訳ありシートってヤバイ席…? JAMJAMライナー大阪→東京3列独立シートの乗り心地と車内設備を体験! | 高速バス・夜行バス・バスツアーの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

乗車体験記

訳ありシートってヤバイ席…? JAMJAMライナー大阪→東京3列独立シートの乗り心地と車内設備を体験!

大阪・難波からジャムジャムエクスプレスの高速バス「JAMJAMライナー」に乗って、東京駅まで移動しました。今回は、他座席よりも200円安く乗れる「訳ありシート」をチョイス! 一体、どんな訳があって安いのでしょうか? 実際に体験してみました。

訳ありシートプランはエコノミーシートプランに改称されています。
ジャムジャムライナーのプラン情報は以下もご覧ください。

3列独立シートの高速バスでもリーズナブルに移動!「JAMJAMライナー」割引まとめ

ざっくり、こんな乗車体験記

  • 1車両1席限りの訳ありシートに乗車
  • なぜ200円引き? その理由は〇〇席だから
  • 小柄な人ならおトクな座席!

京都での仕事のあと、足を延ばして大阪でのんびり。
東京までの帰りの移動は、ジャムジャムエクスプレスの高速バス「JAMJAMライナー」に、大阪・難波から東京駅まで乗車しました。

行きのバスは西東京バス「ツインクル号」を利用しました!

3列独立トイレ付シートのプレミアム仕様車両に乗るのですが、今回は車両中1席しかない“訳ありシート”を選択。
一体、どんな訳ありなのか…? 気になります。


大阪名物!? 「なんば」違いで乗車前から大騒ぎ

※以下で紹介している「JX232便」は、発着時刻や乗降地に変更があります(2020年6月時点)。現在のバス便情報もあわせてご確認ください。

ジャムジャムライナー(3列独立シート)バス便情報

※訳ありシートには便名に「訳あり」の表記があります。

22時20分「難波」発の「JAMJAMライナー」を予約し、JR難波駅にたどり着いたのは21時50分のこと。

まだ30分前だから余裕!と思っていましたが、改札口を出て、地図アプリを立ち上げてビックリ。
なぜか、バスの乗車場所・難波パークス通りまで徒歩15分と表示されるのです…!

JR難波駅の構内
JR難波駅の構内

そう、今回の乗車地である難波(なんば)エリアは、観光客にとっては迷いやすいと有名な場所。
「難波」と名の付く駅だけでも3つあり、中でもJR難波駅は乗車場所からもっとも遠い場所にあります。

地図アプリを頼りに、一目散に乗車場所へとダッシュ!

はじめてでも迷わない! 大阪の難波周辺のバスターミナルを徹底解説!


バス乗り場には少し注意が必要

この交差点までくれば乗車場所・難波パークス通りまですぐ
この交差点までくれば乗車場所・難波パークス通りまですぐ

少し慌ててしまいましたが、発車15分前にはなんばパークス前に到着。
すでに停車中の高速バスがいる……と思いきや、そこはさくら交通のバス停。

手前にあるのはさくら交通のバス停
手前にあるのはさくら交通のバス停

さくら交通の案内の方に、「JAMJAMライナーさんは少し先ですよ!」と教えていただき、ようやくJAMJAMライナーと表示のあるバス停に到着しました。


なお、地図アプリのGoogleMapを見ると、バス停のすぐそばにファミリーマートがあるように表示されています。
しかしこれ、地図アプリの不具合だそう。最寄りのコンビニは、難波中交差点を西に少し進んだ「ファミリーマート府立体育館前店」になるので、注意してください。

JAMJAMライナーと書かれたバス停があります
JAMJAMライナーと書かれたバス停があります
発車10分前にバスが到着
発車10分前にバスが到着

乗車場所はあまり人気のない雰囲気。トイレやコンビニは事前に済ませてきて正解のようです。
発車15分前には、3人ほど待っている人がいました。

22時10分過ぎ、JAMJAMライナーと書かれたメロン色のバスが到着。荷物を預けて、乗り込みます。
入口のステップの脇には、このバスの到着予定時刻が貼られていました。予定を改めて確認でき、便利です。

JX232便は横浜・東京を経由し、西船橋まで向かいます
JX232便は横浜・東京を経由し、西船橋まで向かいます


200円安い“訳ありシート”は最前列の中央席だった!

