登山デビューはバスツアーで! おすすめツアーから服装、コース難易度、催行シーズンを解説 | 高速バス・夜行バス・バスツアーの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

by バス比較なび

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登山デビューはバスツアーで! おすすめツアーから服装、コース難易度、催行シーズンを解説

ウォーキング・ハイキング・トレッキング・登山ができるバスツアーは、春~秋シーズンで開催されています。自分で登山ルートを調べ、交通手段を手配して登山へ行くのはなかなかハードルが高いもの。登山デビューをしたい方は、まずバスツアーで参加してみるのはいかがでしょう?

目次


バスツアーでハイキング・登山に行くメリット

ハイキング・登山バスツアーは初心者、上級者問わず、メリットがたくさんあります!

■山までバスで移動できる

自分で行く場合、往復の交通手段を調べ手配しなければいけません。車で行く場合でも駐車場を探すなど事前準備が必要です。対してバスツアーは、集合場所へ行けばバスで登山口まで移動できる点がとてもラク!

ツアーによっては観光地やお土産屋に立ち寄れたり、下山後に温泉へ行けたりするツアーもあります。

■自分の体力にあう山選びが簡単にできる

ハイキングや登山に行ってみたいけれど、どんな山を選べばいい? 体力が心配…といった方もいますよね。バスツアーではコースの難易度が記載されているツアーもあるので、まずは入門コースから、というように自分の技術や体力にあったコースが選びやすいです。

■ガイドさんが同行する

ハイキング・登山バスツアーにはコースや参加者の人数によって、ガイドさんが同行します。1人で行くのが心配な方も、登山のプロが同行してくれると安心ですね。


ウォーキング・ハイキング・トレッキング・登山の違い

ハイキング.jpg

バスツアーには、主にウォーキング・ハイキング・トレッキング・登山のツアーがあります。
それぞれの違いは、ざっくりと以下のように分けられます。

■ウォーキング

ウォーキングは整備された平坦な道を歩きます。歩行時間は約2~5時間以内。体力に自信がない方や年配の方も参加しやすいツアーです。

■ハイキング

ハイキングは自然の中や、標高があまり高くない山道などで景色を楽しみながら歩けます。自然を感じたい方や、登山よりかは手軽に参加したい方向けです。ハイキングコースは細かく難易度が分けられているので、初めて参加する方でも安心。

■トレッキング・登山

トレッキングと登山は同じような意味で使われることがありますが、登山は山頂を目指すことを目的としています。トレッキングは山の景色を楽しみながら山歩きすることを言い、難所を登ることはなく、軽めの登山といったイメージです。

自然の景色を楽しみながら歩く点では、トレッキングとハイキングは似ていますが、ハイキングは山に限らず、ある程度整備された場所を散策します。対してトレッキングは山を歩くので、標高が高い急勾配の道も歩きます。

ハイキング・登山バスツアーの催行時期は?

ハイキング・登山バスツアーのシーズンは4月~11月頃です。登山が許可される開山期間は春~秋頃がほとんどなので、バスツアーもこの期間に開催されます。

季節によって変わる山々の風景を楽しめるのがハイキング・登山の良いところ! 春は桜などの花々を鑑賞でき、夏は新緑の季節、秋は色鮮やかな紅葉といったように自然を満喫できます。

ちなみに富士山の登山道5合目~山頂の開山期間は、例年7月上旬~9月上旬。2021年の開山期間は、山梨県側の吉田ルートは7月1日〜9月10日、静岡県側の須走ルートや御殿場ルート、富士宮ルートは7月10日〜 9月10日でした。

ハイキング・登山コースの難易度

ハイキング・登山コースに対して、各社基準の難易度を設定していることがあります。標高差や歩行距離、歩行時間を確認し、自分の体力に合ったレベルのコースを選ぶと良いです。

以下はクラブツーリズムで基準としている難易度です。あくまでも目安なので、初級の範囲内であってもルートによっては難易度が高く設定されていることもあります。

ハイキングの難易度

歩行時間 標高差
ミニハイキング 2時間以内 100m未満
入門 3時間以内 100m未満
初級 2~5時間程度 100m以上
中級 5時間以上 100~300m未満

中級は軽めの登山を含む本格的なハイキングなので、初心者の方はミニハイキング~初級レベルで様子を見て参加するのが良さそうですね。

クラブツーリズムの「ハイキング」バスツアーを検索する


登山の難易度

歩行時間 標高差
入門 4時間以内 500m未満
初級A 4時間以上 500m以上
初級B 5時間以上 500m以上
中級A 6時間以上 700m以上
中級B 7時間以上 700m以上
上級 5時間以上 500m以上

