無料サービスが嬉しい日本海観光バスの「ブルーライナー北陸便」大阪・京都~金沢間の夜行バス旅レポート | 高速バス・夜行バス・バスツアーの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

乗車体験記

無料サービスが嬉しい日本海観光バスの「ブルーライナー北陸便」大阪・京都~金沢間の夜行バス旅レポート

日本海観光バスが運行する、USJ・大阪・京都と金沢・加賀温泉間の夜行バス・ブルーライナー北陸便に乗車! 4列シート車両の様子、座席周りの設備、魅力的な無料サービスなどを写真つきでご紹介します。さらに、休憩SA情報や乗車中のおすすめの持ち物情報まで詰まった乗車記です。


ざっくり、こんな記事

  • ブルーライナー北陸便は4列シートで運行
  • 女性には嬉しい「女性専用エリア」あり
  • ミネラルウォーターと歯ブラシの無料サービスが助かる!


4列シートのブルーライナー北陸便で大阪~金沢旅!

今回紹介するのはUSJ・大阪・京都と金沢・加賀温泉を繋ぐ、ブルーライナーの北陸便。大阪の湊町バスターミナル(OCAT)から金沢駅まで実際に乗車してきました!
※北陸便は、日によってUSJに停車しない便もあります

ブルーライナーは東京~大阪便や東京・大宮~名古屋便などさまざまな路線があり、シートタイプも4列と3列の2種類があります。今回乗車してきた北陸便は4列シートのみ。毎日1便が走っています。

ブルーライナー4列(日本海観光バス)
ブルーライナー4列(日本海観光バス)

ブルーライナー3列シート・4列シートの運行路線はこちら


ブルーライナー4列シート 車内の様子をチェック

乗車レポートの前に、まずは車内の様子をご紹介! ブルーライナー北陸便の車内シートは横4列×縦11列、全部で44席です。カーテンとトイレはありませんが、空気清浄機「プラズマクラスター」を搭載。

また、座席には女性専用エリアが設定されています。こちらは予約の際に「女性専用エリア」の便を指定する仕組み。

車内の様子
車内の様子

座席の間隔は、4席×11列だと狭めなのでは…と思いがちですよね。でも実際に乗ってみると、予想以上に広々としています。これは背もたれが薄型で、その分足元にゆとりがあるため。

リクライニングもしっかり倒れます。肘掛けは可動式なので、不要な人は上にあげておけばさらに座席を広々と使えますよ。

座席周りの様子。乗車時の状態
座席周りの様子。乗車時の状態
リクライニングを倒した状態
リクライニングを倒した状態

座席の足元にはフットレスト付き。前座席の背面部分にはドリンクホルダーと荷物掛けがあり、USBポートも1座席に1つ付いています。さらにゴミ袋の用意があるのも嬉しいところ。車内は無料Wi-Fiがあり、パスワード要らずでカンタンに使えますよ(ブランケットの貸出サービスは、2023年7月現在停止中)。

足元のフットレスト
足元のフットレスト
ドリンクホルダーと荷物掛けは前座席の後ろに。ゴミ袋もここ
ドリンクホルダーと荷物掛けは前座席の後ろに。ゴミ袋もここ
USBポートは1席1つ、席の傍らに
USBポートは1席1つ、席の傍らに
フリーWi-Fi登録画面。パスワードなどはなし
フリーWi-Fi登録画面。パスワードなどはなし

さらに嬉しいのが、乗客への2つの無料サービス! バス前方にはミネラルウォーターと使い捨て歯ブラシセットが置いてあり、希望する方は自由に受け取れるのです。ただし、必要以上にごっそり取っていくのはもちろんNG。車内や休憩時に使う分だけを受け取りましょう。

ミネラルウォーターサービスが嬉しい!
ミネラルウォーターのサービスが嬉しい!
使い捨て歯ブラシセットの無料サービスも
使い捨て歯ブラシセットの無料サービスも


22:10 大阪の湊町バスターミナル(OCAT)から乗車!

今回の乗車は、大阪の湊町バスターミナル(OCAT)から。出発時刻の22:10より少し早めに湊町バスターミナル(OCAT)に到着すると、夜ながら結構人通りがありました。

難波のOCAT
難波のOCAT

湊町バスターミナル(OCAT)のバス乗り場は2階。夜行バスの乗り場は事前にはわからず、バスが到着したらそれぞれの乗り場がモニターに表示されるシステムです。モニター付近にはスタッフさんが常駐しており、バス到着のアナウンスや、遅刻者の呼び出しなどをしてくれます。

今回、乗車予定のブルーライナーは出発の10分前に到着! 到着すると、モニター表示にさっと色が付くのですぐにわかります。

バスが到着すると乗り場が表示され、「乗車案内中」に切り替わる
バスが到着すると乗り場が表示され、「乗車案内中」に切り替わる

私の乗るブルーライナー北陸便は、3番乗り場。案内を確認してさっそく乗り込みます。今回の湊町バスターミナル(OCAT)からの乗車は、平日だったこともあってか、私を含めても2~3人程度でした。

バスに乗車! OCAT3番乗り場は、バスの後ろから進む形
バスに乗車! OCAT3番乗り場は、バスの後ろから進む形

無料サービスのミネラルウォーターを受け取り、座って一息ついたらバスが発車。私のときは隣席に乗客がいなかったため、悠々と足を伸ばせました!


