーキングエリアを出発すると車内は消灯となり、ちょっと贅沢にシートを倒したら…
ぐっすり爆睡。朝まであっという間でした。あぁ快適!

日の出にはまだ早い5:50、富山駅へほぼ定刻に到着しました。

少し時間に余裕がある場合は、路面電車富山駅に4:30から利用できるオープンスペースがあるため、そこで時間をつぶすことも可能です。

この季節、まだ暗い富山の街ですが、たっぷり1日を有効に使えるのが大阪・富山便のメリットといえるでしょう。

まだ暗い富山駅へ定刻に到着しました
まだ暗い富山駅へ定刻に到着しました


ズバリ! JRと比べて高速バスはこんなにお得

大阪—富山間乗り換えなしの夜行高速バス
大阪—富山間乗り換えなしの夜行高速バス

高速バスの場合、大阪~富山間は昼行便で約6時間・夜行便で約8時間かかり、やはり所要時間では特急列車利用には及びませんが、乗り換えなしなのは魅力。かつ運賃は片道昼行便4,400円・夜行便4,600円からと格安です。
(大阪[梅田]~富山駅前間・早売5利用・カレンダーB運賃の場合)

阪急バス 運賃の詳細はこちら

大阪~富山間をJRで移動する場合、運賃やルート、所要時間は以下のようになります。
(Yahoo!路線情報:日時指定無し・到着時刻順・IC優先で調べた場合)

特急+新幹線ルート

所要時間4時間8分 乗車時間3時間6分 乗換1回 距離326.2km
乗車券5,620円
大阪~金沢 特急サンダーバード 指定券1,350円
金沢~富山 北陸新幹線 指定券2,160円
合計 9,130円

特急+在来線ルート

所要時間4時間43分 乗車時間3時間41分 乗換1回 距離327.0km
大阪~金沢 特急サンダーバード 乗車券4,750円 指定券2,700円
金沢~富山 乗車券1,220円(IRいしかわ鉄道360円+あいの風とやま鉄道860円)
合計 8,670円

在来線ルート

所要時間6時間38分 乗車時間5時間12分 乗換3回 距離385.9km
大阪~敦賀~福井~金沢~富山
乗車券5,970円

▼青春18きっぷルート

利用期間が限られていますが安さではいちばんの青春18きっぷ。

青春18きっぷは1枚で5日分(5回分)が利用できるきっぷですが、分割購入ができないので使いどころが難しいきっぷでもあります。

青春18きっぷはJR普通列車専用乗車券
青春18きっぷはJR普通列車専用乗車券

高山本線ルート(18きっぷ)

所要時間9時間19分 乗車時間7時間59分 乗換5回 距離385.9km

※「日時指定なし」ではなく平日8:59大阪発で検索したほうが所要時間の短いルートが表示されました

大阪~米原~大垣~岐阜~高山~猪谷~富山
乗車券2,370円(18きっぷ1日分)

北陸本線ルート(18きっぷ+IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道)

所要時間6時間38分 乗車時間5時間12分 乗換3回 距離327.0km
大阪~敦賀~福井~金沢 乗車券2,370円(18きっぷ1日分)
金沢~富山 乗車券1,220円(IRいしかわ鉄道360円+あいの風とやま鉄道860円)
合計 3,590円


旅の楽しみ方はそれぞれ。どの移動手段を利用するかについても、料金や時間など利用者のニーズによって異なります。

ただ、大阪~富山の旅行をより有効的に活用したい場合、夜行便なら到着地での1日を存分に楽しめる阪急バス大阪・富山便はやっぱりお得で便利です!


※本記事は、2018/01/18に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

  • この記事を書いたライター

    出雲義和

    ライター 50代 / 男性

    出版関連の仕事を25年間勤務、現在は独立。若い頃から大の旅行好き、徒歩・自転車・バイク・電車・バスなどあらゆる交通機関を使って全47都道府県を制覇。最近は海外トレッキングに出かけたりもする、「アウトドアなおじさん」。数年前より雑誌の文具手帳特集で紹介されるようになり、「文具のおじさん」でもある。

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