ビジネスシートにする? それともクレイドルシート? ジェイアール東海バスの高速バス2種の2階建て車両を紹介 | 高速バス・夜行バス・バスツアーの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

お役立ち

ビジネスシートにする? それともクレイドルシート? ジェイアール東海バスの高速バス2種の2階建て車両を紹介

ジェイアール東海バスの高速バスは、愛知と関東、関西、四国などを結ぶ路線で運行されています。バスの種類は一般的なハイデッカーや2階建てなど全部で4種類。こちらの記事では、人気の高い2階建てバス2種類のシートを各2タイプ紹介します。ビジネスシートやクレイドルシートなどを解説!


目次


ジェイアール東海バスの2階建て車両を紹介!

ジェイアール東海バスは、愛知と関東、関西、北陸、中国・四国方面を結ぶ高速バスを運行しています。今回紹介する2階建て車両は2種類。

1つは1・2階席ともに3列独立シートの三菱ふそう・エアロキングです。2階席の前方6席は、ゆったりとした空間でくつろげるビジネスシートなんですよ。

エアロキング外観
エアロキング外観

もう1つはスカニア・2階建て車両。1階席は通常の4列シートで、2階席は快適さを得られると評判の3列独立シート「クレイドルシート」です。

スカニア・2階建て車両
スカニア・2階建て車両

どの車両もフリーWi-Fi、トイレ完備です。トイレは車両1階の中ほどにあります。
夜行便には1枚ずつ個包装されたブランケットの貸し出しサービスも。

ブランケットのサイズは縦110cm×横130cm
ブランケットのサイズは縦110cm×横130cm
ブランケットは座席が包めそうな大きさ
ブランケットは座席が包めそうな大きさ

Wi-Fiのご案内.JPG
Wi-Fiのご案内


エアロキング・3列独立シート(ビジネスシート)

まずはエアロキングのビジネスシートをご紹介。
外観は白×青の2色で、車体には大きくツバメマークがデザインされています。

エアロキング外観
エアロキング外観

エアロキングの車内の様子は動画でも撮影してきました。


乗降口は車両のやや後方寄りに。2階席へは乗降口付近にある階段から上ります。

乗降口
乗降口
2階へ上がる階段
2階へ上がる階段

エアロキングのシート配列は、乗降口側からA列、B列、C列の横3列。2階席は全27席あり、その中で前方2列6席がビジネスシートです。

車内後方から前方を見たところ
車内後方から前方を見たところ
 

昼行便で最前列に座れば、遮るものがないので車窓風景を存分に楽しみながら移動できます。

視点が高いので眺望が良い!
視点が高いので眺望が良い!

ビジネスシートの特徴はなんといっても、その広さ! 通常の縦3列分のスペースを使って2列配置しているため、足元広々で余裕があります。

前の座席に座っている方がリクライニングを思いっきり倒しても、狭さを感じることなく過ごせますね。

ゆったりとした前後間隔
ゆったりとした前後間隔

166センチの筆者ものびのび
166センチの筆者ものびのび

また、これの有無でリラックス度合いが変わるレッグレストは大型タイプ。レッグレストとオットマンとを合わせて使えば、脚を真っすぐ伸ばせますね。

ビジネスシートのレッグレストとオットマン
ビジネスシートのレッグレストとオットマン

ビジネスシートではB列とC列の間に座席間の仕切りカーテンがあります。「A列とB列の間に、座席の仕切りはないの?」との心配はご無用。座席と座席の間には、厚めのパーテーションが付いています。
さらにパーテーションと座席の間には、リクライニングを倒してもプライバシーが保てるように仕切り布が。ヘッドレストの枕は可動式です。

ビジネスシート間のパーテーション
ビジネスシート間のパーテーション
A列とB列の間は仕切り布付き
A列とB列の間は仕切り布付き

コンセントは座席脇に。テーブルは窓際席(A列、C列)なら壁側に、中央のB列なら肘掛けに収納されています。読書灯は窓際席は座席上部に、中央席は前の座席に付いています。

コンセントは座席脇
コンセントは座席脇


エアロキング・3列独立シート(スタンダードシート)

エアロキングは2階席前方のビジネスシート以外、すべて3列独立シートです。座席数は1階席が6席で、2階席は21席。さらに1階の乗降口付近には、1台分の車椅子スペースが設けられています。

もちろんレッグレスト、フットレスト付き! 隣席との間が離れているので、仕切りカーテンは付いていませんが、ゆったりくつろげます。

2階3列独立シートの座席
2階3列独立シートの座席
3列シートのヘッドレスト
3列シートのヘッドレスト

座席周辺の設備は、前の座席に網ポケットとフック、読書灯、降車ボタンがあり、ドリンクホルダーは足元付近にあります。コンセントは座席脇に。移動中にスマホやデジカメなどの充電はバッチリ!

3列シートの座席周り
3列シートの座席周り
コンセントは座席の脇
コンセントは座席の脇

トイレは乗降口付近にある階段そばに設置されています。

トイレは階段のそばに
トイレは階段のそばに

エアロキングの運行便

エアロキングの2階建て車両に乗れるのは、以下の便です。

東京発 名古屋発
【昼行】新東名スーパーライナー 7号 10号
【夜行】ドリームなごや 1号 2号

※2023年1月時点の運行便です

「バス比較なび」にて、詳しい停留所と料金が確認できます。リンク先のページでは必要に応じて「逆区間」のボタンをご利用ください。


スカニア・3列独立シート(クレイドルシート)

次にスカニア・2階建て車両の3列独立シート「クレイドルシート」をご紹介。

外観は白×青の2色でエアロキングに似ている感じです。車体にはもちろんツバメマークが描かれています。乗降口は車両のやや後方寄りにあり、2階席へ上る階段は右側に設置されています。

スカニア・2階建て車両
スカニア・2階建て車両

スカニア・2階建て車両の座席配列は、2階席が3列独立シートで、乗降口側からA列、B列、C列の順で全29席。全席クレイドルシートです。

クレイドルシート

2階席の特徴は、なんといっても全席クレイドルシートなこと!