中級が「歩行時間:6時間以上、標高差:700m以上」に対して、上級は「歩行時間:5時間以上、標高差:500m以上」ですが、上級は岩場・鎖場・ハシゴなどの難所や沢などの悪路、自炊・無人小屋利用の長期縦走などがある熟達者向けコースです。

クラブツーリズムの「登山」バスツアーを検索する

登山中級以上のツアーは年齢制限があります(登山上級レベル:満70歳まで、登山中級レベル:満75歳まで)。また登山上級は、クラブツーリズムの「体力判定ツアー」に参加し「登山パスポート」を取得している方が参加できるコースです。

その他の旅行会社でも、難易度を分けて参加者を募集しています。各社のツアー要項をご確認ください。


ハイキング・登山バスツアーに参加する際の服装・装備

登山服.jpg

ウォーキングは、動きやすい服装とスニーカーで参加すればOKです。日差しがきつい時期は日焼け止めや帽子なども持参すると良いですね。

ハイキング・登山に参加する場合は、服装・装備を準備する必要があります。
基本は以下のようなものを揃えます。

服装

山では体温調節がしやすいように、重ね着できる服装にするのがおすすめです。汗で体が冷えないように吸湿・速乾性のある肌着、保温力のあるフリース、防水性のアウターなど。

登山靴

標高が低い山を登る際はローカットのシューズで良いですが、コースによっては足首まで保護されるミドルカットのシューズがベスト。防水仕様のものを選ぶと良いです。

リュックサック

両手が使えるリュックサックを用意しましょう。日帰りの場合は20~30Lの収納サイズが推奨されています。

雨具

雨具は上下分かれたセパレートタイプがおすすめ。上からも下からも雨を防げます。傘は片手が使えなくなり、風にあおられたり、通り過ぎる人に当たったりするためNGです。

携帯食

長時間歩くので、エネルギーチャージ用に歩きながら食べられるチョコレートやナッツ、ようかんなどを用意しておきましょう。

その他、飲み物や昼食、帽子、日焼け止め、保険証、ゴミ袋なども用意しておくと良いです。

登山コースによって服装・装備するものは変わりますが、持ち物は各ツアー要項に記載されていることが多いです。予約後に送られるツアーパンフレットに詳細が書かれていることもあるので、事前に確認し準備してくださいね。


全国のハイキング・登山バスツアー

ハイキング・登山バスツアーは全国で開催されています。
以下では関東・中部・関西エリアから出発するバスツアーの一部を紹介します。

関東発

関東発は関東近郊・北陸・甲信越方面へ行くバスツアーが多くあります。関東近郊では群馬県~福島県間の尾瀬ヶ原や栃木県の那須・茶臼岳へ行くツアーがあり、ハイキングや登山後にひとっ風呂浴びられるツアーも多いです。

尾瀬ヶ原
尾瀬ヶ原

関東発の登山・トレッキング・ハイキングバスツアー

中部発

愛知県からは北陸・甲信越・関西方面のバスツアーが開催されています。ハイキングのバスツアーには、阪急交通社の「東海道五十三次・街道を歩く」シリーズがあり、シリーズ全26回を通して、東海道五十三次の約492kmを歩けます!

宮の渡し公園
宮の渡し公園

無線イヤホンを付け、地元ガイドさんか歴史ガイドさんによる街道の歴史について説明を聞けるので楽しく歩けそうですね。全26回に分けられたツアーですが、1回のみの参加でもOKです。

中部発の登山・トレッキング・ハイキングバスツアー

関西発

関西発のバスツアーは、関西周辺のほか北陸・甲信越方面のツアーが多くあります。関西周辺では初心者に優しい日帰りツアーや奈良県の日本百名山「大台ケ原」を登るツアーなど、多くのツアーがあります。

女性限定の「ウーマウンテン」といった登山ツアーもあるので、女性ひとり参加でも気軽に参加できます。

大台ケ原.jpg
大台ケ原

関西発の登山・トレッキング・ハイキングバスツアー


その他のエリアからもハイキング・登山のバスツアーは開催されています。
どんなツアーがあるか、以下で出発地を変更し検索してみてくださいね。

※本記事は、2022/03/22に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

  • この記事を書いたライター

    バスとりっぷ編集部

    なかのひと 

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