仕事しながら大阪・神戸~琴平(香川)を快適移動! 琴平バス4列シート乗車記&新サービス「KOTOLINK biz」体験記 | 高速バス・夜行バス・バスツアーの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

乗車体験記

仕事しながら大阪・神戸~琴平(香川)を快適移動! 琴平バス4列シート乗車記&新サービス「KOTOLINK biz」体験記

琴平バス「大阪・神戸→琴平直行バス」は大阪・神戸~琴平(香川)を約4時間で結ぶ昼行バス。2026年6月に、車内で電話やPCが使えるサービス「KOTOLINK biz(コトリンク ビズ)」が始まりました! 車両は限定オリジナルのコラボラッピングバスで、車内にはミニ美術館も併設されています!




琴平バス「大阪・神戸→琴平直行バス」に乗車

今回乗車してきたのは、「コトバス」の愛称で親しまれる琴平バスの昼行便「大阪・神戸→琴平直行バス」。大阪・神戸~琴平(香川)を、約4時間(大阪難波~琴平の場合)で結んでいます。

和田邦坊バス外観(画像提供:琴平バス)
和田邦坊バス外観(画像提供:琴平バス)

なお便名に「和田邦坊バス」とあるのは、この路線で走行するバスが、香川にある「灸まん美術館」とのコラボバスのため。この路線だけで乗車できる、完全オリジナルのバスなのです。

車両外観や車内には、座席後方のミニ美術館や窓のアートなど、香川県琴平町出身の芸術家・和田邦坊氏の作品を楽しめる仕掛けがたくさん!

座席後方には、ミニ美術館が!(画像提供:琴平バス)
座席後方には、ミニ美術館が!(画像提供:琴平バス)
窓にも和田邦坊アート
窓にも和田邦坊アート

そしてこの大阪・神戸→琴平直行バスには、この路線限定のオリジナル要素がもうひとつ。2026年6月から、新サービス「KOTOLINK biz(コトリンク ビズ)」が始まっているのです!

ではまず、バス車内やサービスの詳細からご紹介します。



4列スタンダードシートにミニ美術館付き! さらに車内でWEB会議もOK

大阪・神戸→琴平直行バスの座席は、4列スタンダードシート。横4列×縦11列から、車両後方の縦2列分の座席が取り払われてミニ美術館になっているため、実際の座席数は全部で36席です。トイレ設備はありません。

また、車内Wi-Fiと、PC用モバイルバッテリー貸出サービスもあり。こちらはKOTOLINK bizの紹介部分で一緒に解説します。

車内の様子
車内の様子

座席リクライニングの最大斜度は約120度。シートの横幅は約45cm、前後のシート間隔は約80~90cmです。

座席(奥がリクライニング前、手前がリクライニング済)
座席(奥がリクライニング前、手前がリクライニング済)

足元には、フットレストやレッグレストはなくスッキリ。ヘッドレストもなく、代わりに背もたれにはヘッドシートが掛けられています。

足元スペースはスッキリ
足元スペースはスッキリ
背もたれにはヘッドシートあり
背もたれにはヘッドシートあり

座席の上部分には、車内灯と空調。昼行便なので車内は基本的に明るいのですが、難波OCATのバス停内は屋内のため暗くなるので、車内で作業したい場合に便利です。

車内灯と空調は座席の上方に
車内灯と空調は座席の上方に

前座席の背面(座席の前面)には、荷物掛け、ドリンクホルダー、網ポケットがあります。網ポケット内には、ゴミ袋と各種案内ボード、それに和田邦坊氏のミニ冊子があります。

前座席背面
前座席背面
網ポケット内の案内
網ポケット内の案内

和田邦坊氏は、名前だけではピンと来ない人が多いかもしれませんが、作品を見ると「あっ、これ知ってる!」と思う人も多いはず。「どうだ明るくなったろう」の風刺画が有名です! 車内で読めるミニ冊子では、和田邦坊氏のプロフィールや代表作なども紹介されています。

和田邦坊氏の代表作。見たことある人も多いのでは?
和田邦坊氏の代表作。見たことある人も多いのでは?
琴平バス「大阪・神戸→琴平直行バス」

※特にリンク先ページの記載のない場合、リンクからは高速バス比較サイト「バス比較なび」にて、詳しい停留所と料金が確認できます


大阪・神戸⇒琴平
琴平⇒神戸・大阪



琴平バスの新サービス「KOTOLINK biz」とは?

