オレンジライナー号の独立3列シートの乗り心地は? 古き良き街「道後温泉」でお遍路体験も堪能! | 高速バス・夜行バスの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

乗車体験記

オレンジライナー号の独立3列シートの乗り心地は? 古き良き街「道後温泉」でお遍路体験も堪能!

伊予鉄道のオレンジライナー号に乗って、大阪から道後温泉へ行ってきました。日本で最も古くから人々に愛されている道後温泉。このいにしえの温泉街を中心に、石出寺のお遍路体験や道後温泉グルメについて紹介していきます。

伊予鉄道のオレンジライナー号に乗って、大阪から道後温泉へ行ってきました。
日本で最も古くから人々に愛されている道後温泉。西日本最大級の露天風呂がある「壱湯の守」など、魅力いっぱいの道後温泉を3回に分けて紹介していきます。
今回は、いにしえの温泉街を中心に、石出寺のお遍路体験や道後温泉の人気グルメを紹介します。


大阪から高速バス「オレンジライナー号」に乗って道後温泉へ

大阪梅田22時40分発の伊予鉄道「オレンジライナー号」に乗って、道後温泉へ向かいます。こんな時間でもまだまだ人通りは多くて、バスの発車まで時間を過ごす場所に困らないのが都会の便利なところです。
「オレンジライナー号」は、大阪駅からではなく、隣接する阪急梅田駅の1階にあるバスターミナルからの出発なのでお間違えなく。

阪急高速バス大阪梅田ターミナルまでの行き方はこちら
「ややこしいわっ! でも大丈夫。大阪駅周辺バスターミナルガイド」

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大阪梅田

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梅田バスターミナル


さすが愛媛県のバス会社です。「オレンジライナー号」は、みかんをイメージしたあざやかなオレンジ色の車体が特徴的で、ひと目で「愛媛県」ってわかるので、乗り間違える心配もありません。

オレンジライナー.jpg
オレンジライナー

オレンジライナー号はゆったり広々独立3列シート

車内はゆったり広々。中央の座席も独立しているので、隣の座席と空間があって、窮屈さはまったく感じません。ちなみに、以前は最後列が4列シートでしたが、2016年から最後列が3列シートになった車両も導入されています。

独立3列シート.jpg
独立3列シート

フッドレストは、前の座席から手前に倒すタイプですが、下に空間ができるので、スニーカーなどの靴を収納することができます。

フッドレスト.jpg
フッドレスト

夜行高速バスに慣れていない人が、眠りにくい理由のひとつとして、寝ている間に座席から体がずれてしまう、ということがあります。これでは、せっかくのリクライニングでも眠りにくくなります。
オレンジライナー号には、ブランケットと一緒に、もう一つマットが用意されています。このマットが、床ずれならぬ、座席シートずれから守ってくれます。
1枚のマットのおかげで、他のバスのシートより眠っているときの安定感が増しているように感じました。

座席マット.jpg
座席マット


早朝5時20分に道後温泉駅へ到着

バスは早朝5時20分、道後温泉駅前に到着しました。
夜行高速バス「オレンジライナー号」だからこそ、道後温泉を朝から楽しむことができます。

道後温泉駅.jpg
道後温泉駅

松山を象徴する建物のひとつ「道後温泉本館」

3000年の歴史を誇る道後温泉は、日本だけでなく海外からもたくさんの人が訪れる温泉地です。人気ジブリ作品の『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」のモデルになった温泉と言われています。
また、道後温泉本館は早朝6時から入浴することができるので、夜行バスユーザーには便利な時間です。

今回は旅の想い出に「霊の湯」の3階個室を利用してみました。
やはり個室というのが、ちょっと贅沢な気分に浸れます。また2階席と3階個室では、浴衣とタオルを貸してもらえます。
霊の湯にはシャンプーや石けんも用意してあるので、夜行バスで来た身としては、髪も洗ってさっぱりした気持ちで旅を続けたいですね。

