お得な割引もあり! JR東日本・JR北海道・JR西日本の新幹線チケットレスサービス「新幹線eチケット」での予約・購入方法
新幹線のチケットレスサービスは、以前はモバイルSuicaの会員が利用できる「モバイルSuica特急券」として提供されていました。モバイルSuicaの利用には、Felica対応のスマホが必要で、会員になるにはビューカードを登録するか、もしくはビューカード以外のクレジットカード情報の登録&年会費が必須でした。
しかし、2020年3月、気軽にチケットレスサービスを利用できる「新幹線eチケット」がスタート。JR東日本・JR北海道のチケット予約サイト「えきねっと」かJR西日本のチケット予約サイト「e5489」からSuicaなどのICカード情報を登録のうえ新幹線の予約をすると、ICカードを使い東北・北海道、上越、北陸、山形、秋田の各新幹線にチケットレスで乗車できるサービスです(東海道・山陽新幹線と山陽・九州新幹線は、eチケット対象外)。
手数料や会員費などもかからず利用でき、チケットレスの利便性がグンとアップしました。
また、「新幹線eチケット」で予約をすると、指定席の場合は、通常料金より200円引きで購入できます。さらにえきねっとでは、「トクだ値」という早期予約割引サービスが利用できる便もあります。
「新幹線eチケット」の利用方法
今回はえきねっとでの「新幹線eチケット」の利用方法を紹介します。
1)えきねっとの会員登録をする
まずはえきねっとの会員登録が必要です。氏名や住所、連絡先などの他に、チケットの購入にはクレジットカード情報、乗車日までにSuicaなどのICカード情報(モバイルSuicaもOK)の入力が必須です。
2)申し込み
会員登録後、「きっぷ予約」「JRきっぷ申込」などのページからログインします。ログイン後、PCからは乗り継ぎのない新幹線の予約であれば「指定席」、スマホからは「JR券申込」をクリックします。
次の画面で利用予定の新幹線を選び、乗車日・出発時刻・利用区間を選択・入力します(※東海道・山陽新幹線と山陽・九州新幹線は、eチケット対象外)。
該当する便が一覧で表示されます。希望の便と、座席の種類(自由席、指定席、グリーン席)、「新幹線eチケット」かきっぷで乗車かを選択できるので、ここで「新幹線eチケット」を選択します。また、「新幹線eチケット」では、「トクだ値」と表示されていれば早期割引としておおよそ5~35%割引率(最大半額)でチケットの購入もできるので、その場合は希望の便の「トクだ値」を選ぶと安く予約できます。
「トクだ値」のチケットは申し込んだ新幹線のみに有効です。乗り遅れた場合、乗車券部分は当日に限り有効ですが、特急券は別途新たに購入が必要になります。また、出発時刻を過ぎ、利用しなかったチケットの払い戻しはありません。 えきねっと「トクだ値」に関する注意事項にて、ご確認ください。
次に、人数を入力します。「新幹線eチケット」でも、6名分までまとめて予約・購入できます。その場合は、人数分、それぞれのICカード情報の登録が必要です。また、座席指定を希望する場合はこのページで座席指定し、「以上の内容で申込」をクリックします。
申し込み内容の確認画面になるので、問題なければ「同意して申込を続ける」をクリックします。
「申込結果の確認」と再度申し込み内容が表示されます。確認して問題なければスクロールした下部の「購入手続きへ進む」をクリックします。まだ購入確定ではありません。
ICカード登録画面になります。ICカード情報を登録し、次へ進みます。もしICカード情報が分からない場合は、「今は登録しない」にチェックを入れ、予約完了後に後日(乗車前まで)登録することも可能です。
以下が申し込み内容の最終確認画面です。
スクロールすると注意事項が表示されるので、確認後、購入ボタンをクリックすれば手続き完了です。「新幹線eチケット」はここでクレジットカード決済されます。
通常のきっぷはインターネット予約でも駅の窓口や券売機で受け取りが必須ですが、「新幹線eチケット」はその必要がありません。また、乗車券と特急券が一体になっており、登録したSuicaを自動改札口にかざすだけで乗車できます。
「新幹線eチケット」のメリット
新幹線eチケットには以下のメリットがあります。
・「トクだ値」で通常よりもおおよそ5~35%割引(期間限定で最大半額も)の料金で購入できる
・チケット予約後、窓口や発券機できっぷを受け取らなくて良い
・チケットを無くしたり忘れたりする心配がない
また、「新幹線eチケット」に限らず、えきねっとは、予約内容の変更や払い戻しの手続きもサイト上で可能なのでとても便利。Suicaなどにチャージ可能なポイントが貯まるなどのメリットもあります。
「新幹線eチケット」のデメリット
たくさんのメリットがある新幹線eチケットですが、一点気をつけたいのが、乗り継ぎなどを利用する場合。新幹線eチケットでは、「東京都区内」などの特定都区市内制度(「東京都区内」「〇〇市内」などの記載があり、そのエリア内であればどの駅からでも乗車や下車できる制度)が適用にならないので、新幹線eチケットと在来線を乗り継いで利用する場合は、通常のきっぷでの金額を上回ることがあります。乗り継ぎをする場合は事前に料金を確認しましょう。
スマホで新幹線チケットの購入手続きが完結できる「新幹線eチケット」。新幹線利用がよりスムーズになりますね。
※本記事は、2020/03/26に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。
バスとりっぷ編集部
なかのひと
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