トラブル発生? 日本とはやっぱり違う、中国の4列シート高速バスに乗車! (福建省・アモイ~広東省・深セン) | 高速バス・夜行バスの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by 夜行バス比較なび

乗車体験記

トラブル発生? 日本とはやっぱり違う、中国の4列シート高速バスに乗車! (福建省・アモイ~広東省・深セン)

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中国の高速バスっていったいどうなの? 福建省・アモイから広東省・深センまで高速バスを利用することに。しかし、チケットの買い方から乗り方までわからないことばかり。中国語の話せない僕にとっては非常に難易度の高い旅でした。

ざっくり、こんな移動

  • 福建省・アモイから広東省・深センまで高速バスで移動
  • 高速バスのチケット販売所と乗り場は非常にわかりづらい
  • バスはかなり年季が入っており、途中でエアコンの故障も

中国をひとり旅してきました。その中で、福建省・厦門(アモイ)から広東省・深センまでの移動は高速バスを利用することに。
しかし、高速バスのチケット販売所を見つけるのにも一苦労でした。


とにかく、中国語のほとんど話せない僕のような人間が中国をひとり旅するのはとてつもなく難易度が高い! 英語はほとんど通じないし、地元の人もよそ者に対してかなり冷たいです。

道を聞こうとして女の人に「你好!(ニイハオ)」と声をかけたら、ゴキブリを見るような目で逃げられたこともあります(心はそれなりに傷つきました)。


チケット販売所を発見。バス乗り場まで案内される

それでもめげずに何度も通行人に筆談で聞き、ようやく厦門駅近くに小さな販売所を見つけることができました。

この厦門駅と道路を挟んで向かい側に小さな販売所がありました
この厦門駅と道路を挟んで向かい側に小さな販売所がありました

おばちゃんがひとりいたので、正しいのかあやしい中国語で、筆談を交えて話しかけました。

「我是日本人。我想去深圳(私は日本人です。深センに行きたいです)」
「今天?(今日?)」
「Yes」

提示された料金は240元。あれ? 高速鉄道よりも高い・・・。

事前にアモイから深センまでの高速鉄道の料金も調べていたのですが、それは180元。バスのほうが60元高いことになります。鉄道よりもバスのほうが安いと思っていたのに・・・。
ちょっと訝しく思いながらもとりあえずチケットを購入しました。


おばちゃんは手振りを交えて「私についてきな」みたいなことを言うので、そのとき店にいたもうひとりの客のおっさんといっしょについていきました。

そして着いたのは近くのショッピングモールの中。おばちゃんは「ここで待ってな」みたいなことを言って立ち去り、僕とおっさんがそこに残されました。

高速バスに乗りたいのになぜショッピングモールに?
高速バスに乗りたいのになぜショッピングモールに?

しばらくしておっさんのほうから中国語でベラベラと話しかけてきたので、僕はそれに対して、

「I can not speak Chinese」

と流暢な英語で切り返しました。すると、おっさんはもうそれ以上話しかけてこなくなりました。気まずい沈黙が流れます。


わかりづらすぎる高速バス乗り場へ到着

30分ほど待たされたところでようやくおばちゃんが戻ってきました。

そしておばちゃんの案内のもとショッピングモールの中を突っ切り、到着したのは屋内のバス停留所。…しかし、そこに停まっているのはどう見ても小型の路線バスです。

どう見ても路線バス・・・
どう見ても路線バス・・・

「本当にこれで深センまで行くの?」

と聞きたかったのですが、それを中国語でなんていうのかわからず。とにかく、おばちゃんを信じて3人でバスに乗り込みました。おばちゃんはバスの入り口に設置されているICカードリーダーをピッ、ピッ、ピッと3人分タッチします。

バスはアモイの街中をしばらく走ります
バスはアモイの街中をしばらく走ります
バスの車窓からの景色
バスの車窓からの景色

車窓の景色から高層ビル群の姿が見えなくなってきたあたりで、バスを降りました。そこから少し歩くと、高架道路を支える柱の周辺にスーツケースなどを持った人たちが5~6人くらいいました。

やっぱりさっきのバスは路線バスで、高速バス乗り場までの移動用だったみたいです。

ここが高速バス乗り場?
ここが高速バス乗り場?