乗車中のトイレ休憩は全部で3回

バスはこの後、大阪駅・京都駅を経て金沢駅へ向かいます。乗車バス停を過ぎるたびに簡単なアナウンスがあり、京都駅を過ぎたところで休憩予定や降車予定などの詳細なアナウンスが入りました。

アナウンスによると、取材日は降車予定の乗客がいないため、降車バス停4カ所のうち加賀温泉駅前・小松駅には停車せず、松任(まっとう)駅・金沢駅のみに停車するとのこと。そのため松任駅・金沢駅到着も少し時刻が早まり、本来金沢駅には翌5:45に到着予定のところ、この日は翌5:30に到着予定とのことでした。

アナウンス後、バスは一度消灯し、最初の休憩所へ。休憩の際には眠っている乗客のためにアナウンスはなく、車内の予備灯が点灯し、バス前方のカーテンが開くのが合図となります。出発時間はバス前方に掲示される札で確認できますよ。

最初の休憩所は滋賀県大津市の大津SA。到着は0:05頃で、出発予定は0:35。約30分とゆったりめの休憩です。

休憩時にはバス前方に札を掲示
休憩時にはバス前方に札を掲示
明るくて広い大津SAで1回目の休憩
明るくて広い大津SAで1回目の休憩

その後、2回目の休憩は滋賀県長浜市の賤ヶ岳(しずがたけ)SAで、1:45頃~2:15の約30分。3回目の休憩は福井県坂井市の女形谷(おながたに)PAで、3:20頃~3:40の約20分でした。全体的にどこのSAでもゆっくりと休憩をとるので、寝ぼけていても慌てずに済むのが嬉しいですね。

2回目の休憩は賤ヶ岳SA
2回目の休憩は賤ヶ岳SA
3回目の休憩、女形谷PA
3回目の休憩は女形谷PA

なお走行中のバス車内は消灯されますが、完全に真っ暗にはならず、小さな夜間照明が点っています。あまり気にならないタイプの人なら十分に眠れる程度ですが、眠るときに小さな灯りでも気になるという人は、アイマスクを用意するのがおすすめ。


翌5:30 金沢駅に到着!

眠る前の車内アナウンスでお知らせされた通り、松任駅に到着したのは4:55。到着5分前の4:50には車内点灯とアナウンスがありました。車外はまだ暗いけど、ちょっとだけ明るくなってきたかな…という頃合い。調べてみたら、取材日の日の出の約10分前でした。早朝の空気を満喫しました!

松任駅を出発した後、バスは再び消灯。終点となる金沢駅へは、5:25に車内点灯とアナウンスがあり、5:30に到着しました。乗務員さん、お世話になりました!

ちなみに車内座席のゴミ袋を使用した場合、そのまま車内に放置せず、ゴミ袋も持って降りましょう。

5:30に金沢駅西口ロータリーへ到着!
5:30に金沢駅西口ロータリーへ到着!

ブルーライナー北陸便は、無料サービスが嬉しいバス。ゴミ袋・ミネラルウォーター・歯ブラシと、乗車の際についうっかり忘れがちなものを用意してくれているので、荷物をなるべく減らしたい高速バスユーザーにはかなり便利です。

また、フットレストがあるうえにリクライニングがしっかりめに倒れるので、シンプルな4列シートでも体を休めやすくなっています。4時・5時台の早朝に到着するのも、朝から予定を組みたいときには便利なポイント。

ではでは、ブルーライナー北陸便で、バス旅を楽しんでくださいね。

※本記事は、2023/08/15に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

  • この記事を書いたライター

    陽月よつか

    フリーライター、星空準案内人 女性

    東京出身・沖縄経由・奈良在住のフリーライター。体力がなく計画を立てるのも苦手なので、ラクにのんびりの気まま旅が大好き。女性一人旅を主な目線に、知っておくと便利な方法やお得な情報、おすすめ旅スポットなどをご紹介します。書籍「全国 大人になっても行きたいわたしの絵本めぐり」(GB出版)、「はっけん!鉄道NIPPON 地図と路線で知る47都道府県」(ヴィトゲン社/PHP研究所・画像提供)

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