世界三大夜景の長崎を満喫! スマホで夜景をキレイに撮影する裏技テクとは?
ざっくり、こんな観光
- 長崎は世界に誇る夜景の街
- 長崎夜景におすすめ「稲佐山」アクセスルート
- スマホ&コンデジで夜景撮影に挑戦!
長崎は世界に誇る夜景の街
「長崎夜景」は、長崎へ旅行するなら誰もが一度は訪れたい! 観てみたい! と思う人気観光。
長崎は、2012年に開催された「夜景サミット2012 in長崎」において、夜景が美しい都市として「香港」「モナコ」とともに世界新三大夜景の1都市に選ばれました。そして「夜景サミット2015 in神戸」では、「神戸市」「札幌市」とともに日本三大夜景に認定された、まさに世界に誇れる夜景の街です。
そんな美しい長崎の夜景を楽しめる、長崎ロープウェイが2016年にリニューアルされました。
この新しいゴンドラは、ポルシェやフェラーリなどのデザインを手がける世界的工業デザイナー奥山清行氏の「KEN OKUYAMA DESIGN」が担当。よりスタイリッシュなフォルムになったゴンドラが、私たちの期待と一緒に山頂までつれていってくれます。
長崎夜景におすすめ「稲佐山」アクセスルート
長崎夜景が楽しめる稲佐山(いなさやま)山頂展望台へは、「長崎駅前バス停」から3番もしくは4番系統(下大橋・小江原・相川行き)のバスで「ロープウェイ乗り場前」まで乗車。そして長崎ロープウェイで山頂駅まで向かうオーソドックスなルートと、季節運行などの観光バスを利用する方法があります。
オススメは無料循環バス
リーズナブルに移動するなら「無料循環バス」が便利です。
JR長崎駅を中心に市内の主要各ホテルを経由して「長崎ロープウェイ淵神社駅」(ロープウェイ乗り場)まで日没から1日4便が運行しています。
乗車には事前に整理券が必要になりますが、JR長崎駅の観光案内所で手に入れることができるので、長崎に到着したらまず確保しておくことをおすすめします。
注意する点は往路で1便に乗車した場合、帰路も1便にしか乗車できません。山頂に長く滞在したいから1便で行って4便に乗車して帰りたい、ということはできないので気を付けましょう。
無料循環バスを利用すると、帰路のバスが来るまでは約1時間。山頂では30~40分滞在できるので夜景を楽しむ時間は十分あります。バス便の発車時刻は季節によって異なり、日没の早い冬季や日が長い夏期ではそれぞれ便の時間が変わります。
旅行の前には下記サイトから無料循環バスの時間をチェックしておきましょう。
長崎ロープウェイ
スマホ&コンデジで夜景撮影に挑戦!
美しい夜景を観たなら写真に撮って記録したいし、SNSにもアップしたいですよね。最近のスマートフォンやコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)は年々性能が向上して、ちょっとしたスナップ写真なら、スマートフォンで撮影する人の方が圧倒的に増えました。
特にスマートフォンは、撮影してからSNSへ投稿するまですべて1台で完結できるという魅力があります。そこで今回はスマホ&コンデジをつかって夜景撮影を楽しむ方法を紹介します。
という取材予定だったのですが…
この日は軍艦島のクルージングが欠航するほどの悪天候だったので「ヤバイかな?」と思っていたら。
無情な自然には勝つことができません。でも気を取り直して少しでも天候が回復すること期待して山頂で待つことにしました。
夜景撮影のポイントと裏技
本格的な夜景写真を撮影するなら、こんな感じの機材が必要になります。
一眼レフカメラ・三脚・レリーズといった夜景撮影「三種の神器」を駆使して撮影に臨みます。でも、気軽に旅を楽しむときにこんな重い機材を持って行く気になりません。
夜景撮影で気を付けないといけないポイントは2つ。
1.手ぶれ
2.フラッシュ(ストロボ)を使用しないこと
1番の失敗は手ぶれです。
スマートフォンは携帯電話としての役目が主目的なので、カメラのように撮影しやすいボタンの配置(シャッターボタンの位置)ではありません。
写真を撮るときはしっかり脇を締めて撮影するのが基本です。スマートフォンで写真を撮る人のほとんどは、脇が開いていて手ぶれが起こりやすいスタイルになっています。
次に多い失敗はフラッシュの発光。
暗い場所だからフラッシュを光らせれば良いんじゃない?って会話を必ず夜景スポットでは耳にします。今回も霧の中そんな人のフラッシュが、あちこちで光を放っていました。
フラッシュが届く距離はせいぜい1m~2m程度、人物を撮るときには有効ですが夜景や遠くの風景を撮影する場合、間違っても光は届きません。今回のような天候では、霧にフラッシュが反射してただ白いだけの写真になってしまいます。
あると便利な道具
写真のミニ三脚には「ベロクロ」というベルトが付いていて、手すりと三脚を縛って固定することができます。今回使用しているのは「ultrapodミニ」で2,000円前後。カメラ量販店ではなく登山用品の専門店で購入しました。
こちらは、カメラ量販店やネット通販でもよく流通している自撮り棒などに付属しているホルダーです。単体でも1,000円前後で自撮り棒とセットでも2,000円くらいから購入可能です。
これで手ぶれによる失敗は大きく軽減されますが、シャッターボタンを押す瞬間も手ぶれの原因になるのでセルフタイマーを使う方法もおすすめです。
写真はiPhone6の画面ですが、どのスマートフォンでも最近のモデルならこの機能はあるはずです。
iPhoneユーザーに朗報、さらに裏技を紹介!