そして注目したいのが、2026年6月から開始された新サービス「KOTOLINK biz(コトリンク ビズ)」。こちらの特典が受けられるのは、大阪・神戸→琴平直行バスのみです。

これは、高速バスの車内で、電話・PC作業・WEB会議がOKになるサービス。つまりこの便では、高速バスをコワーキングスペースのように使えるのです。

KOTOLINK bizイメージ(画像提供:琴平バス)
KOTOLINK bizイメージ(画像提供:琴平バス)

KOTOLINK bizは、電話・WEB会議がOKなだけでなく、そのために必要なものの貸出もあるのが特徴。車内にも案内ボードがあり、詳細を確かめられるようになっています。

KOTOLINK bizの案内ボード
KOTOLINK bizの案内ボード

具体的なサービス内容は、下記の通り。

====

● 車内Wi-Fi完備
● 電話・WEB会議利用可能(イヤホン/マイクの利用を推奨)
● ヨギボー膝上テーブル貸出(限定15台)
● PC用モバイルバッテリー貸出(限定15台)
● 耳栓・アイマスク配布(休憩希望者向け)
● Kotori Coworking & Hostel琴平のコワーキングスペースを1時間無料で利用可能

====

なお上記のサービスは、必ずしも電話やWEB会議をしなくても利用OK。たとえば、車内Wi-Fiを携帯電話で利用したり、単なる昼寝のために耳栓・アイマスクをもらったりしても大丈夫なのです。使い方の自由度が高いのが嬉しいですね。

ヨギボー膝上テーブル、PC用モバイルバッテリー、耳栓、アイマスク
ヨギボー膝上テーブル、PC用モバイルバッテリー、耳栓、アイマスク
フリーWi-Fiの案内ボードも各座席に完備
フリーWi-Fiの案内ボードも各座席に完備

こういったサービスは車内だけに留まらず、乗車前や降車後に「Kotori Coworking & Hostel琴平のコワーキングスペース」が1時間無料で利用可能です。

Kotori Coworking & Hostel琴平は、金刀比羅宮の表参道に面したホステル。琴平側の始発・終点バス停「こんぴら参道口」から徒歩約1分の距離にありますよ。

Kotori Coworking & Hostel琴平外観
Kotori Coworking & Hostel琴平外観

館内のコワーキングスペースは有料エリアと誰でも使える無料エリアがあり、1時間無料になるサービスはもちろん有料エリア。フリーWi-Fi、電源、鍵付きロッカー、電気ケトル、電子レンジ、シュレッダー、コピー機(有料)が完備され、会議室も利用できるほか、フリードリンクも付いています。

予約は不要で、フロントで琴平バスの予約画面を提示するだけで利用できるのも嬉しいポイント。さらに有料フロアの利用時間が終了しても、無料エリアに移動すれば、引き続きの利用もOKなのです!

コワーキングスペース(有料)
コワーキングスペース(有料)
コワーキングスペース(無料)
コワーキングスペース(無料)



【乗車記】WILLERバスターミナル大阪梅田から乗車!

大阪・神戸→琴平直行バスは、バスは1日1便往復。乗降バス停は全部で6カ所です。詳しいバス停と、関西から琴平へ向かうバスのタイムスケジュールは、以下の通り。

====
8:30「WILLERバスターミナル大阪梅田」→8:55「大阪難波OCAT」→9:45「神戸三宮PMPTビル2F」→10:25「ニジゲンノモリ(淡路ハイウェイオアシス)」~12:45「琴平町営西駐車場」→12:50「こんぴら参道口(イケウチ電器横)」

※時期により、「ニジゲンノモリ(淡路ハイウェイオアシス)」には停車しない場合あり
====

今回の乗車は、関西側の始発・終点バス停である「WILLERバスターミナル大阪梅田」から、琴平側の始発・終点である「こんぴら参道口(イケウチ電器横)」まで。便の全道程を乗り通す、約4時間20分のバス旅です!

WILLERバスターミナル大阪梅田がある、梅田スカイビル外観
WILLERバスターミナル大阪梅田がある、梅田スカイビル外観

なお大阪・神戸→琴平直行バスで使用されるバスは基本的にすべて和田邦坊バスなのですが、今回の取材日には急遽バスの整備が必要になったそう。そのため、ラッピングなしのバスに乗車しました。

バス後部のミニ美術館や、窓のアートシールがないのはちょっと残念ですが、車内サービスは同じです。

今回乗車したバス車両
今回乗車したバス車両
前方にコトバスエクスプレスの行先表示
前方にコトバスエクスプレスの行先表示

取材日は7月の平日、バスはWILLERバスターミナル大阪梅田を定刻に発車。この日は偶然にも、大阪梅田から乗車する乗客は私1人でした! そのあとのバス停では乗客が増えましたが、それまではゆうゆう車内を貸切気分。こういうの、得した気分になりますね。

そして今回、新サービス「KOTOLINK biz」にちょっとワクワクしながら乗車した私。乗車してすぐに、貸出品一式をお借りしました。

まずは、ヨギボー膝上テーブルから。このテーブルは、テーブルの下にヨギボーのふわふわクッションが付いている形になっています。膝の上にクッションを置くことで、膝を痛くすることなく、テーブルに必要な高さを確保できるのですね。

