高速バスに運転手のベッド付き仮眠室があるって本当? ドライバーの“秘密基地”は驚きの快適性だった! | 高速バス・夜行バス・バスツアーの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

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高速バスに運転手のベッド付き仮眠室があるって本当? ドライバーの“秘密基地”は驚きの快適性だった!

長距離を走行する場合は必ず2人体制で運行する高速バス。一部のバスには運転手がゆっくりと休める仮眠室が用意されています。今回は青垣観光バスに取材し、その内部を紹介します。

400キロ以上の距離を走行する場合は必ず2人体制で運行する高速バス。一部のバスに、運転手がゆっくりと休める仮眠室が用意されているのをご存知でしょうか。

今回は、その“秘密基地”を見せてくれるという青垣観光バスに取材に行ってきました。

“秘密基地”のあるバス会社を訪問

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足立区入谷にある青垣観光バス
青垣観光バスは、東京~大阪間の夜行バスに特化したバス会社です。同社のバスには女性専用車両があり、そのバスにうわさの仮眠室があるようです。

通常、2名体制の長距離移動の場合、待機する運転手はバスの一番前の座席で休んでいます。今回紹介するのは、寝台といってトランクで寝られる仮眠室を特別に設けているバスになります。

早速、東京営業所を訪ねてみました。バスが何台も並んでいて、いかにもという感じです。

仮眠室の一番の目的は、ドライバーの疲れが残らないようにするため。横になって足が伸ばせるわけですから納得できます。さらに青垣観光バスの場合は、備わっているのが女性専用車両なので、座席に男性がいない配慮も含んでいます。一石二鳥と言えますね。

営業所にはバスがずらっと並んでいます
営業所にはバスがずらっと並んでいます

仮眠室のあるバスってどんなバス?

では、早速見てみましょう。これがうわさのバスのようです。外観はほかの高速バスとなんら違いがありません。車内はどうでしょうか。

普通の高速バスと同じ外観
普通の高速バスと同じ外観

女性専用車両ではありますが、特に通常の高速バスとデザインが違なるような点はありません。

青垣観光バスの女性専用車両
青垣観光バスの女性専用車両
ブランケットがきれいに置かれています
ブランケットがきれいに置かれています

中央にトイレがありますが、これも珍しくはありません。

バス中央にあるトイレ
バス中央にあるトイレ
トイレも非常に清潔
トイレも非常に清潔

青垣観光バスの方によると、寝台スペースを設けられるのは限られたバスだけとのこと。法令的には客席と仮眠席を行き来できる状況を確保できないと違反になるようです。

保安上の問題もあり、明確な場所は残念ながらお伝えできませんが、車内のトイレ付近から出入りできるようになっています。バスに仮眠室があるからといって、乗客が利用する上で目立った違いは一切ありませんでした。

仮眠室はカプセルホテル並みの快適さ!

では、外の入り口から仮眠室を確認してみましょう。秘密基地はこんなところに用意されていたんですね。

ここが扉になっていました
ここが扉になっていました
外からの出入り口
外からの出入り口

大きさは一畳ちょっとといったところで非常に清潔です。仮眠室とあってベッドがあります。

ゆっくり休めそうなベッドが完備
ゆっくり休めそうなベッドが完備
外からも入れるようになっています
外からも入れるようになっています

窓もあり外の様子が見られます。扉を開ける前には必ず外を確認するそうです。

窓もあり外を確認できる
窓もあり外を確認できる
外から見た窓の様子
外から見た窓の様子

エアコンも完備。運転手と連絡を取るためのインターホンのほか、ライト、コンセントなどもあります。

エアコンもあって快適そのもの
エアコンもあって快適そのもの
電話は運転手と連絡ができる
電話は運転手と連絡ができる

そのほか、クツ置き場や消火器などもあります。

汚さないようクツ置き場も!
汚さないようクツ置き場も!
荷物などを置くスペースも備わっています
荷物などを置くスペースも備わっています

正直な感想として、わりと広くて驚きました。車内からも外からも出入りできるうえに電源や空調、ベッドのクッションも厚めでカプセルホテル並みの快適さといえます。

ちなみに、トイレの有無が重要な理由として、下へ続く階段が必要だからです。これがないと座席の下に潜ることができません。国産のバスでは、トイレを設置しないとこのスペースを作れないとのことです。

青垣観光バスの代表取締役・檜田昭治氏は「働く運転手の環境を改善することも安全対策の一つ。今後もこういったバスを増やせれば」と語ってくれました。バスドライバーのために、こんな秘密の仮眠室があるなんてびっくりですね。安全運行のために、しっかり休むことも重要ですね。

※本記事は、2017/02/10に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

この記事を書いたライター

バスとりっぷ編集部

なかのひと 

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