iPhoneで写真を撮るとき、レリーズを使えば手元で自由に操作(シャッターを切れる)ができて手ぶれを予防することができるのに、スマートフォン用のレリーズって聞いたことがありません。
ところがiPhoneにはレリーズが標準で付属しているってご存じでしたか? 普段使っているイヤホンにレリーズとしての機能があるんです。
iPhoneに付属しているイヤホンのボリュームコントロールのボタンが、実はシャッターボタンとして使えます。
上の写真のようにiPhoneを固定してイヤホンの操作でシャッターを切ったり、もし友達が一緒なら、ひとりがiPhoneをしっかり持って、もうひとりがイヤホンでシャッターを切る、これだけでも手ぶれがかなり防げます。
天気はどうなる? 稲佐山の夜景撮影
そろそろ帰りのバスの時間が迫ってきて今回はダメかな?と思った刹那!
風が霧をわずかな時間晴らしてくれました。
少し晴れた瞬間に修学旅行の団体さんが大挙として展望台へ押しかけてきて、さながら朝の通勤ラッシュのような状態になってしまいました。写真としては少々不本意な結果になってしまいましたが、しっかり固定して撮影するとスマートフォンでも撮影が可能だということがわかっていただけましたか?
せっかく長崎夜景の取材でここまで来たので、もう少し美しい夜景をご覧に入れたい! ということで、以前撮影した写真を披露します。
夜景の美しさは、そこに人の暮らしと天候との条件がうまく折り重なって作り出される風景です。この日の夜景はこの日限りで、明日はまた違う夜景になって二度と同じ夜景にはならない美しさがあります。
晴れた日には晴れの夜景、雨の日には雨の夜景があってそれぞれ楽しめれば、こんな霧の日にも意味があると、自分に言い聞かせながら稲佐山をあとにしました。
長崎ロープウェイ
淵神社駅-稲佐岳駅(山頂) 往復1,230円
下記サイト割引券の利用で往復1,100円
9:00~22:00(通年) ロープウェイは15~20分間隔で運行
Webサイト
ホントの裏技
記事の最初の写真と最後に紹介した写真は、コンパクトデジタルカメラを使い撮影しました。
でも今回の撮影では三脚など一切道具を使っていません。実は展望台の手すりにカメラを押さえつけてセルフタイマーモードで撮影しています。
スマートフォンではちょっとムリかもしれませんが、コンパクトデジタルカメラならこの方法が使えます。道具も何もないというときに使って欲しい撮影技です。
夜行バス利用のヒント
日没が早い冬季なら無料循環バスの1便は、もう少し早い時間に運行されて、JR長崎駅には20時過ぎに到着します。(2017年春ダイヤ)
この無料循環バスを上手に利用すると、長崎夜景をたっぷり楽しんでからでも、長崎ー大阪・京都間を走る「オランダ号」(長崎駅南口20:15発)に間に合います。これならより効率よく、長崎の旅を満喫することができますね。
夜行バス比較なび 長崎⇒大阪・京都「オランダ号」(「オランダ号」以外の便も表示されます)
夜行バス比較なび 大阪・京都⇒長崎「オランダ号」(「オランダ号」以外の便も表示されます)
※本記事は、2017/07/02に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。
出雲義和
ライター 50代 / 男性
出版関連の仕事を25年間勤務、現在は独立。若い頃から大の旅行好き、徒歩・自転車・バイク・電車・バスなどあらゆる交通機関を使って全47都道府県を制覇。最近は海外トレッキングに出かけたりもする、「アウトドアなおじさん」。数年前より雑誌の文具手帳特集で紹介されるようになり、「文具のおじさん」でもある。
このライターの記事一覧区間 | 4月 | 5月 | |
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5,500円 | 7,000円 | ||
5,500円 | 7,000円 | ||
5,500円 | 7,000円 | ||
2,900円 | 2,900円 | ||
2,900円 | 2,900円 | ||
1,200円 | 1,450円 | ||
4,720円 | 4,720円 | ||
3,520円 | 3,520円 | ||
5,400円 | 5,400円 | ||
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