台湾バスツアー初体験! 九份へのディープなバス旅で「ランタン」「夜店」を堪能!
三峡に到着
11時ちょうどに台北車站を出発したバスは、11時45分に予定より少し早く三峡の街に到着です。
「老街(ラウジェ)」と聞いていたので、古い田舎町と予想していたのですが、繁華街を思わせる交差点でバスが停車。
三峡老街は古くから商業都市として栄えていたとのこと。
桃園空港で手渡されたパンフレットに簡単なガイドと地図があるので、自分がいる場所やバスの乗車場所を確認しておくといいですよ。
道路が混雑していると、安全のためにパンフレットに印刷された場所とちがう場所で降ろされるときもあります。
ガイドさんから「まっすぐ歩けば三峡老街ですよ」と教えてもらったですが、人混みをさけて、ひとつ隣の三峡河沿いの道を歩いてみました。
こちらは観光客もまばらで、以前の台湾の生活感が感じられます。
長福橋には138体の石像が並び、橋の上ではたくさんのフリーマーケットが軒を連ねています。ここは観光客よりも地元の人たちが利用するマーケットのようです。
いまだ建築中!東方芸術の殿堂と呼ばれる清水厳祖師廟
三峡の有名な観光スポット「清水厳祖師廟」は17世紀に創建されて、その後何度かの災害や戦災によって被害を受けたことで、いまだに完成していません。
彫刻の美しさ、そして未完成というのは、どこかガウディのサグラダファミリア(スペイン)と共通するような気がします。
三峡祖師廟に一歩足を踏み入れた瞬間に、その美しさに目と心が奪われて呆然と立ち尽くします。呆気にとられているのはだいたい観光客です(笑)。
信仰の厚い人たちの、礼に則った参拝をしている姿もまた美しく感じる光景です。廟内は全てが美しく思える、そんな空間がここ三峡祖師廟にあります。
まばゆい光につつまれた廟に祀られているのは「清水祖師」。
中国・福建省の神様で、大陸(中国)から台湾・三峡へ渡った人たちが、この地に祀ったものだと言われています。
廟内の柱や天井や屋根まで、木造や石像、彫刻がいたるところにあって、一体一体観ていたら1日では足りません。
牛のカフェで、ちょっとひといき
後ろ髪を引かれる思いで外へ出ると、カワイイ「牛さん」の看板をあちこちで見かけます。
三峡の名物「金牛角」です。
じつはこれ 「クロワッサン」のことで、オーソドックスなものから小豆、ココナッツ、コーヒーなどいろんな味があります。
清水厳祖師廟のすぐ目の前にある「康喜軒金牛角」で、オーソドックスな味のクロワッサンを買ってみました。
日本のクロワッサンのように、いくつもの層に折り重なった柔らかいパンではなくて、しっかり詰まった感じです。それでいて見た目より堅くはないので、新しい食感です。
ちなみに値段は、
オリジナルが22NTD(ニュー台湾ドル)で、小豆は25NTD、コーヒー味は30NTDです。
NTD(ニュー台湾ドル)は1NTD=約4円なので、オリジナルはひとつ約88円です。
おすすめは小豆です。ランチ代わりに2つ食べちゃいました。
三峡老街へ
「老街」とは中国語で古い町並みを意味します。
赤いレンガの町並みは、商業で栄えたこの街を象徴するシンボルのようにも思えます。
この町並みを歩いていると、どこか懐かしい感覚になります。これはおそらく、日本が台湾を統治していた時代に、レンガを日本から運んでいたからで、古き日本を感じさせるのかもしれません。
次のページでは十分(シーフェン)でランタンを飛ばします。
※本記事は、2016/12/26に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。
出雲義和
ライター 50代 / 男性
出版関連の仕事を25年間勤務、現在は独立。若い頃から大の旅行好き、徒歩・自転車・バイク・電車・バスなどあらゆる交通機関を使って全47都道府県を制覇。最近は海外トレッキングに出かけたりもする、「アウトドアなおじさん」。数年前より雑誌の文具手帳特集で紹介されるようになり、「文具のおじさん」でもある。
このライターの記事一覧-
2つの会場で開催される「浜名湖花博2024」! 会場までのアクセスやバスツアー情報を紹介
2024.04.13
-
新宿三丁目駅からバスタ新宿へのアクセス方法を解説! 迷わない行き方ルートは?
2024.01.18
-
フルリクライニングにしたとき後ろの席の人に迷惑がかかってしまう?【ご質問に回答します!】
2023.09.11
-
高速バスの支払いはクレジット決済でなく、コンビニ支払いもできる?【ご質問に回答します!】
2023.06.02
バスとりっぷは、バス比較なびが運営する、あなたのバス旅行を応援するサイトです。