ヨギボー膝上テーブルは座席上の荷物棚スペースに
ヨギボー膝上テーブルは座席上の荷物棚スペースに
クッション部分は厚みがあってしっかりめ
クッション部分は厚みがあってしっかりめ

私はノートパソコンの代わりに、ノートとペンを置いて使いました。使ってみたら、いい感じ! バスの揺れをクッションが上手く吸収してくれるので、バス走行中でもテーブルが安定するのです。ただしツルツル滑るので、ペンが転がるのは要注意でした。

ヨギボー膝上テーブルはノート利用にも便利
ヨギボー膝上テーブルはノート利用にも便利

次に、PC用モバイルバッテリー。車内には電源がないため、携帯電話の充電にもこちらを使ってOKとのこと。ただしコードは持参する必要があります。

モバイルバッテリー利用中(コードとスマホは私物)
モバイルバッテリー利用中(コードとスマホは私物)


休憩後は終点「こんぴら参道口(イケウチ電器横)」に到着!

バスは順調に「大阪難波OCAT」「神戸三宮PMPTビル2F」「ニジゲンノモリ(淡路ハイウェイオアシス)」へと停まり、そのあと休憩所の淡路SA(兵庫県淡路市)へ。10:25~10:45に、約20分のトイレ休憩が設けられました。

淡路SAでトイレ休憩
淡路SAでトイレ休憩
淡路SAには、明石海峡が望める絶景フォトスポットも
淡路SAには、明石海峡が望める絶景フォトスポットも

取材日にはさらに、12:05にも津田の松原SA(香川県さぬき市)にて、2度目のトイレ休憩もありました。2度目の休憩は、その日の道路状況などに応じて臨機応変に組み込むため、あるときとないときがあるのだそう。

津田の松原SA
津田の松原SA

すっかり車内でくつろぐうちに、12:20頃になって、乗務員さんによる車内アナウンスが流れました。「ただいま高松市内を走行中、あと30分ほどで琴平駅に到着いたします」とのこと。

ついさっき津田の松原SAを出たばかりなので、「え、もう? 早いなあ」なんて思っているうちに、バスは終点「こんぴら参道口(イケウチ電器横)」バス停へ到着。乗務員さん、ありがとうございました!

終点バス停「こんぴら参道口(イケウチ電器横)」
終点バス停「こんぴら参道口(イケウチ電器横)」

バス降車後は、Kotori Coworking & Hostel琴平へも立ち寄りました。こちらのホステルがあるのは、前述した通り、金刀比羅宮の表参道沿い。特に仕事をする予定はなくても、ちょっと立ち寄って休憩したり、観光情報などを確認するのに便利なのです。

私もここで荷物を整えてから、名物の讃岐うどんを食べに行きましたよ!

Kotori Coworking & Hostel琴平のすぐ前が金刀比羅宮の表参道
Kotori Coworking & Hostel琴平のすぐ前が金刀比羅宮の表参道



「KOTOLINK biz」と和田邦坊氏のアートで仕事も旅行も満喫!

大阪・神戸→琴平直行バスは、乗車しながら独自サービスが楽しめるバス。最大の特徴は、バスの外観や車内で和田邦坊氏の世界を楽しめることと、KOTOLINK bizで車内時間を充実させられることにあります。

嬉しいのが、車内で和田邦坊氏のアートに触れることで、香川で名所やお土産を見る際に「あっ、和田邦坊のアートがあった」なんて発見できるようになること。また、車内で「到着してからどこに食べに行こう」「何を見に行こう」なんて調べるのには、KOTOLINK bizのサービスがまさにありがたいのです。

そして、大阪・神戸~琴平を直通で結んでいるのも便利。特に関西からこんぴらさん参りに行きたいときには、このルート、かなり便利です! だって、降りたらすぐに参道へ入れますからね。

どうぞ大阪・神戸→琴平直行バスで、バス旅を楽しんでくださいね。

琴平バス「大阪・神戸→琴平直行バス」

※特にリンク先ページの記載のない場合、リンクからは高速バス比較サイト「バス比較なび」にて、詳しい停留所と料金が確認できます


大阪・神戸⇒琴平
琴平⇒神戸・大阪

※取材協力/琴平バス

※本記事は、2026/08/17に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています

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この記事を書いたライター

陽月よつか

フリーライター、星空準案内人 女性

東京出身・沖縄経由・奈良在住のフリーライター。体力がなく計画を立てるのも苦手なので、ラクにのんびりの気まま旅が大好き。女性一人旅を主な目線に、知っておくと便利な方法やお得な情報、おすすめ旅スポットなどをご紹介します。書籍「全国 大人になっても行きたいわたしの絵本めぐり」(GB出版)、「はっけん!鉄道NIPPON 地図と路線で知る47都道府県」(ヴィトゲン社/PHP研究所・画像提供)

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