道後温泉本館.jpg
道後温泉本館

「坊ちゃんの間」は見学と撮影OK

霊の湯の利用者は、1階の神の湯も利用できます。日本で唯一の皇室専用浴室「又新殿(ゆうしんでん)」と夏目漱石の小説「坊ちゃん」で知られる「坊ちゃんの間」を見学することができるので、実はけっこうお得です。

坊ちゃんの間.jpg
坊ちゃんの間

小説「坊っちゃん」にも出てくる名物団子

湯上がりには、お茶と坊ちゃん団子が部屋に運ばれて、しばし横になったり荷物の整理をしたりと、他の人に気兼ねなくくつろぐことができます。

坊っちゃん団子.jpg
坊っちゃん団子

道後温泉本館

愛媛県松山市道後湯之町5−6 Google Map
089-943-8342 6:00-23:00 年中無休
【神の湯】410円 2階 840円
【霊の湯(たまのゆ)】2階席 1,250円(お茶とせんべい付き) 3階個室 1,550円(お茶と坊ちゃん団子付き)
※1時間料金(霊の湯 3階個室のみ1時間20分)
Webサイト


石手寺でお遍路体験

四国といえば、詳しくは知らないけれど、なんとなく聞いたことがあるのが「お遍路さん」
道後温泉では、この「お遍路さん」を体験できるツアーが人気です。1日2回午前と午後に、道後温泉駅前のからくり時計に集合し、約1時間半、ガイドさんと一緒に遍路装束を身につけて歩きます。

松山に詳しいガイドさんから、途中にある石碑や風景・歴史の解説を聞きながら、ツアーのメイン「石手寺(いしでじ)」へ向かいます。

装束.jpg
遍路装束
衣装.jpg
遍路装束セット

四国遍路発祥伝説が伝わる古刹(こさつ)「石手寺」

石手寺は、四国霊場第51番札所として、御朱印を求める参拝者がたえないお寺です。いわゆる「四国八十八カ所霊場」の発祥にゆかりがあるお寺としても有名です。

石手寺.jpg
石手寺

石手寺の御朱印

初めて四国八十八カ所霊場のお寺に来て、朱印帳を持っていない場合でも、御朱印はいただくことができます。
そのまま、朱印帳を持っていない旨を伝えれば、用意された御朱印を手渡してくれます。後日、朱印帳に御朱印を張り合わせれば、同じ御利益をいただくことができるので、どうぞご安心を。

御朱印.jpg
御朱印

衛門三郎(えもんさぶろう)像

石手寺では「衛門三郎」が有名です。衛門三郎の名前を覚えておくと、ちょっとしたお遍路通になれます。

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衛門三郎像

衛門三郎伝説

伊予の国(現在の愛媛県)に、衛門三郎という慈悲のない豪族がいました。ある日、三郎のもとへ旅の僧が宿を求めて訪れましたが、三郎は横暴な振る舞いで追い返してしまいます。

それ以後、三郎の子どもたちが次々と命を落としたため「これは、あの僧への振るまいが罰を招いた」と思った三郎は、僧のあとを追って、旅に出ることにしました。
この「衛門三郎伝説」が、現在の四国遍路のルーツになったと言われています。

その後、三郎は霊場を順番に回っていては追いつけない、と逆回りして、ようやく追いかけていた僧「弘法大師」に巡り会います。三郎は弘法大師に、罪を詫びて「次に生まれ変わったなら、人のために尽くしたい」と言い、息を引き取ります。
弘法大師は、道端の石に「衛門三郎」と書き、三郎の左手に握らせました。

するとその後、伊予の領主に嫡男が生まれました。その赤ん坊の握っていた左手の拳の中からは、「衛門三郎」と書かれた石が出てきました。石は「安養寺」に納められ、後にこの寺は「石手寺」という寺号に改めた、という伝説が今に伝わっています。


三重塔と大師像

また石手寺には、国宝の「仁王門」をはじめ、高さ25メートルの国の重要文化財「三重塔」があります。さらに、少し離れた場所には、高さ16メートルの弘法大師像「やる気大師」が、遥かインドの方角を見据えて立っています。

