北海道バス「ニュースター号」と青函フェリー「あさかぜ21」体験記 「北海道〜沖縄 0泊5日で日本縦断の高速バス旅」第1弾
0泊5日で北海道から沖縄を目指す、日本縦断の超ハードなバス旅。
1日目は札幌から出発。
バス旅好きにお馴染みのテレビ番組「水曜どうでしょう」に登場する高速バスで日本縦断の旅! なのですが、番組に登場した「高速はこだて号(旧:オーロラ号)」は、出発時間の関係で乗車できず…。
「高速はこだて号」の乗車記はこちら
なのでこの区間だけ、北海道バスの「ニュースター号」と青函フェリーを乗り継ぎ、津軽海峡を渡って青森を目指します。
札幌・すすきの繁華街で「ニュースター号」に乗り込み、いざ出発!
まずは札幌から北海道バスが運行する高速バス「ニュースター号」に乗って、函館へ。
チケットはインターネットのほかコンビニ、電話でも予約ができ、値段は4,600円。昼行と夜行があり、今回は夜行便に乗りました。
札幌の乗り場は3か所。もちろん札幌駅前でも乗車できますが、おススメは始発の「市電すすきの前」。地下鉄南北線「すすきの駅」2番出入口を出た「すすきの」交差点のすぐ近くです。
この停留所は出発直前まで食事、またはお酒を楽しむことができるのが魅力です。もちろん私は時間ギリギリまで、停留所目の前のテラスがあるバーで地ビールを飲んでおりました。
停留所の目の前がコンビニ(セイコーマート)というのも嬉しいポイント。
出発10分前になるとタクシーをかき分けるようにバスが到着します。名前を告げ、大きな荷物をトランクに預けたら、バスに乗車。
ビールを飲んでいたので乗って早々、車中のトイレに行っておきました。これで安心。
札幌から函館市内まで、あっという間の4時間半
札幌駅を出発して10分後には消灯。その前に携帯電話の充電だけ忘れないようにしておきます。
函館に入って最初のアナウンスがあるまで約4時間半、ぐっすり熟睡できました。
アナウンスの後、到着まで30分程度時間があるとのことで、スマホをWi-Fiにつなぎ、函館の朝市での朝食や朝の散歩道を妄想しながらネットサーフィン。そうこうしているうちに函館駅に無事、到着しました。
乗り場の間違いに要注意!青函フェリーのターミナルへ
次は、いよいよ青函フェリー……と思ったら、シャトルバスを間違えそうになってしまいました。危ない、危ない。
青森と函館を結ぶ船は、青函フェリーと津軽海峡フェリーの2つがあり、それぞれの乗り場は3キロ程離れています。
間違える人が多いそうなので、要注意です。
青函フェリーは1番乗り場から「101」「122」「123」の3系統に乗り、「北浜町」で下車して徒歩15分。
函館の朝市で朝食を食べるつもりでしたが、時間の関係で食べ損ねてしまいました…。
でも大丈夫。実はいざというときのために前日、札幌市内にあるサンドイッチ専門店「サンドリア」でサンドイッチを購入していたのです。ここは24時間営業なので、覚えておくと便利ですよ。
青函フェリー待合室の自動販売機で缶コーヒーを購入し、「サンドリア」一番人気のダブルエッグハムサンドを味わいました。
30分前に乗船開始のアナウンスが流れ、待合室を出て案内表示板に沿って船に進みます。
車両スペースから入ると、船の大きさを実感しますね…!
なお、今回は割引クーポンを使い片道1,400円で乗船することができました。(2017年10月現在、通常料金は1,600円)
函館山を海から楽しめる。シャワー完備の快適な船旅
いよいよ出港!
荷物を置いたら、まずは甲板へ。日本三大夜景で知られる函館山を船から楽しみます。デッキからでないと見られない風景です。
その後、船内にはシャワーもあったため、身体を流して髭を剃り、客室でごろり。テレビを観ていたら、うとうと眠っていました。
各客室にはコンセントがいくつかあるので、仮眠している間に携帯電話のモバイルバッテリーを充電しました。
北海道や青森県の地形を船から楽しむ
津軽海峡の入り組んだ地形を目で見ることができるのが、この船の魅力のひとつ。
2階に設置された画面には船の現在位置が表示されていて、いま自分がどこにいるのかを確認しながら松前半島や下北半島などの風景を見ると、楽しさが倍増します。
シャワーと仮眠以外は、ずっとこの画面と外を行ったり来たりしていました。
そして、出港から約4時間。船は青森港へ。
手に乗船券を持って待ちます。
乗船券は降りる際に下船券として必要になるばかりでなく、失くすと行方不明者となり関係省庁に迷惑をかけてしまうので、決して失くさないようにしましょう。
フェリーターミナルから青森駅までは、シャトルバスを利用します。
1日目のまとめ
まずは、札幌から青森までのバス&船旅を終えました。
高速バスで4時間寝て、船でもシャワーを浴びて仮眠を取ったので、身体に優しく効率よく移動することができました。
船から見える、半島の地形や津軽海峡の景色を存分に味わう旅は申し分ありません。
次回は、夜行バス「ラ・フォーレ2号」に乗って、青森から東京へ向かいます。
青森→東京9時間、JRバス東北「ラ・フォーレ2号」乗車レポ ~「北海道〜沖縄 0泊5日で日本縦断のバス旅」第2弾
※本記事は、2017/11/12に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。
イシコ
旅行作家
著書は「世界一周ひとりメシ」、「世界一周ひとりメシinJAPAN」(幻冬舎文庫)、「世界一周飲み歩き」(朝日文庫)、テレビは「さらさらサラダ」(NHK)にて「イシコ旅」(不定期)など旅を通して、一人でも多くの方に優しい笑顔が生まれる表現を心掛けています。旅をしていない時は岐阜でヤギと暮らしています。
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5,200円 | 4,700円 | ||
4,000円 | 4,000円 | ||
860円 | 860円 | ||
2,200円 | 2,200円 | ||
5,300円 | 3,900円 | ||
6,300円 | 3,900円 | ||
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