西日本最大級の大露天風呂が贅沢すぎ! 上質なお宿「奥道後 壱湯の守」で至福のひとときを
ざっくり、こんなお宿
- 西日本最大級の大露天風呂「翠明の湯」で大自然を感じる
- がっつり派も味わう派も大満足な「バイキング」
- 大衆演劇を無料で鑑賞!笑いあり、涙ありの「人情物語」
お遍路体験や道後温泉の人気グルメを堪能し、今回泊まるお宿は「奥道後 壱湯の守」。
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オレンジライナー号に乗って古き良き街「道後温泉」へ お遍路体験や坊ちゃん団子を堪能!
松山道後温泉から国道317号線を北へ車で約10分、道後温泉の賑わいから一転して自然豊かな渓谷の中に建つホテルです。2014年に「ホテル奥道後」からリニューアルし、大きく生まれ変わった「奥道後 壱湯の守」を存分に楽しんできました。
西日本最大級の広さ! 大自然の中の大露天風呂
壱湯の守の魅力のひとつは、なんといっても「温泉」です。「翠明(すいめい)の湯」と名付けられた広さ1508㎡の大露天風呂は、西日本で最大級の広さを誇ります。
男女各5つの浴槽があり、1回ではとてもまわりきれないほどの個性豊かな温泉を楽しむことができます。ほかには、内湯とサウナもあります。
温泉ファンにとって気になる泉質は「アルカリ性単純硫黄泉」で、美しい肌をつくる「美人の湯」としても有名です。酸性もしくはアルカリ性を示すph値は、高いアルカリ性ph9.4を示し、クレンジング効果でお肌がすべすべになるという女性にうれしい泉質です。
壱湯の守と道後温泉は、近い場所にありながら源泉が異なります。壱湯の守は、ほのかに香る硫黄がより温泉らしい、と地元の人にも人気です。
「翠明の湯」は石手川の渓谷を見下ろす場所にあり、対岸の景観と合わせて大自然を感じることができます。ダイナミックな自然の中で入る開放感は、他の温泉ではなかなか体験できません。
四季折々で景観が異なり、春はサクラ、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と一年を通して違った表情を楽しめる温泉です。
貸切露天風呂
大露天風呂「翠明の湯」のほかに、それぞれ趣きが異なる5つの貸切露天風呂もあります。こちらは家族やグループに人気です。
今回は特別に、その中から2つの貸切露天風呂を見せていただきました。
どちらの露天風呂も渓谷を望める最高のロケーションで、四季折々の景観を目の前に観ながら入ることができます。5つの貸切露天風呂すべてで、この景観を望めます。
風情ある「湯かご」の貸し出しもあり
タオルや着替えなどを持ち歩くときは、フロントで貸し出している「湯かご」を利用すると便利です。数に限りがありますが、湯かごで持ち運ぶなんてなかなか風情があります。
「翠明の湯」には備え付けのボディソープやシャンプーがあるので、お風呂へ行くときは最小限の荷物でOKです。
がっつり派もしっかり味わう派も大満足なバイキング
食事は、本館4階の「桜の間」でバイキングです。
愛媛県の郷土料理をはじめ、若い人から年配の人まで楽しめる、和・洋を中心にした料理が会場に並びます。
料理はその多くが手作りで、愛媛県産の素材にもこだわりを感じます。その場で調理してくれるステーキや天ぷらなどは、焼きたて、揚げたてなのでバイキングとはいえ、ホントにひと手間かけたおもてなしの料理です。
バイキング会場では、鮮魚をその場でさばく実演も披露。この日は捕れたてのカンパチを料理人が、見事な手さばきでお刺身におろしてくれました。
その姿はまさに職人技、そばにいた子どもが瞬きする間も惜しいほど、じっと見つめていました。こんな光景は普段なかなかお目にかかる機会がないので、大人も興味津々のまなざしでした。
お気に入りは「鯛茶漬け」
真鯛を贅沢に漬け込んで、愛媛県産のあつあつご飯にかけた「鯛茶漬け」は絶品です。季節によって料理は異なりますが、もし見つけたら絶対に味わってほしいオススメの1品です。
