"ネモフィラ"や"ロッキン"会場としても有名な国営ひたち海浜公園、秋は「コキア」が絶景! 高速バスでの行き方は?
瑠璃色一色に染まったネモフィラの花畑が「インスタ映え」する場所として、ゴールデンウィークに多くのメディアに取り上げられた『国営ひたち海浜公園』。
秋に入って今度は「コキア」が紅葉の見頃を迎えるよりも一足先に、国営ひたち海浜公園を訪れてきました。
春は「ネモフィラ」、秋は「コキア」で一面に染まる『みはらしの丘』
「国営ひたち海浜公園」があるのは、茨城県ひたちなか市。水戸駅から北東約15kmほどの場所に位置し、北関東自動車道から東水戸道路、常陸那珂有料道路を乗り継いだ終点が「国営ひたち海浜公園」です。
海の近くに広がるその総面積は350ha(開園範囲は約200ha)。
東西約1km、南北2kmという広大な敷地に「みはらしの丘」のほか、草原エリア・樹林エリア・砂丘エリアなど、四季を通じて自然を満喫できます。
例年4月中旬~5月上旬に見頃を迎えるのが「ネモフィラ」の花。和名を瑠璃唐草(るりからくさ)と言うそうで、その名のとおり「みはらしの丘」を一面の瑠璃色に染め上げます。近年ではInstagramの流行もあり、フォトジェニックな場所での撮影を目的とした10代~20代にも人気急上昇のスポットです。
また、「自然観察なんて興味ない!」というあなたも、大観覧車を備えたプレジャーガーデンエリアのほか、バーベキュー広場、BMXコースなど、老若男女問わず様々な楽しみ方ができる場所です。
今回は「コキア」の紅葉が見頃を迎えるということで、2017年10月11日に訪れてきました。
「コキア」は10月いっぱい楽しめる! おすすめのお土産は?
「紅葉始め」の状態ということでしたが、なかなかに紅く色づいていました!
7月上旬からの緑葉期から、10月に入って徐々に緑葉と紅葉のグラデーションに変わったところでした。
10月14日頃に見頃を迎え、10月下旬には、黄金色に変わっていくのだそうです。
コキアの和名は「ほうきぐさ」と言うそうで、昔はこの茎を乾燥させて、ほうきを作っていたそうです。確かに近くで見ると小中学校にあった外掃き用の「ほうき」のようにも見えます。
ススキやコスモスとのコラボレーションもいいですね。遠くには大観覧車も見えます。
さらにコキアのほかにも、「ソバ」の花や「ケイトウ」「キバナコスモス」などが、見頃を迎えていました。
平日でも団体ツアー客のほか、「コキア」や「コスモス」をバックに写真撮影する外国人観光客の姿が目立ちました。「コキア」の魅力は日本国外にまで広がっているようです。
茨城名産品グルメを楽しんだり、もちろんお土産を買う場所もあります。
夏には日本最大級の音楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」も開催!
「国営ひたち海浜公園」では、毎年8月上旬に日本最大級の邦楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」も開催されています。既に2018年も5年連続での4日間開催が発表されました(2018年8月4日・5日、11日・12日)。
2017年は4日間で延べ27万4,000人、8月12日には約6万8,500人が来場したわけですから、ステージ前には相当の広さが必要です。
全7つあるステージの中で2番目に大きいのが「LAKE STAGE」。開催時はこのスペースに約1万人が収容されるそうです。
そして1番大きいステージが「GLASS STAGE」。ひたち海浜公園でも「大草原」と名付けられたそのエリアは6~7万人収容ということで、すんごい広さ。フェス時以外で訪れても大変気持ちのいい場所です。
当日は残念ながら曇り空。筆者が夏に「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」に訪れた時も海からの風が吹いて涼しく感じることもあり、普段の格好に1枚羽織るものを余分に用意しておくと安心です。
「国営ひたち海浜公園」への高速バスでのアクセス方法、おすすめルートは?
最後に、高速バスでの行き方を紹介します。
「国営ひたち海浜公園」へは、JR東京駅八重洲南口から「勝田・東海線(おとな片道2,300円)」、JR宇都宮駅西口から「北関東ライナー宇都宮線(おとな片道1,750円)」(共に、茨城交通)の高速バスが運行されています。
ただし「勝田・東海線」が、「海浜公園西口」のバス停に停まるのは、例年3月16日~11月30日のみ。通年では「海浜公園西口」のバス停から西に真っすぐ700mほど進んだ国営ひたち海浜公園の敷地外にある「海浜公園入口」のバス停で乗降することになります。(「海浜公園入口」のバス停は、路線バスの「市民球場入口」と同じ場所です)
仙台駅からも茨城交通「仙台線」の高速バスで「国営ひたち海浜公園」へ向かうことも可能ですが、直通バスは無く、「勝田駅」で降車してそこから路線バスやタクシーで訪れる方法があります(勝田駅から所要約15分~25分)。
東京駅から向かう高速バスは、1番早い便に乗っても到着はP.M.12:22。帰りのバス便は最終16:40発です。「2枚綴り回数乗車券」が茨城交通各営業所・乗車券委託発売所・高速バス車内などで販売されており、おとな片道2,300円に対して、4,100円で往復乗車できます。
ひたち海浜公園に早く着きたい場合は、JRバス関東・関東鉄道・茨城交通が共同運行する「高速みと号」が、おすすめです!
東京駅八重洲南口~水戸駅北口8番のりばを結ぶ高速バスで、始発は東京駅7:40発。水戸駅には9:33に到着。そこからは以下のルートがあります。
1.水戸駅→(JR or 路線バス)→勝田駅→(路線バス)→国営ひたち海浜公園
2.水戸駅→(路線バス・大洗経由も有り)→ひたちなか市「おさかな市場」→(コミュニティバス「スマイルあおぞらバス」)→国営ひたち海浜公園
1.の方は本数もあり安くて確実です。一方2.は路線バスやコミュニティバスの便数が限られるものの、「おさかな市場」での回転寿司やアクアワールド大洗(水族館)、「ガールズ&パンツァー」聖地巡りなど、あなた好みの楽しむ方ができます。
「国営ひたち海浜公園」へ行ける高速バス・バスツアー
ひたち海浜公園へ行ける高速バスは以下の便があります。
国営ひたち海浜公園
TEL:029-265-9001
開園時間:9:30~17:00(7/21~8/31 18:00閉園、11/1~2/末 16:30閉園)
休園日:毎週月曜日(月曜日が祝日にあたる場合は翌日の火曜日。毎日開園する期間も有り)、12/31、1/1、2月の第1火曜日からその週の金曜日まで
Webサイト
バスツアーは以下で検索できます。
※本記事は、2017/10/18に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。
バスとりっぷ編集部
なかのひと
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