WILLER EXPRESS(ウィラーエクスプレス)3列独立シート「コモド」に大満足! 高速バスのシートが贅沢なプライベート空間に
ざっくり、こんな乗車記
- バスタ新宿より便利? JR大崎駅西口バスターミナル
- コモド3列独立シートは贅沢なプライベート空間
- 大阪に到着したらまず WILLER EXPRESS CAFEでモーニング
バスタ新宿のオープンをきっかけに、新宿駅周辺に点在していたバスターミナルが集約され、とても便利になった新宿。
以前よりもバス利用者にやさしくなりましたが、それでも私のような地方在住者からすれば、新宿は人も多くてまだまだ迷ってしまう場合もあります。
そんな中、今回乗車するWILLER EXPRESS(ウィラーエクスプレス)の高速バスW143便(コモド車両)は、JR大崎駅西口バスターミナルから出発。そして、バスタ新宿を経由して大阪へ向かいます。
大崎駅は、JR山手線で新宿から3駅で約10分の距離です。新宿駅周辺がわかりにくいという人には、こちらJR大崎駅西口バスターミナルはわかりやすくてオススメです。
JR山手線大崎駅から改札を抜けてすぐのところに、高速バス「WILLER EXPRESS」のバスターミナルがあります。
こちらのバスターミナルはWILLER EXPRESS専用という訳ではありませんが、夜はほとんどWILLER EXPRESSの高速バスが占めています。
またバスターミナルには係員の方がいて、乗客? と思わしき人を見つければ丁寧に乗り場へ誘導してくれるので、いつも気持ちよく利用できる、私のお気に入りバスターミナルのひとつです。
バスターミナルの目の前にはTSUTAYA書店とスターバックスコーヒーが共に深夜26:00まで営業しているため、高速夜行バスユーザーにはうってつけ。
余裕をもって大崎駅に到着したなら、バスの発車までカフェで本を読みながら待つ、なんていう過ごし方もオススメです。
駅前には、これらの商業施設の他に、公衆トイレやコンビニエンスストアが並んでいます。
出発前の準備にもかなり便利な環境といえますね。
3列独立シートの「コモド」に乗車
今回は、高速バス「WILLER EXPRESS」3列独立シートのコモド(旧グラン)に乗って東京から大阪へ向かいます。
大崎バスターミナル23:00。
定刻発車10分前に、高速バス「WILLER EXPRESS」W143便が入線しました。
この日はあいにくの雨模様でしたが、バスターミナルには屋根があるので濡れる心配がありません。
3列独立シートのコモドは1車両に8席のみ。(それ以外は4列シートとなります)
シートなど見た目も豪華な贅沢空間。
3列独立シートは通路を挟む座席と2席が並ぶ座席がありますが、その場合でも隣座席との空間もしっかり確保されていて、窮屈さを感じさせません。
コモド自慢のリクライニングは約140度(最大傾斜143度)の深い傾斜で、背もたれ部分が身体のラインに沿うように支えてくれます。
シートが身体を支えてくれるように、首位置は可動式枕が個人の身長にあうベストポジションを提供してくれます。
また、レッグレストとフットレストのおかげで、より快適に身体を休めることができます。
ベストポジションを得るにはどうしたらいいか? 私は次の方法で位置を決めています。
まず、フットレストに脚を乗せてから、ふくらはぎを支えるフットレストをゆっくり上げていきます。
すると、脚全体がシートにゆだねるような感覚にあるポジションが見つかります。一度お試しあれ!