たくさんの料理が並ぶバイキングでは、どれもこれも目移りしてしまい、ついあれこれ食べたくなってしまいます。
実はこっそり料理の種類を数えてみましたが、80種類以上ものメニューが並んでいて、期待以上のボリュームに驚きました。ここはぜひ、料理人が手がける美味しい料理を少しずつ1品でもたくさん食べて欲しいと思います。
客室はなんと240室! 一般客室とスイートルームを少しだけ紹介
館内には240室もの客室があり、基本はツインルームです。一般客室から和室、スイートルームまでニーズにあわせた部屋を選べます。
バストイレ付きの客室は、2人で泊まっても十分過ぎるほどの広さでくつろぐことができます。
こちらがスイートルームです。広いベッドと充実のアメニティ、びっくりしたのは各部屋にある専用露天風呂。この部屋に泊まるだけで、一日過ごすことができるほどの贅沢な空間です。
笑いあり、涙ありの大衆演劇を鑑賞
壱湯の守では、大衆演劇も上演しています。月ごとに劇団が入れ替わり、しかも毎回演目が異なる舞台を楽しむことができます。公演は昼の部と夜の部があり、夜の部は基本的に土・日・祝日のみの上演です。
今回、私はこの取材で初めて「大衆演劇」を鑑賞しました!
ストーリーは時代劇で、笑いあり、涙ありの人情物語。目の前で人が演じ、その臨場感が客席に伝わるのが大衆演劇の魅力です。
演目は約1時間の予定ですが、演者と客席との盛り上がりによって、アドリブが増えるのも生の舞台の面白さ。その時々で、上演時間が長くなるといったサービスがあるのも魅力かもしれません。
舞台に立つ男性が演じる女形の仕草には「どきっ!」とするほどの美しさを感じました。
大衆演劇の長い歴史の中で培われてきたものが、今の時代にも生き続けているのを舞台を通して感じました。
懐かしくも新しい演劇を観ながら、時間を過ごすのも旅の想い出になるはずです。
そして宿泊客は特別に、昼の部を1,000円で、夜の部なら無料で鑑賞することができます。
大衆演劇「オクゲキ」
昼の部:13:00-14:00(芝居) 14:30-15:30(舞踊ショー)
※月1~2回休演日あり
夜の部:20:00-21:00(舞踊ショー)
※夜の部は基本的に土・日・祝日のみ(休演日あり)
【料金】
昼の部:宿泊者1,000円(税別) ※通常1,800円(税別)
夜の部:宿泊者無料
ドラの音でお見送り
無料の送迎車で朝出発するときは、ドラの音でお見送り。今日も元気に旅行へ出かけられそうです。
奥道後壱湯の守
089-977-1111
宿泊料金 1泊2食ひとり12,960円~ ※インターネット予約割引あり
アクセス 道後温泉駅から送迎バス(要予約)、松山市駅からバス30分、松山空港からバス40分
奥道後壱湯の守
海栄RYOKANS
西日本最大級の大露天風呂をはじめ、至福の時間が過ごせる「奥道後 壱湯の守」でした。
これだけ大きなホテルなので、団体ツアーの宿泊客も多いのですが、高速バスや一般の交通機関などを使ってくる個人の旅行者も多いようです。
私が宿泊したときも、個人の旅行者や歩き遍路の巡礼者の方が宿泊していました。
どんな人でも暖かくむかえてくれる「奥道後 壱湯の守」へぜひまた行きたいと思います。
※取材協力/奥道後壱湯の守
※本記事は、2016/12/03に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。
出雲義和
ライター 50代 / 男性
出版関連の仕事を25年間勤務、現在は独立。若い頃から大の旅行好き、徒歩・自転車・バイク・電車・バスなどあらゆる交通機関を使って全47都道府県を制覇。最近は海外トレッキングに出かけたりもする、「アウトドアなおじさん」。数年前より雑誌の文具手帳特集で紹介されるようになり、「文具のおじさん」でもある。
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