超絶快適な 3列独立シート「津軽号」に乗車! 青森~東京の夜行バスにおすすめ
ざっくり、こんな乗車記
- 5回乗ったら50%割! 完全予約制の「津軽号」チケットはインターネットなどで事前購入
- カーテンでプライベート空間が! 通常シートの搭載スペック紹介
- 低反発クッションで全身リラックス! プラス1,000円の「あずましーと」全貌を大公開
- 休憩は10分間を2回、タイミングが合わなければ車内のトイレへGO!
弘南バスが運行する「津軽号」に乗って、青森~東京を移動しました。
今回移動したのは、津軽海峡フェリーターミナル~バスタ新宿の約9時間。
2人の運転手が途中、福島県の国見サービスエリアで交替します。
弘前大学の学生が大正ロマンをイメージしてデザインしたという黄色の車体に、桜の図柄が映えるバスです。
5回乗ったら50%割! 完全予約制の「津軽号」チケットは事前にネット購入
津軽海峡フェリーターミナルを出て、すぐ右手が東京方面に向かう夜行バス乗り場。
「津軽号」は青森駅が始発で、そこから20分ほどするとこのフェリーターミナルに到着します。停車時間は5分ほど。
完全予約制をとっている「津軽号」。
チケットはインターネットのほか、コンビニで予約・購入できますが、コンビニを利用する場合は、事前に電話でチケットを予約してから店舗で支払いと発券を行ないます。
他にも、弘南バス青森総合案内所など青森市内に5ヵ所の窓口があります。運賃は8,000円から。
チケットをスタッフに見せ、大きい荷物を座席下のトランクルームに預けます。
乗車の際に手渡されたのは「津軽号割引券」。5枚集めると「津軽号」の片道運賃が50%割り引きになるそうです。
青森~東京を何度も往復する方にとっては、かなりお得なサービスですね!
カーテンでプライベート空間が!「津軽号」通常シートの搭載スペックを紹介
「津軽号」は独立3列シート。
カーテンで座席を仕切ればプライベート空間ができあがり、周りの視線が気になりません。
ロココ調のデザインが施された座席の布地は、ベロアのような高級感ある肌触り。
頭部を左右から包み込むヘッドレストが設置され、可動式の枕が揺れやすい頭をしっかりホールドします。
また、ふくらはぎの疲れに効果がありそうなレッグレストも搭載され、まさに頭から足元まで“全身リラックス”できる環境が整っていました。
発車後20分も経たないうちに消灯時間となり、車内は真っ暗に。
全席に用意されたブランケットに身を包み、就寝準備に入ります。
低反発クッションで全身リラックス! プラス1,000円の「あずましーと」全貌
実は今回、奮発して通常シートに1,000円プラスする1台に6席しかない「あずましーと」を利用しました!
津軽弁で“心地が良い”、“気持ちが良い”、“ゆったりした”、“安心できる”という意味の「あずましい」と、「シート」をかけたネーミング。その名の通り、ハイスペックなシートでした!
運転席の後ろ、車内右手の縦1列が「あずましーと」です。
前の座席との間隔は、通常よりも広い75cm。弘南バス予約センターのスタッフによれば「身長180cmの方でも膝を伸ばしてゆったりくつろげる広さ」だそうです。
通常シートに搭載されたフットレストはもちろん、「あずましーと」では座面に低反発クッションを完備。折り曲げて腰に当てると、非常に快適でした。
このほか、軽食をとったり作業ができたりするサイドテーブル、携帯電話の充電ができるUSBコンセント、窓の上部には読書灯と洋服などをかけられるフックもあります。
ビジネスでの利用にもバッチリですね!
シートはかなり深くまで倒すことができ、フットレストに脚を乗せるとほぼ仰向けで寝られるようになります。
頭のてっぺんからつま先までリラックスできる装備が大充実していた「あずましーと」。
6時間ほど熟睡し、車内アナウンスで目覚めました。
休憩は10分間を2回、タイミングが合わなければ車内のトイレへGO!
約9時間の走行中、休憩は東北自動車道のサービスエリアで2回ありました。
最初は岩手県の紫波サービスエリアで、深夜24:15~24:25の計10分間。
レストランや売店はすでに閉まっていましたが、自動販売機は利用することができました。
次は栃木県の佐野サービスエリアにて、翌朝5:25~5:35の計10分間。
このタイミングで化粧直しをして帰ってくる女性が多かったです。
「津軽号」はトイレ付きのため、下車休憩のタイミングでなくても、用を足したくなったら車内中央にあるトイレへ。
座席より低い位置にあるためか、音漏れも少なめ。
トイレの中には紙おしぼりも用意されていましたよ。
そしてバスは一路、東京へ。
首都高に入ってから渋滞にはまり、バスタ新宿に到着したのは定刻より10分遅い朝の7:30でした。
快適な車内ならぐっすり眠れるので、前日夜まで観光を楽しみ、翌朝そのまま働く“エクストリーム出社”もできそう。
時間を有効に使いたい方に、「津軽号」は本当にオススメです!
バス便の詳細
※取材協力/弘南バス
※本記事は、2017/10/02に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。
さとちん
フリーライター・ブロガー 女性
出産後、子育て情報誌の編集部に9年勤め、退職後はフリーライターとして旅とグルメのジャンルを中心に取材とライティングに励む。子育てが落ち着いてから一人旅に目覚め、時間を見つけては国内各地を旅行。2020年47都道府県制覇しました。高速バスや電車代がお得になるチケット情報に目がなく、それらを活用しながら効率よく旅することを得意としています。 温泉ソムリエ、サウナ・スパ健康アドバイザー、銭湯検定4級
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