女性専用シートや充実設備で快適な高速バス旅が楽しめるフジエクスプレスの4列シート「新宿~伊那線」乗車記
ざっくり、こんな記事
- 東京と南信州を繋ぐ4列シートバス
- 女性専用シートや2席を使える“ひとりだけシート”もあり!
- Wi-Fi・コンセント・トイレ付きで快適
新宿と南信州を結ぶ「新宿〜伊那線」
今回紹介するのは、高速バスの「新宿~伊那線」です。このバスは、東京・新宿のバスタ新宿と長野県の伊那、駒ヶ根、飯田方面を結ぶ高速バス路線です。京王バス、伊那バス、信南交通、フジエクスプレス、山梨交通など複数のバス会社が共同で運行していて、便数が豊富で利便性が高いのが特徴です。
所要時間は交通状況にもよりますが、バスタ新宿から伊那までおおよそ3時間10分から3時間半。途中で1回、サービスエリアなどで休憩が入ります。運賃は日によって異なりますが、3,500~4,000円ほどです。
参考までに電車を利用した場合、JR新宿駅から伊那市駅までは、特急あずさで岡谷駅まで行き、そこで中央本線に乗り換えとなります。所要時間は約3時間半前後・運賃は6,000円台となっており、乗り換えも必要です。
高速バスの方が乗車時間が短く(交通状況によりますが)、さらに運賃が安くて、乗り換えがないことから人気の高いバス路線です。
今回は、フジエクスプレスの便を利用して、駒ヶ根市の駒ヶ根バスターミナルから新宿まで乗車しました。
女性専用席もありの4列シートバス
最初にバスの車内設備について紹介します。
車内は2人掛けシートが並んだ4列シートで、運転席側は11列、反対側は後ろにトイレがある関係で10列です。それでは42人乗りかというと、40人乗りです。理由は、並んだ2席を1人で使用できる「ひとりだけシート」が2人分あるからです。
4列目には女性専用シートが4席あります。こちらは人気があって、すぐに予約で埋まってしまいます。
次はシート周辺の設備について紹介します。
シートとシートの間は少し狭く感じましたが、足元にフットレストがあるので、靴を脱いで足を休ませることができました。膝を伸ばすことはできませんが、乗車3時間ほどなのでさほど窮屈とは感じませんでした。テーブルにはペットボトル用と紙コップ用のホルダーがあります。
各シートにはコンセントとリクライニングスイッチがあります。窓側と通路側では若干位置と形状が違います。リクライニングの角度はおよそ120度くらい。
フリーWi-Fiが利用でき、各シートに充電用のコンセントもあります。
大きな荷物は乗車時にバスのトランクルームに預け、手荷物は頭上の棚へ。
頭上窓際には読書灯、空調、通路側には降車ボタンがあります。
カーテンで外からの光を遮断できます。
トイレは後方に水洗トイレが設置されています。使用中は前のランプが点灯するので、使用状況がシートに座った状態で確認できます。
Wi-Fiが利用できて、充電の心配もなく、トイレもあるのなら、もうバスに乗っている間は自分の自由時間ですね。車内では、仮眠したり、ゲームをしたりと、皆さんそれぞれの過ごし方をしていました。
駒ヶ根バスターミナルからバスタ新宿へ
バスは伊那市の隣、駒ヶ根市の駒ヶ根車庫から出発します。私は次の駒ヶ根バスターミナルから乗車しました。駒ヶ根バスターミナルは駒ヶ根駅から徒歩8分ほどです。駒ヶ根駅や駒ヶ根バスターミナルの近隣エリアからは、人気観光地「中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ」までの路線バスが出ています。
駒ヶ根バスターミナルは、以前は窓口業務を実施していたり、待合室もあったりしたのですが、令和2年(2020年)の営業終了とともに閉鎖。今は発着所があるのみとなっています。
ただバス乗り場すぐ横にあるカフェ「Camp Strawberry」で座って待つことができ、わからないことも教えてもらえます。駒ヶ根市のイチゴ農家さんが運営しているカフェで、スイーツがとてもおいしいそうです。時間がなくて食べられなかったのが残念。
Camp Strawberry
16時ちょうどに出発するバスは、15時59分に到着。スマホでweb乗車券を見せて乗車しました。ここでは私以外に3人ほど乗車。
その後、一般道を走行し、宮田バス停、沢渡バス停を経由して伊那バスターミナルへ。ここで、たくさんの人が乗車してきました。高速バスですが、一般道のバス停から乗車してくるので、路線バスのようです。
伊那バス停の次は伊那インター前バス停へ。ここから先は中央道です。箕輪、辰野、川岸と、中央自動車道上のバス停で停まり、乗客を乗せます。ここまでは乗車専用であり、これ以降は乗車する人はいません。この後、ほかの席への移動が可能になりました。
17時43分には、このバス唯一の休憩ポイントである山梨県甲斐市の双葉サービスエリア(上り)へ。ここで15分の休憩です。
バスに戻って一路東京方面へ。ここから八王子バス停まではノンストップです。その後、降車専用となり、日野、府中、深大寺、三鷹と続きます。
降車の人がいる場合はそれぞれのバス停に停車しながら、終点のバスタ新宿へと到着しました。19時45分到着予定でしたが、実際には19時30分と15分も早く到着しました。
観光地・伊那の魅力
伊那といえば、実は今年の4月に伊那市高遠町の高遠城址公園にお花見に出かけて来ました。高遠城址公園の桜は「日本三大桜の名所」といわれているんですよ。タカトオコヒガンザクラという固有種の桜が、公園内に1,500本ほど植えられています。
このときは伊那市のホテルに宿泊して夜桜と朝一番の桜を見てきました。車で出かけたのですが、南アルプスと中央アルプスに挟まれているので、ぐるりと迂回しなければいけなくて、とても遠かったのを覚えています。バスなら楽に出かけることができますね。
伊那周辺にはほかにも観光スポットが多く、また蕎麦やソースカツ丼といったグルメも楽しめます。
ぜひ、高速バスを利用して出かけてみてください。
※取材協力:フジエクスプレス
※本記事は、2025/07/16に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。
さとちん
フリーライター・ブロガー 女性
出産後、子育て情報誌の編集部に9年勤め、退職後はフリーライターとして旅とグルメのジャンルを中心に取材とライティングに励む。子育てが落ち着いてから一人旅に目覚め、時間を見つけては国内各地を旅行。2020年47都道府県制覇しました。高速バスや電車代がお得になるチケット情報に目がなく、それらを活用しながら効率よく旅することを得意としています。 温泉ソムリエ、サウナ・スパ健康アドバイザー、銭湯検定4級
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