どんな会社? 福井県の「京福バス」を事業者訪問。会社沿革と運行車両を一部紹介【バスラマNo.189】
バスラマNo.189のバス事業者訪問では福井県の京福バスを取材した。京福バスは、福井市内を中心に県内北部の広いエリアに路線網を持ち、地域の足として、また観光地へ行く訪問客の重要な足としての役割を果たしている。
- 2022.03.04
- バスラマインターナショナル
福井県内を運行する京福バス
「京福」と聞くと京都の市街地と嵐山などを結ぶ京福電鉄(嵐電)を思い起こす方もいるかと思う。また京福バスのベージュとマルーンの外装は京都バスと共通だが、これらは元々同じグループであった。
この経緯は本誌で詳解したが、京福バスはかつて丸岡バスと称し、1963年に京福電鉄の傘下になった。さらに京福電鉄(福井支社)が直営していたバス事業の譲渡を受け、2000年に京福バスとなった。だが鉄道線を運行していた京福電鉄(福井支社)は、その直後に重大事故を続発し、結果、第3セクターのえちぜん鉄道として再発足したことで資本関係は断たれ、京福バスは嵐電を運行する京福電鉄の子会社として現在に至っている。
現在の京福バスは福井市以北の「嶺北」が主体で、県庁所在地の福井市のほか、坂井市、大野市、あわら市、勝山町、永平寺町などをエリアとする。また永平寺、東尋坊、芦原温泉、一乗谷朝倉遺跡、勝山市の恐竜博物館など観光地も多く擁する。
福井市とこれらを結ぶ路線のほか、都市間高速バスは東京・京都・大阪・名古屋方面に展開するが、現時点ではいずれもコロナ禍の影響を強く受けている。多くの自治体でコミュニティバスを受託するのも特徴のひとつである。
京福バスの運行車両・沿線風景
京福バスの車両は日野が過半数を占める。大型車は幹線やラッシュ時間帯の輸送を担っている。
路線全域では中型車の比率が高い。京福バスの中型車のノンステップ化は日産ディーゼル車が先駆けとなった。
以下は名刹・永平寺で待機する永平寺口駅行の中型バス・日野レインボーⅡ。
今回のバス事業者訪問・京福バスは、ご担当者への取材、車両アルバムに加え、京福バスの旅(東尋坊/一乗谷朝倉氏遺跡)などを掲載した。
またその他の記事として、三菱ふそうローザ2021年モデル試乗、電気バスの最新情報(電気バス&充放電システムの最新技術、奈良県での電気バス実証運行ほか)、第7回バステクin首都圏の最新車両&機器用品、低公害バスの系譜をたどる(ハイブリッドバス第1回)、あの頃のバス・町と人びと、その暮らし(奈良交通&伊那バスのボンネットバス)など、多彩な記事を用意した。
ぽると出版「バスラマNo.189」
【税込定価】1,498円(本体1,362円+税10%)
【サイズ】A4判 96ページ
【書籍コード】978-4-89980-189-4
【概要】
・バス事業者訪問234 京福バス
・【試乗レポート】登場!三菱ふそうローザ2021年モデル
・【イベント】第7回 バステク in 首都圏に登場した車両&機器
・【寄稿】100年に一度のエネルギー変革は商用EVから始まる!〈後編〉
・【レポート】奈良交通がアルファバスECITY L10を実証運行
・【レポート】1運行26Km 国内最長クラスの自動運転バス 埼玉県深谷市で営業運行中
・【短期連載】低公害バスの系譜をたどる 第1回 ハイブリッドバス その1
・【短期連載】あの頃のバス 渡邉嘉也さんの写真帖から
・粒よりの最新レポート、連載ほか
ぽると出版HP
※本記事は、2022/03/04に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。
バスラマインターナショナル
バス専門誌
バスラマインターナショナル(通称バスラマ)は、1990年に創刊した、隔月刊のバス専門情報誌です。毎号、日本国内にとどまらず、世界の様々なバス関連情報を、バスに関わるすべての方々にお届けしています。
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区間 | 4月 | 5月 | |
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11,400円 | 4,500円 | ||
11,400円 | 8,000円 | ||
3,000円 | 3,000円 | ||
2,800円 | 2,800円 | ||
2,800円 | 2,800円 | ||
12,200円 | 4,500円 | ||
11,400円 | 8,000円 | ||
1,400円 | 1,400円 | ||
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