乗車時、告げられた座席番号は「1B」。座席番号は網棚の脇にテープで貼られています。

訳ありシートは最前列
訳ありシートは最前列

1Bは最前列の中央席。休憩場所ではできるだけ降りて手足を伸ばしたい筆者にとっては、乗り降りしやすく便利な席。むしろうれしい場所です。なぜここが訳あり席?

ゆとりのある3列独立シート
ゆとりのある3列独立シート

車内は7〜8割の埋まり具合で、20代後半〜30代くらい、単身の利用者が多いよう。半数以上が女性で、ビジネス利用らしきスーツ姿の男性も見かけました。


プレミアム仕様の快適な車両とシート

22時20分になり、JAMJAMライナーは定刻通り出発。さっそく、アメニティと座席周りをチェックします。

ポケットの下には、座席周りの説明
ポケットの下には、座席周りの説明

アメニティは手前のポケットに、使い捨てのアイマスクとスリッパ。座席の上には薄手の毛布があります。

使い捨てのアイマスクとスリッパ
使い捨てのアイマスクとスリッパ
ヘッドレストは可動式
ヘッドレストは可動式
フットレストは固定
フットレストは固定

座席の右手にはコンセントがあり、左側のひじ掛けからはテーブルが出せます。

コンセントが1口
コンセントが1口
ドリンクホルダー付きテーブル
ドリンクホルダー付きテーブル

座面はかなり余裕があり、体格のよい男性でもしっかり座れそう。リクライニングを最後まで下げると、かなりゆったり休めそうです。

リクライニングを最後まで倒した様子
リクライニングを最後まで倒した様子

カーテンも左右に用意されており、プライバシーもしっかり保てそう。この車両はプレミアム仕様というだけあり、イオン式空調を完備しているそうで、空気もなんだかさわやかな気がします。

運転席との間を仕切るカーテン
運転席との間を仕切るカーテン

そして、出発から10分後、22時30分に完全消灯となるアナウンスが。
休憩は約2時間おきに3カ所止まるとのことです。


なるほど、これが訳ありシートの理由

シートに座ってみると、前方にある「ついたて」が意外と気になります。

前方のついたて
前方のついたて

どうやら、このついたてが”訳あり”の理由だったようですね。ついたてがあることで足元が狭くなるため、通常席よりも割引されていたのです。

22時30分の消灯後、前方には運転席とこちらの座席を仕切るカーテンが敷かれました。
さらに筆者も座席両脇のカーテンを引くと、個室のような状態に。

と、そこではじめて気づいたのですが、席の真上にはトイレ利用を知らせるライトがありました。
こちら、誰も使っていない時は消灯していて気にならないのですが、誰かがトイレに入ると明るくなります。

トイレ利用を知らせるライト
トイレ利用を知らせるライト

トイレは車両中央、半地下にあります
トイレは車両中央、半地下にあります

さすがに真上でライトが付くと、かなりのまぶしさ。しかし、用意されていたアイマスクを装着すると、気にならない程度になりました。

また、冷房の吹き出し口も真上にあるせいで、この席には直接風が当たり、かなりの寒さ。
座席の毛布をかけ、持参していた薄手の上着をはおりましたが、夏場の薄着だと寒さが身に沁みました。