「ここに深セン行きの高速バスが来るの?」とおばちゃんに日本語で聞くと、うんうんと笑顔でうなずきます(絶対に日本語わかっていないと思います)。

周辺にはなんの案内もありませんので、教えてもらわなければ、ここが高速バス乗り場だなんて絶対にわかりません。乗り場のわかりやすい日本の高速バスとは大違い。

料金の240元にはおばちゃんのここまでの案内料も含まれていたのでしょう。それならば納得の良心的プライスです。


地面にリュックを下ろしてバスを待ちました。そして1時間ほどしてやってきた大型バスをおばちゃんが指差しました。どうやらこれが深セン行きのバスのようです。

深セン行きのバスが到着
深セン行きのバスが到着

リュックを背負うと、おばちゃんはそれに付いていた土埃をパッパッと手で払ってくれます。そして「元気でね」みたいなことを言ってなにか入った紙袋をくれました。
もうひとりの客のおっさんは行き先が違うようで、僕ひとりでバスに乗り込みました。


年季がすごい…。 中国の高速バスに初乗車

客席はすでに8割ほど埋まっていました。自由席のようなので、いちばん後ろの空いていた座席に座ります。

4列シートの車内はなかなか老朽化していますが、エアコンは効いていて空調面などでは快適。
車内に2台設置されたテレビでは、カンフー映画が流れていました。

車内はかなり年季が入ってます
車内はかなり年季が入ってます

なんか取れてるし・・・
なんか取れてるし・・・
なんか破けてるし・・・
なんか破けてるし・・・

おばちゃんからもらった紙袋を開けると、中に入っていたのは6個のエッグタルト。口に入れると濃厚な甘みが舌の上に広がります。
この中国の旅で初めて人の優しさに触れたような気がして、ちょっと泣きそうになってしまいました。


そして、出発してから約2時間後に最初のサービスエリアに到着。日本と同じようにトイレ、売店、食堂などがあります。

サービスエリアでみんなゾロゾロと降ります
サービスエリアでみんなゾロゾロと降ります


トラブル発生。車内は灼熱地獄に…

順調にバス旅が進んでいると思った矢先、サービスエリアを発って少ししたところでトラブルが発生。車内のエアコンが故障して動かなくなってしまったのです…。

不運にも、この日は40℃近い猛暑日。快適だった車内の温度はぐんぐん上がっていき、体中から汗が噴き出してきました。

窓は開けられないようになっているので、車掌は天井のハッチを開けてそこに空のペットボトルを差し込みました。しかし、そこから入ってくる風は微々たるもの。焼け石に水です。

もっと風を・・・!
もっと風を・・・!

灼熱地獄の状態のまましばらく走り、ガソリンスタンドで停車しました。外に出ると、吹き付ける風のなんと心地いいこと! まさに生き返った気分です。

運転士と車掌はバス後部の扉を開いてエンジン部分をいじくりまわし、乗客はそれを取り囲んでただじっと見守りました。

無事に直るよう祈ることしかできません
無事に直るよう祈ることしかできません

そして1時間以上かかってようやく修理完了。ここから深センまでは再び快適な車内温度で過ごすことができました。


約8時間の乗車で深センに到着

深センに到着したのは午後8時半頃。出発したのは正午をちょっと過ぎた頃だったので、約8時間ほどかかったことになります。

街中のいくつかのスポットの中から好きな場所で降りられるようなので、僕は地下鉄の大運(大运)駅前で下車しました。

地下鉄の大運(大运)駅前
地下鉄の大運(大运)駅前

というわけで、今回はたまたま運が悪かっただけなのかもしれませんが、中国の高速バスは日本のものと比べるとあまり快適ではないというのが正直なところです。コスパもあまり良いとはいえませんし・・・。

けれども、中国のローカルな雰囲気や冒険を楽しみたいという方にはおすすめかもしれません。

▼福建省・アモイ~広東省・深セン




A:福建省・アモイ B:広東省・深セン

※本記事は、2017/08/30に公開されています。最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。

  • この記事を書いたライター

    小林ていじ

    ライター 男性

    アジアと旅が好きなライター。タイに7年くらい住んでいたことも。ブログと電子書籍で恋愛小説も書いてます。

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