リクライニングシートを後方へ倒すと、その動きに座面が連動し前にスライドするんです。そのため深くゆったりと、ゆりかごに包み込まれるような感覚を体験できます。ヘッドレストには可動式枕、各座席には仕切りカーテンが付いています。

(左側)リクライニングを倒した状態、(右側)通常時の状態
(左側)リクライニングを倒した状態、(右側)通常時の状態

リクライニングを倒すと座面が前にスライドします
リクライニングを倒すと座面が前にスライドします

足元にはフットレストもありますよ。

足元は身長166センチの筆者だとこのくらい
足元は身長166センチの筆者だとこのくらい

座席周辺の設備は、基本的に前の座席に網ポケットとフック、読書灯、降車ボタンが付いています。読書灯は窓際席の場合、座席上部です。

座席周辺の設備
座席周辺の設備
充電用USBポートは座席脇に
充電用USBポートは座席脇に

USBポートとドリンクホルダーは座席脇です。

ドリンクホルダーも座席脇
ドリンクホルダーも座席脇


スカニア・4列シート

スカニア・2階建て車両の1階席は4列シートで、乗降口側からA列、B列、C列、D列の全10席。B列とC列の間が通路になっています。またエアロキングと同じく、1階の乗降口付近には1台分の車椅子スペースも。

1階席 前から後方を見たところ
1階席 前から後方を見たところ

乗降口の様子 1階席とトイレの間にカーテンがあります
乗降口の様子 1階席とトイレの間にカーテンがあります

1階席の一部は女性専用席になっています。
「隣の席に座るのは女性? それとも男性?」と気になる方には、嬉しい配慮ですね(筆者は嬉しいです)。

リクライニング角度は、深くもなく浅くもない印象です。肘掛けは移動しやすいように下げることが可能。衣類などが引っ掛かりにくい、と好評です。

なお、レッグレストとフットレストは付いていません。

(手前)リクライニングを倒した後(奥)倒す前
(手前)リクライニングを倒した後(奥)倒す前

1階席の座席周辺設備はこちら。
前の座席に網ポケットとフック、USBポートが付いています。読書灯と降車ボタンは座席上部に。

座席周辺の様子
座席周辺の様子

トイレは1階席の後方、乗降口付近にある階段そばにあり、内部はコンパクトながら使いやすく設計されています。

トイレは階段のそばに
トイレは階段のそばに

スカニア・2階建て車両の運行便

スカニア・2階建て車両に乗れるのは、以下の便です。

東京発 名古屋発
新東名スーパーライナー 9号 12号
ドリームなごや 3号・4号 7号・10号

※2023年1月時点の運行便です

「バス比較なび」にて、詳しい停留所と料金が確認できます。リンク先のページでは必要に応じて「逆区間」のボタンをご利用ください。

※設備は都合により変更されることがあります
※繁忙期などの増発便、車両の整備点検により異なる車両タイプの運行となる場合があります
※紹介している車両は、ジェイアール東海バスの担当便で運行されます。他のバス会社と共同運行している路線は、乗車日によって車両が異なります

シートで選んでも良し。出発時刻や到着時刻で選んでも良し。
ジェイアール東海バスの2階建てバスで、快適な移動をお楽しみくださいね。


※本記事は、2023/01/27に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

  • この記事を書いたライター

    麻生のりこ

    旅行ライター 女性

    静岡県在住。高速バスへ乗る度に懐かしさを感じている元バスガイド。旅先では西洋館めぐりとマンホールの蓋探し、パワースポット参拝が大好き。旅のスタイルは、ひとり旅・女子旅・姉妹旅・家族旅が主。夢は桜前線とともに北上し、初夏から初秋までを北海道で過ごして紅葉前線とともに南下することです。

    このライターの記事一覧
    このライターの最新記事
    関連キーワード

    注目PICK UP

    最安値価格情報(高速バス片道)

    区間 9月 10月
    2,000円 2,000円
    2,000円 2,000円
    1,400円 1,680円
    870円 870円
    1,800円 2,000円
    300円 300円
    9,000円 8,800円
    8,000円 8,000円
    7,000円 7,000円
    10,500円 10,500円
    2,000円 2,000円
    2,000円 2,400円
    2,860円 4,300円
    1,900円 1,900円
    4,300円 4,300円
    5,000円 5,000円
    3,600円 3,600円
    2,300円 2,300円
    3,800円 3,500円
    500円 500円
    1,200円 1,200円
    4,200円 4,200円
    3,000円 3,000円
    5,400円 5,400円
    5,890円 5,890円
    8,100円 8,100円
    8,100円 8,100円
    4,400円 4,600円
    4,200円 4,600円
    6,200円 6,100円
    5,400円 5,800円
    8,900円 8,800円
    その他の路線を見る

    週間ランキング9/18~9/24のアクセス数ランキング

    さらに表示

    さらに表示

    さらに表示

    最新記事

    人気の記事まとめ

    主要バスターミナル周辺ガイド

    さらに表示

    個室型夜行バスも! 豪華・高級バス!

    さらに表示

    最新情報をSNSでチェック!

    バスとりっぷは、バス比較なびが運営する、あなたのバス旅行を応援するサイトです。

    ページトップへ