男性なら気にならない程度だと思いますが、女性の方は厚手のパーカーなどを用意しておいた方がよさそうです。逆に、冬場は暖房がよく当たり暖かく過ごせそう。


3列独立シートのおかげで”訳あり”でも快適

23時11分、大津SA(滋賀県)に到着。20分の休憩がありました。
おみやげコーナー、うどん・ラーメンコーナーは24時間営業とのこと。

無料で飲めるお茶を見つけ、ほっと一息。
トイレも広くきれいでした。

大津SAのおみやげ・飲食コーナーは24時間営業
大津SAのおみやげ・飲食コーナーは24時間営業

無料のお茶コーナー
無料のお茶コーナー

携帯電話の無料充電器もありました
携帯電話の無料充電器もありました


さらに、日が変わった1時49分に浜松SA(静岡県)で20分休憩。
ここでは、24時間のミニストップが営業中で、イオン銀行のATMもありました。


4時10分には海老名SA(神奈川県)で25分休憩。
おみやげ屋さんや、ミニスーパーの成城石井が営業中。
トイレも広くきれいです。


その後、定刻通り5時20分には横浜に到着。

そして6時24分、時刻ぴったりにJR東京駅八重洲南口、鍛冶橋駐車場に到着しました。

鍛冶橋駐車場に定刻到着
鍛冶橋駐車場に定刻到着

足元に少し狭さは感じたものの、周囲を気にせず体勢を変えられる3列独立シートのおかげか、そこまでの疲れもありませんでした。
預けておいた荷物を受け取り、徒歩7〜8分ほどにあるJR東京駅へ。

JR東京駅は歩いてすぐです
JR東京駅は歩いてすぐです

どこへ行くにも乗り換え便利な東京駅、今日の予定もはかどりそうです。

ジャムジャムライナー(3列独立シート)バス便情報

※訳ありシートには便名に「訳あり」の表記があります。

※取材協力/ジャムジャムエクスプレス


※本記事は、2017/10/05に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

  • この記事を書いたライター

    青葉みお

    編集者/ライター 女性

    ポイントやクーポンを愛用する、ホームセンターとスーパー、100円ショップが大好きな節約庶民派ライター。セールを活用した高速バス旅が得意で、旅先ではコミュニティバスを愛用。出先ではネットが手放せない体質なので、充電スポットと無料Wi-Fiにはうるさい。編集プロダクションnewsholic所属。

    このライターの記事一覧
    このライターの最新記事
    関連キーワード

    注目PICK UP

    最安値価格情報(高速バス片道)

    区間 3月 4月
    400円 400円
    4,800円 3,600円
    4,800円 3,800円
    5,000円 3,900円
    2,500円 2,600円
    3,900円 3,400円
    7,000円 5,100円
    6,400円 4,600円
    9,000円 6,900円
    4,200円 4,000円
    3,800円 3,600円
    1,600円 1,600円
    1,680円 1,680円
    730円 730円
    1,500円 1,500円
    1,260円 1,260円
    1,800円 1,800円
    3,000円 2,500円
    1,800円 2,200円
    3,400円 3,300円
    5,000円 4,100円
    10,400円 4,500円
    5,000円 4,100円
    5,200円 3,930円
    3,600円 3,000円
    5,300円 3,800円
    9,800円 5,000円
    5,100円 4,200円
    6,000円 5,400円
    7,000円 5,900円
    10,000円 9,300円
    10,000円 12,000円
    12,000円 5,900円
    7,120円 6,720円
    7,120円 6,720円
    8,820円 7,000円
    9,700円 7,000円
    14,500円 10,500円
    その他の路線を見る

    週間ランキング3/11~3/17のアクセス数ランキング

    さらに表示

    さらに表示

    さらに表示

    最新記事

    人気の記事まとめ

    主要バスターミナル周辺ガイド

    さらに表示

    個室型夜行バスも! 豪華・高級バス!

    さらに表示

    最新情報をSNSでチェック!

    バスとりっぷは、バス比較なびが運営する、あなたのバス旅行を応援するサイトです。

    ページトップへ