三重塔と大師像-.jpg
三重塔と大師像

霊場全てを巡る御利益がある「お砂撫で」

境内には、四国八十八カ所霊場と高野山の砂が入った袋が並んでいます。この砂袋を撫でながらお祈りすることで、霊場全てを巡る御利益が得られると言われています。

お砂撫で.jpg
お砂撫で

ガイドさんから、解説やお参りの手順も教えてもらえるので「お遍路」に関心のない人でも、にわか遍路気分を味わうことができます。さらに、八十八カ所巡りは、巡る順番も決まっていないため、この51番礼所「石手寺」をお遍路のスタートし、一生かけてひとつづつ巡ってもいいですよ、と教えてくれました。
最近では若い女性の参加も増えて、このツアーをきっかけに「お遍路さん」になった方も多いそうです。

「松山はいく」石手寺お遍路体験

コース からくり時計→石手寺(衛門三郎石像、国宝仁王門、本堂、大師堂、三重塔、お砂撫で、マントラ洞窟他)→道後温泉
料金 1,500円(ガイド・遍路装束レンタル代込)
※申し込みは前日の17:00まで
089-945-6445
Webサイト
「松山はいく」では「石手寺お遍路体験」体験以外にも、さまざまなガイド付きツアーを開催中


道後温泉の人気グルメ

シンプルだけど美味しい「宇和島風鯛めし」

いま道後温泉で人気のグルメが「鯛めし」です。
最近では、道後温泉でも「鯛めし」を食べられるお店が増えているので、いろんなお店で楽しめます。

鯛飯.jpg
鯛めし

今回は、地元の人にすすめてもらった、道後温泉本館のすぐ隣にある「道後麦酒館」で昼食。
こちらで出てくる「宇和島風鯛めし」は、新鮮な鯛のお刺身をのせたご飯に、生卵とだし汁をかけていただきます。シンプルだけど、鯛の甘さと歯ごたえが、口の中で広がっていく美味しさです。

道後麦酒館

愛媛県松山市道後湯之町20-13 Google Map
089-945-6866 11:00-22:00 年中無休
Webサイト


道後温泉らしいスイーツ「一六茶寮」

愛媛の名菓タルトで有名な一六本舗のカフェ。
一六タルトに御抹茶と坊っちゃんだんごがセットになった「一六名菓セット」がオススメです。

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一六名菓セット

一六タルトは上品な甘さが特徴で、甘い菓子はちょっと苦手という人でも大丈夫。
御抹茶といただくと、なにやら「坊っちゃん」の時代にタイムスリップしたような錯覚をおぼえます。さらに2階席の窓からは、道後温泉本館の建物が一望できるロケーション。このお店ならではの特典です。

一六茶寮 道後本館前店

愛媛県松山市道後湯之町20-17 Google Map
089-921-2116 8:30-19:00 不定休
Webサイト


愛媛といえばみかんスイーツ「温州みかんアイス」

道後温泉駅前から道後温泉本館までの通りには、お土産屋さんや食堂が数多く軒を並べています。その中には、愛媛の名産「みかん」を使った「温州みかんアイス」をいただけるお店もあります。

温州みかんアイス.jpg
温州みかんアイス

10 FACTORYでは、「温州みかんアイス」をテイクアウトできるので、気軽に購入することができます。アイス以外にもジュースやジャム、ドライフルーツなど、お土産に最適なみかんスイーツも販売されていました。

10 FACTORY

愛媛県松山市道後温泉湯之町12-34 Google Map
089-997-7810 9:00-21:00 不定休
Webサイト


道後温泉は、温泉やお遍路体験、美味しいグルメまで「体」「心」「お口」にも嬉しいスポットでした。
オレンジ色の「オレンジライナー号」に乗って、観光に訪れてみてはいかかでしょうか?

※本記事は、2016/11/21に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

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    この記事を書いたライター

    出雲義和

    ライター 50代 / 男性

    出版関連の仕事を25年間勤務、現在は独立。若い頃から大の旅行好き、徒歩・自転車・バイク・電車・バスなどあらゆる交通機関を使って全47都道府県を制覇。最近は海外トレッキングに出かけたりもする、「アウトドアなおじさん」。数年前より雑誌の文具手帳特集で紹介されるようになり、「文具のおじさん」でもある。

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