座席シートを覆い、あたかもひとり部屋のようなプライベート空間を作ってくれる360°マイカーテン。
カーテン上部はメッシュになっているので、締め切った状態でも圧迫感を感じにくい構造になっています。
ちょっとした荷物やジャケットなどは網棚へあげておくと、座席まわりがより広く使えます。
W143便のリラックス《NEW》シート(4列シート)もちょっとだけ紹介しておきます。
リラックス《NEW》シートには、カノピーと名付けられたフードが付いています。
これが頭部分を覆うので、隣の座席に座る人を意識することなく休むことができます。
また、細かいところですが、席の間のパーテーションが高めに設けられているのも快適性を高めるポイントだと思います。
リラックス《NEW》シートは幅50cm、前座席との間隔92cm、リクライニング角度約140度と、夜行バスとして快適に過ごすには十分な空間を確保してあります。
3列独立シートのコモドはもちろんですが、リラックス《NEW》シートでも十分快適なので、あとはお好みで選んでみてはいかがでしょうか。
その他、ブランケットやスマートフォンの充電に使えるコンセントも用意されています。
そしていよいよ出発。
途中の休憩予定を車内アナウンスで確認したら、あとは消灯時間まで思い思いに過ごせます。
夜行バスなので、大きな声を出す人もなく、すでにお休みになっている人もいるので、日常では味わえない静かな時間が過ごせるのも魅力のひとつです。
0:45の消灯まで、本を読んだり思考をまとめたりと、この日も素敵な時間を過ごすことができました。
カーテンで囲まれた3列独立シートは、ゆったりリラックスできる、まさにプライベート空間です。
サービスエリアで休憩
私はこれまでトイレ設備がない車両に乗車する時、途中でトイレに行きたくなったらどうしよう?
って心配をしていましたが、高速バス「WILLER EXPRESS」W143便は、車両にトイレ設備がない代わりに、サービスエリア・パーキングエリアでの休憩が多く設けてあります。
今回も、大阪までの道中、途中のトイレ休憩で十分事足りました。
バスタ新宿を出発したバスは途中、下記3か所でそれぞれ約15~20分程度の休憩がありました。
・海老名サービスエリア 0:30
・遠州森町パーキングエリア 3:00
・土山サービスエリア 5:30
深夜の時間なのでトイレも空いていて、スムーズに利用できるのも夜行高速バスのメリットですね。
大阪到着! WILLER EXPRESS CAFEでモーニング
今回の乗車取材も、コモドの快適シートのおかげで朝までぐっすり。
そして目が覚めたら見慣れた大阪の街に到着です。
バスの発着場そばにある、WILLER EXPRESS運営の「WILLER EXPRESS CAFE」は早朝から営業していて、夜行バスで到着した私たちを迎えてくれます。
※ウィラーエクスプレスカフェは2020年12月27日に閉店しました
WILLER EXPRESS CAFEでは、緑の中ゆったりと朝食を摂ることができます。
人気のBLTサンドは、ベーコン・レタスをはじめ新鮮な野菜がたっぷり。特にトマトが甘くて、これだけでも喉が潤うほどのジューシーさです。
グラノーラとドリンクのセットが女性には人気のメニュー、こちらで450円。
また、トーストとドリンク+1品(サラダ・ゆで卵・ハーフグラノーラ)のセットは400円と、どのメニューもリーズナブルなお値段で提供してくれています。
バスターミナル周辺の大阪・梅田近くは、朝食をとる場所には困りませんが、ビルの中や地下の店舗が多いので、殺風景な風景の中でとる食事になってしまいがち。
でも、ここなら都会を忘れるような緑の多い空間で、リラックスして朝食を楽しむ事ができます。
【閉店】WILLER EXPRESS CAFE(ウィラーエクスプレスカフェ)
朝いちばんから仕事もきっちりこなすことができたのは、ぐっすりの休息と大満足の朝食を提供してくれた、高速バス「WILLER EXPRESS」コモドとWILLER EXPRESS CAFEのおかげです。
コモドのバス便情報
※取材協力/WILLER EXPRESS
※本記事は、2017/08/07に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。
出雲義和
ライター 50代 / 男性
出版関連の仕事を25年間勤務、現在は独立。若い頃から大の旅行好き、徒歩・自転車・バイク・電車・バスなどあらゆる交通機関を使って全47都道府県を制覇。最近は海外トレッキングに出かけたりもする、「アウトドアなおじさん」。数年前より雑誌の文具手帳特集で紹介されるようになり、「文具のおじさん」でもある。
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